自由研究にも絵日記にもってこい!「橿原市こども科学館」

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こんにちは。 奈良本店の奥田です。 暦では立秋の時期ですが、まだまだ強い日差しがジリジリと照り付けていますね。 エアコンの効いた室内でも熱中症になりかねないので、こまめな水分補給を心掛けてくださいね。 さて、素敵な夏休みもそろそろ中盤。 計画的に宿題を片付けていらっしゃるお子さまも、慌ててとりかかっていらっしゃるお子さまも必見です。 お子さまも親御さまも一緒に驚いてはしゃいで、しかも自由研究や絵日記にもってこい! そんな素敵な施設をご紹介いたします。 鞄工房山本から車で10分~15分。「橿原市立かしはら万葉ホール」という文化館の中にあるこの施設。

誰でも物知り博士になれちゃう科学館

入り口の画像 小学4年生~5年生の理科を主体としている科学施設「橿原市立こども科学館」。展示物は「触れる」「体験する」「実験する」を基本としています。もちろん小さなお子さまや、大人でも楽しめる工夫が施されていますよ。 ゲートの画像 近未来なゲートをくぐって、さぁいざ出陣! まず目に飛び込んでくるのはカラフルな展示物たち。まるでおもちゃ箱のよう!「どこから回ろう」とワクワクしてしまうほど楽し気な雰囲気であふれています。 こちらの施設は宇宙に行ったような体験ができる「スペースシップシミュレーター」を中心に、

・「宇宙への旅立ち」

・「力」

・「電気と磁石」

・「光と音」

・「くらしの環境」

の5つのゾーンに分かれています。 せっかくなので、私が特に印象に残った3つのゾーンをご紹介いたします。

宇宙への旅立ちゾーン

まずはこちら。遠く離れた無限大な「宇宙」について学べるゾーン。 空気ロケットの画像 宇宙についての画像 惑星の大きさを分かりやすく比較できたり、ペットボトルでロケットの打ち上げが体験ができたりします。 知っているようで知らないことが宇宙にはたくさん秘められているようです。 こちらの施設で一番インパクトのある「スペースシップシミュレーター」は男の子にも女の子にも大人気。 スペースシップシミュレーターの画像 惑星の基地から飛び立つ宇宙飛行船を操縦してさまざまなミッションをクリアしながら地球を目指します。 臨場感あるアナウンスにワクワクが止まりません。

電気と磁石のはたらきゾーン

お次は暮らしの中でいろんな働きをしている「電気と磁石」の原理を学べるゾーン。 電気と磁石のはたらきゾーンの画像 私たちがつくっているランドセルにも磁石が使われていることをご存知ですか。実はランドセルの錠前が閉まりやすいように磁石の力が誘導してくれているのです。他にも、電気は真っ暗な部屋を明るく照らしてくれたり、扇風機を回して部屋を涼しくしてくれます。 このように電気や磁石の力は日常生活で必要不可欠なのです。 電気をつくる展示物の画像 電気回路の画像 そんな電気と磁石の働きを学べるのがこちらのゾーン。 近くにいたお子さまと一緒にこんなゲームで盛り上がりました。 電磁気タワーの画像 ボタンを押すと、土台に一定時間電気が流れ、磁石の力が働き「重力を感じない積み上がり方」が可能になるという体験型の展示物。 電気が止まるとバラバラと崩れてしまうため、時間内にどれだけ高く積めるか、夢中になってしまいました。 この展示物で仲良くなったお友達同士が「よーいドン!」の掛け声と共に一斉に積み上げていらっしゃる姿も大変微笑ましかったです。

光と音の性質ゾーン

最後は身近な存在なのに実態のつかみにくい「光と音」を分かりやすく学べるゾーン。 音ゾーンの画像 光ゾーンの画像 遠くにいる人に声が届く電話の仕組みはどうなっているのか。 管楽器はどうやって音がでているのか。 影法師を空に移す影送り(ちいちゃんのかげおくりは今でも教科書に載っているのでしょうか。)はどういう原理で見えていたのだろうか、とふと思い出したりも。 1つ知れば、また1つ疑問が浮かび上がり、学びたい意欲がふつふつと湧き上がる。そんなゾーンです。 パイプの画像 エコーチューブの画像 影の画像 この中で私たちが大興奮したのがこちら! パラボラの画像 壁側にくぼみがあり、その中央には丸い鉄の枠がある「パラボラ」と呼ばれる展示物。少し離れたところに同じものが並べられています。このパラボラに向かって話しかけると、反対側のパラボラにいる人に声が届くのだそう。 「向かい合わせならまだしも、向こう側を向いた人の声がこちらに届くのだろうか……。」 半信半疑になりながら恐る恐る小声で話しかけると。 パラボラに話しかけた画像 な、なんということでしょう! 離れた後方にいるはずの人が、まるで私の耳元で囁いてきているようではありませんか。驚きのあまり、大人2人で子どものように大盛り上がり。パラボラアンテナは放送や通信の電波の送信・受信にも使われているそう。このような面白い仕組み、つい人に自慢したくなります。ぜひ、ぜひ、実際に体験していただきたい展示物です。この夏一番の驚き体験でした……。

イベントで盛り上がる科学館

ご紹介させていただいた5つのゾーン以外にも、様々な科学現象を実験しながら先生が優しく解説してくださる「実験工房」と、大画面で科学に関するさまざまなソフトの上映をしている「シアタールーム」などもあります。 他にも夏休みイベントが盛りだくさんです。 イベント詳細画像 液体窒素の実験教室やスライム工作、プラネタリウムは全日開催しているイベントです。宇宙を題材にした貯金箱工作と、バルーンショーは日が限定されているので要チェックです。 開催日や定員もございますので、詳しくはこちらのWebサイトをご覧くださいませ。 こちらの科学館で学んだことは自由研究に生かせますし、ご家族で過ごされた思い出はきっと絵日記の1ページを飾ることと思います。 ぜひご都合がよろしければ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

スタンプラリーでお得に楽しく思い出作り

なんと、橿原市の博物館ではスタンプラリーが開催されています。 橿原市昆虫館橿原市立こども科学館歴史に憩う橿原市博物館。 この3館のうち、いずれか2館のスタンプを集めると、残り1館は無料で入館できます。 スタンプラリーの画像 せっかくのお休み、たくさんお出かけされる方には大助かりですね。 こちらは2018年1月5日~12月26日まで実施されているそうなので、夏休みを逃されたお客さまもまた機会があればいかがでしょうか。(3館目無料入館の有効期限は、2019年12月26日まで。但し昆虫館のみ12月27日まで。)

楽しく学べるこども科学館

体を使いながら遊べる科学施設、「橿原市立こども科学館」はいかがでしたでしょうか。身近で当たり前になっている物事について、学びたいと思うきっかけづくりはなかなか難しいかと思います。 その知りたい!と思う気持ちを一押ししてくれるのがこの施設の魅力です。親子で驚いて、関心して、疑問を高めるのは最高のコミュニケーションだと思います。 ぜひ、山崎直子宇宙飛行士も訪れたこの科学施設で、夏休みの最後の思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。 宇宙服の画像 橿原市立こども科学館がある「橿原市立かしはら万葉ホール」の5階にはレストランもあります。 遊び疲れてお腹がすいたときにはそちらもおすすめです。 橿原市立こども科学館 〒634-0075 奈良県橿原市小房町11番5号 TEL 0744-29-1300 開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで) 休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月27日~翌年1月4日まで) 入館料 大人410円、学生300円、小人100円 (毎週土曜日は橿原市内在住の中学生までの方、または橿原市内に通学されている中学生までの方は、無料で入館していただけます。住所と年齢を確認できるものをご提示をお願いいたします。) 交通アクセスなど、詳しくはWebサイトをご覧くださいませ。

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