山本の原点「親から子へ、想いをつなぐ」

ランドセルと家族の記念写真

親から子へ想いをつなぐ、想い出のランドセル

ランドセルと家族の記念写真
ランドセルと家族の記念写真
ランドセルと家族の記念写真

原点は、「息子のために」とつくった、世界にひとつのランドセル。鞄工房山本に語り継がれる、親子のストーリーです。

ランドセルと家族の記念写真
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親から子へ想いをつなぐ、想い出のランドセル

原点は、「息子のために」とつくった、世界にひとつのランドセル。鞄工房山本に語り継がれる、親子のストーリーです。

父親から息子へ、想い出のランドセル

子を思う親の気持ちが生んだ、
世界にひとつのランドセル

二代目のランドセルづくり

創業者の想いを引き継ぐ、二代目のランドセルづくり。

今から20年以上前。
鞄工房山本が、自社ブランドを立ち上げる少し前のお話です。

当時の鞄工房山本は、大手百貨店や他社ランドセルブランドからのオーダーで製造し、各所へ卸しているランドセル工房でした。

二代目の山本一彦(現社長)は、創業者の「どんな時代でも、良いものをつくらなければならない」という教えのもと、“本当に良いランドセル”づくりに打ち込んでいました。

最高のランドセルをつくりたい

我が子のために、最高のランドセルをつくりたい。

「今までつくったランドセルの中で一番の、特別なランドセルをつくりたい」そう決意したのは、長男の小学校入学を間近に控えた冬の日でした。

当時百貨店に卸していた複数のモデルの中でも、最高級素材を使用し、手間をかけて細部にまでこだわってつくっていた最上級モデルをベースに、自らの技術や経験をさらに詰め込んだ、最高峰のランドセルづくりが始まりました。

「我が子のために」という想いを込めた丁寧な手仕事で、ランドセルはどんどん形になっていきます。

試行錯誤の末、完成したのは、艶めく濃紺のランドセル。

男子は黒一択だった時代に、青が好きだった息子のために特別に仕立て上げた、世界にひとつのランドセルになりました。

20年経ったランドセル

20年以上経った現在も、その輝きは増すばかり。

世界にひとつだけのランドセルに、長男が喜んだのは言うまでもありません。学校では、「あの青いランドセルの子!」と、すぐに覚えてもらえるようになり、友達も増えました。

わんぱくな男子の相棒を6年つとめたそのランドセルは、型崩れも故障もすることなく、むしろその輝きを増して、無事に卒業の日を迎えることになりました。

あれから20年以上経った今も、その美しい質感を損なうことなく、むしろ経年変化でさらに味わいが増している“想い出のランドセル”。

これが、6年経っても型崩れしない丈夫さと美しさを兼ね備えた、鞄工房山本の「アンティークブロンズ」の原型となっています。

想い出のランドセル
想い出のランドセル
想い出のランドセル

あのときの“息子たち”も、すっかり大人に。

長男のランドセルに続いて、次男や長女のためにさらに改良を重ねて「我が子のためのランドセル」が全部で3つ、誕生しました。

20年以上経っても型崩れすることなく、当時よりもさらに深みが増した、大切な想い出のランドセルたちです。

スタッフから我が子へ、想い出のランドセル

工房スタッフによる、
我が子との
ランドセルストーリーです

大きなランドセルを背負ったまだまだ小さな娘だけどとても大人びて見えました
大きなランドセルを背負ったまだまだ小さな娘だけどとても大人びて見えました

自分だけのランドセルに、
とてもはしゃいでいました

僕がここに入社する前に、長男のランドセルを鞄工房山本で購入しました。そのときもそうでしたが、長女のランドセル選びも、本人の意思を尊重したいと思っていました。

自宅でカタログを一緒に見たときは目移りしていたようでしたが、ショールームではいろいろなランドセルに触れながら、「赤がいい!」と自らの意思で決めてくれました。

ランドセルが完成して、娘と僕の二人でショールームへ取りに行った日はとてもワクワクした様子で、「早く背負いたい!」と嬉しそうにはしゃいでいたのがとても印象に残っています。

いよいよ入学の4月。制服を身にまとい、ランドセルを背負って、元気に家を出て行く娘の姿を見たとき、あんなに小さかった娘が急に大人になったような気がして、なんだか泣きそうになってしまいました。

兄妹そろって鞄工房山本のランドセル

ランドセルづくりの先に、
たくさんの笑顔がある

長男のランドセル購入がきっかけで鞄工房山本のことを知り、手仕事に興味が湧いたのもあって、転職して工房で働くことに決めました。

「長女のランドセルに関われたら…」という気持ちもあったので、今回の娘のランドセル選びはとてもいい思い出になりました。

自分が携わったランドセルを背負って、元気に登校していく娘や息子の後ろ姿を見ることで、ランドセルづくりに対する意識もさらに深まりました。

以前から「この仕事の先にはたくさんの子どもたちがいる」ということを忘れず、細部までこだわってつくっていきたいと常々思っていましたが、娘や息子の楽しそうな姿を通して、その想いはさらに強くなったと感じます。

チアリーディングに夢中
がんばってね!という想いをランドセルに託し笑顔で送り出したいです
がんばってね!という想いをランドセルに託し笑顔で送り出したいです

このランドセルが、
お守りのような存在になれたら

『ドラえもん』が大好きな長男は、「のび太くんと同じ黒のランドセルがいい!」とずっと言っていたので、黒色をベースに選びました。

ショールームに初めて来たときは、ズラリと並んだランドセルを見た瞬間走り出して「すごーい!」と興奮していたので、私もとても嬉しく、誇らしかったです。

来年、いよいよ小学生になります。今までいつも一緒にいたのに、小学生になると一人で登校するようになり、別々の時間がどんどん長くなるので不安も多少ありますが、子にとっても親にとっても、ランドセルがお守りになったらいいなと思っています。

「どんなときでもお母さんのランドセルがすぐそばにいるよ」という気持ちで、優しく見守っていきたいです。

2022年春、いよいよ小学生になります

いつも誇りと責任を持って
つくり続けていきたい

ランドセルの数だけお子さんがいて、そのご家族がいて、ひとつのランドセルにいろいろな想いが込められています。

そのことはいつも意識してランドセルづくりに携わっていましたが、実際に我が子のランドセル選びを経験をして、さらに強く「使い手である子どもの笑顔、ご家族の存在や祈るような想い」を感じるようになりました。

我が子が小学生になる、ランドセルを背負って一人で歩き始めるというのは、本人にとっても家族にとっても大きな節目であり、大切な一歩だと思います。ご家族の愛情や想いが詰まったランドセルを、これからも誇りと責任を持ってつくり続けていきたいと思います。

ランドセルはのび太くんと同じ黒色
ランドセルを通してものを大切にする気持ちを育んでいきたいです
ランドセルを通してものを大切にする気持ちを育んでいきたいです

ランドセル贈呈式、
とても良い経験になりました

ランドセルを選ぶにあたり、私や妻が勧めたい色もいくつかあったのですが、「自分で選んだものならきっと、愛着を持って大切にできるはず」と信じて、息子の意見を尊重することにしました。

青色が好きなので、青系のランドセルの中から、オックスフォードの紺×ブルーを選びました。

鞄工房山本が企画した「ランドセル贈呈式」に家族そろって参加しました。

このイベントは、工房の職人からお子さんに直接ランドセルを手渡す贈呈式で、我が家は僕の手から息子へ直接手渡すことができしました。

とても真面目な表情で受け取ってくれて、成長を感じましたね。

帰り道の車の中でもランドセルを抱えて「今日は一緒に寝る!」なんて言いながら、少しキリッとした表情に変わったような気がして。僕にとっても息子にとっても、とてもいい経験になりました。

お父さんから受け取った大切なランドセル
ランドセル贈呈式

これからさらに、ランドセルづくりを
極めていきたい

初めて登校する日はもちろん心配もありましたが、ランドセルを背負った息子を見て、改めて逞しくも感じました。

「このランドセルが息子にとって心の支えになったらいいな」と思い、どんなことがあっても、お父さんがつくったランドセルがいつも背中にあるから、見守っているから、というようなことを伝えた記憶があります。

息子や息子の友達がランドセルを使っているところを実際に見たことで、改めて「良いつくりの物を丁寧につくっていきたい」と強く想うようになりました。

ランドセルづくりはとても奥が深いです。これからも一つひとつの工程をしっかり身につけ、技術を極めながら、いつかは全ての工程に携われるような職人になりたいです。

サッカーとスケボーが大好き

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