
コードバンランドセルは、美しい艶となめらかな手触り、希少性をあわせ持つ特別なランドセルです。一方で、「重くない?」「キズは目立たない?」「牛革とは何が違う?」と気になるご家族もいらっしゃるでしょう。
この記事では、コードバンの特徴やメリット、重さ・キズ・価格など選ぶ前に知っておきたいポイント、牛革・人工皮革との違いをわかりやすく解説します。鞄工房山本のコードバンランドセルの特長やラインナップもあわせてご紹介します。
この記事でわかること
- コードバンランドセルの特徴とメリット
- 重さ・キズ・価格など、選ぶ前に知っておきたいこと
- コードバン・牛革・人工皮革の違い
- コードバンランドセルが向いているご家庭
- 鞄工房山本のコードバンランドセルの特長
コードバンランドセルとは?
コードバンランドセルは、馬のお尻部分の皮から採れる希少な天然皮革「コードバン」を使ったランドセルです。
コードバンは繊維が非常に緻密で、なめらかな手触りと美しい艶、硬質な素材感が特長。その希少性と美しさから、「革のダイヤモンド」とも称されています。
1頭の馬から採れる量は少なく、ランドセルにすると、かぶせ約2枚分ほどしか取ることができません。一般的な牛革とはまた異なる、しっとりとなめらかな手触りや奥行きのある艶を楽しめることが、コードバンならではの魅力です。
ランドセルでは、主に大きな面積を占める「かぶせ」にコードバンを使い、そのほかの部分に牛革などを組み合わせるつくりが多く見られます。

コードバンはどのようにつくられる?
コードバンは、原皮から革として使える状態になるまでに、多くの工程と時間をかけてつくられます。
馬のお尻部分の皮からコードバン層を取り出し、鞣しや乾燥、仕上げなどを重ねながら、なめらかで美しい革へと仕上げていきます。
鞄工房山本で使用しているコードバンを手がける兵庫県姫路市の新喜皮革では、昔ながらの製法も取り入れながら、時間をかけて一枚一枚の革を仕上げています。
コードバンができるまでの詳しい工程は、100枚からたったの5枚!? コードバンが生まれるまででご紹介しています。

コードバンランドセルのメリット
コードバンランドセルの大きな魅力は、天然皮革の中でも特に緻密な革質から生まれる、美しい艶となめらかな手触りです。
丈夫さも備えており、毎日使うランドセルの素材として長く親しまれています。

美しく上品な艶となめらかな手触り
コードバンは、表面がきめ細かく、光を受けると上品な艶が感じられる素材です。
掌で触れたときのなめらかさも特徴のひとつ。写真だけでは伝わりにくい魅力ですが、牛革とコードバンを並べて触れてみると、質感の違いを感じやすくなります。
6年間、毎日のように手にするランドセルだからこそ、色やデザインだけでなく、革そのものの手触りや表情を楽しみたいご家族にも選ばれています。
緻密な繊維で丈夫
コードバンは繊維が緻密に詰まった、丈夫な天然皮革です。
ランドセルは、教科書やタブレットなどを入れて毎日使うもの。革そのものの美しさだけでなく、6年間使うことを考えた丈夫さも、素材を選ぶうえで大切なポイントになります。
ただし、ランドセル全体の丈夫さは素材だけで決まるものではありません。芯材や縫製、各パーツのつくりなどもあわせて確認するとよいでしょう。
天然皮革ならではの表情を楽しめる
コードバンには、人工皮革とは異なる天然皮革ならではの表情があります。
均一に整った美しさの中にも、革そのものが持つ表情を感じられるのが魅力です。
入学前に選んだランドセルが、少しずつ成長していくお子さまのそばに6年間寄り添っていく。その時間も含めて、天然皮革のランドセルを選ぶ楽しみのひとつといえるでしょう。

コードバンランドセルを選ぶ前に知っておきたいこと
コードバンには多くの魅力がある一方、重さや価格など、購入前に確認しておきたい点もあります。
「高級な素材だから」という理由だけで決めるのではなく、お子さまやご家族がランドセル選びで何を大切にしたいのかと照らし合わせながら考えてみましょう。

コードバンランドセルは重い?
コードバンランドセルは、牛革や人工皮革のランドセルと比べると、数値上では重い傾向があります。
コードバンは繊維が非常に緻密で、ぎゅっと詰まった硬質な革です。そのため、人工皮革などと比べると重量が出やすい素材です。
鞄工房山本の2027年ご入学向けランドセルでは、素材別の重量の目安は次のとおりです。
| 素材 | 重量の目安 |
|---|---|
| 人工皮革 | 1,180~1,280g前後 |
| 牛革 | 1,360~1,380g前後 |
| コードバン | 1,480〜1,540g前後 |
ただし、ランドセルの「背負ったときの重さ」は、本体重量だけで決まるものではありません。
肩ベルトや背あてがお子さまの体に合っているか、ランドセルが背中にしっかりフィットする設計になっているかによっても、体感する重さは変わります。
コードバンの重さが気になる場合は、できれば実際に教科書などを入れた状態で試着し、数字だけでなく背負い心地まで確認しておくと安心です。
また、コードバンランドセルを比較する際には、本体重量だけでなく、体へのフィット感や、背負ったときに軽く感じられるような設計がされているかにも注目してみてください。
コードバンはキズがつきやすい?
コードバンだから特にキズがつきやすい、というわけではありません。
ただし、表面がなめらかで艶やかなため、凹凸のあるシボ加工の革などと比べると、細かなキズが光の加減によって見えやすいことがあります。
つまり、「キズがつきやすい」というよりも、「なめらかな表面だからキズが見えやすいことがある」と考えると分かりやすいでしょう。
鞄工房山本のコードバンランドセルには、防水加工に加えて耐傷加工も施しています。6年間の通学で安心してお使いいただけるよう、コードバンの美しさを生かしながら、日常使いにも配慮しています。
それでもキズが気になる場合は、コードバンランドセル向けのランドセルカバーを使用する方法もあります。鞄工房山本では、コードバンランドセルの素材でも安心して使用できるランドセルカバーもご用意しています。
価格は高くなる傾向がある
コードバンランドセルは、牛革や人工皮革を使ったランドセルに比べ、価格が高くなる傾向があります。
コードバンは1頭の馬から採れる量が少なく、製品として使える革に仕上げるまでにも多くの時間と工程が必要です。こうした希少性や加工の手間が、価格にも反映されています。
ランドセルを選ぶ際は、素材だけでなく、背負いやすさやデザイン、機能、予算なども含め、ご家族が大切にしたいポイントを整理して比較すると選びやすくなります。
カラーやデザインの選択肢は限られることもある
コードバンは希少な天然皮革のため、人工皮革などと比べると、一般的にはカラーやデザインの選択肢が限られることがあります。
一方で、現在は黒や赤などの定番色だけでなく、さまざまなカラーのコードバンランドセルも選べるようになっています。
「コードバンの質感は好きだけれど、お子さまにも好きな色を選んでほしい」という場合は、素材だけでなくカラー展開まで比較してみるとよいでしょう。
コードバン・牛革・人工皮革の違い

コードバン、牛革、人工皮革には、それぞれ異なる特長があります。どれか一つがすべてのご家庭に適しているわけではなく、何を大切にしたいかによって選び方は変わります。
| 比較項目 | コードバン | 牛革 | 人工皮革 |
|---|---|---|---|
| 質感 | なめらかで上品な艶 | 天然皮革らしい自然な風合い | 比較的均一な質感 |
| 重さ | やや重め | コードバンより軽め | 軽量なモデルが多い |
| 価格 | 高め | 中間 | 比較的抑えやすい |
| カラー・デザイン | 比較的限られる | 幅広い | 特に豊富 |
| 主な魅力 | 希少性・艶・緻密な革質 | 革らしい質感と丈夫さ | 軽さ・選択肢の豊富さ |
たとえば、革の艶や手触り、希少性を大切にしたい場合はコードバン、天然皮革らしい風合いと価格のバランスを考えるなら牛革、軽さやカラー・デザインの豊富さを重視するなら人工皮革も候補になります。
素材ごとの違いをさらに詳しく比較したい方は、ランドセルの素材を完全比較!人工皮革・牛革・コードバンの特徴もあわせてご覧ください。
コードバンランドセルはどんな方におすすめ?

コードバンランドセルは、軽さや価格だけではなく、革の質感や美しさ、希少性も大切にしてランドセルを選びたいご家族に向いています。
たとえば、次のような方には比較していただきたい素材です。
- 天然皮革ならではの上質な手触りを楽しみたい
- 艶のある美しいランドセルを選びたい
- 6年間使うものだからこそ、素材にもこだわりたい
- シンプルで革の美しさが引き立つデザインが好き
- 卒業後も思い出の品として大切に残したい
一方、ランドセル本体の軽さを最優先したい場合は、人工皮革も含めて比較するのがおすすめです。
お子さまが毎日背負うものだからこそ、「高級だから」「丈夫だから」だけで決めるのではなく、実際の重さや背負い心地、好きな色やデザインまで含めて選ぶことが大切です。
コードバンランドセルは雨に濡れても大丈夫?お手入れ方法
天然皮革のコードバンは水濡れが心配に思われることもありますが、ランドセル用に防水加工が施されている製品であれば、雨の日にも使用できます。
ただし、防水性やお手入れ方法はメーカーや製品によって異なるため、購入するランドセルの仕様をあらかじめ確認しておきましょう。
鞄工房山本のコードバンランドセルには、防水・耐傷加工を施しています。日頃のお手入れにも特別な道具は必要ありません。
汚れが気になる場合は、水を含ませて固く絞ったやわらかい布でやさしく拭き、そのあと乾いた布で水分を拭き取ります。革用クリームや一般的な革製品用クリーナーは、シミや変色の原因となることがあるため使用しません。
詳しいお手入れ方法は、ランドセルお手入れの基本!素材別の注意点も紹介でご紹介しています。

鞄工房山本のコードバンランドセルの特長
鞄工房山本では、希少なコードバンの美しさを生かしながら、お子さまが6年間使うランドセルとしての丈夫さや背負いやすさにも配慮して仕立てています。
ここからは、鞄工房山本ならではのコードバンランドセルの特長をご紹介します。
兵庫県姫路市・新喜皮革のコードバンを使用

鞄工房山本では、兵庫県姫路市にある馬革タンナー「新喜皮革」のコードバンを使用しています。
時間と手間をかけて仕上げられたコードバンは、掌に吸いつくようななめらかな手触りと、緻密な繊維構造から生まれる美しい艶が特長です。
その素材の美しさを生かせるよう、奈良の工房で職人が一つひとつランドセルに仕立てています。
コードバンランドセルを10色から選べる

鞄工房山本では、「素材の良さだけでなく、お子さまの好きな色も大切にしていただきたい」という想いから、コードバンランドセル全体で10色をご用意しています。
黒や赤などの長く親しまれてきた色から、マリンブルーやラベンダーなどのカラーまで、コードバンならではの美しい艶とともにお楽しみいただけます。
6年間をともにするランドセルだからこそ、上質な素材へのこだわりと、お子さまの「この色が好き」という気持ち。そのどちらも大切にしながらお選びいただけます。
名入れ可能なネームプレートを標準装備
鞄工房山本のコードバンランドセルには、名入れ可能なネームプレートを標準装備しています。
ネームプレートには、スペースを含めて8文字以内推奨、最大12文字でお名前を入れられます。
対応している文字は、次のとおりです。
- 漢字
- ひらがな
- アルファベット大文字/小文字
また、コードバンランドセルは、販売期間を通して無料で名入れを承っています。
これから6年間をともに過ごすランドセルに、お子さまのお名前を。ご入学のときの思い出を残す、ささやかな特別感としてお選びいただけます。

鞄工房山本のコードバンランドセルを紹介
鞄工房山本では、デザインやコードバンの使い方が異なる3つのシリーズをご用意しています。
コードバン・アンティーク

コードバンの艶と深みを引き立てる、端正なデザインのランドセルです。
かぶせに新喜皮革のコードバンを使用し、革の断面には職人がニスを重ねる「コバ塗り」を施しています。素材そのものの美しさを楽しみたい方におすすめのシリーズです。
コードバン・レイブラック

オールコードバン 夢こうろ染

かぶせだけでなく大マチにもコードバンを使用した、鞄工房山本の特別なランドセルです。
希少な革を贅沢に使用し、コードバンならではの艶や存在感をより深く楽しめます。
現在のラインナップは、鞄工房山本のコードバンランドセル一覧からご覧いただけます。
まとめ
コードバンランドセルは、なめらかな手触りと美しい艶、緻密な繊維から生まれる丈夫さが魅力のランドセルです。
牛革や人工皮革と比べると重量や価格は高くなる傾向がありますが、本体重量だけでなく背負ったときのフィット感まで確認することで、お子さまに合うランドセルかを判断しやすくなります。また、表面がなめらかなため細かなキズが見えやすいことはありますが、コードバンだから特にキズがつきやすいというわけではありません。
素材それぞれに良さがあるからこそ、重さや価格だけでなく、手触りや艶、背負い心地、そしてお子さまが気に入った色やデザインまで含めて比べることが大切です。
鞄工房山本では、新喜皮革のコードバンを使い、10色のカラーをご用意しています。コードバンランドセルには名入れ可能なネームプレートも標準装備し、販売期間を通して無料で名入れを承っています。
6年間をともにするランドセルだからこそ、ご家族で実際に触れ、背負いながら、お子さまにぴったりの一つを見つけていただければと思います。






