光るランドセルって?反射材で守る毎日の安全

光るランドセルって?反射材で安全を守る

「ランドセルって、どこが光るの?」「光るランドセルじゃないと心配かも…」
そんな声を受けて、登下校時の“見えやすさ”=安全性への関心が高まっています。鞄工房山本のランドセルには、すべてのモデルに反射材を標準装備。側面・肩ベルトなど、光が当たるとさりげなく存在を知らせてくれる設計です。
さらに、多くの方に選ばれている反射材付きランドセルカバーもご用意しています。この記事では、毎日の通学に寄り添う安全の工夫についてご紹介します。


まずは”光る”ランドセルの基本をチェック

「光るランドセル」と聞くと、自ら発光するライト付きのものを想像する方もいますが、多くの光るランドセルは反射材によって”光を反射する”仕様です。反射材とは、車のライトなど外からの光を受けて明るく光る特殊な素材のこと。見た目はさりげなくとも、薄暗い道でしっかりと存在を知らせてくれます。

なぜ光る工夫が必要なの?

歩行者の中でも、背が低い子どもたちは特に運転者の視界に入りにくく、注意が届きにくい存在でもあります。ご入学後は、学童保育や習い事の帰り道など、日が暮れかける時間帯に歩く機会も増えてきます。さらに、曇り空や雨の日も、思いのほか周囲が暗く感じられるもの。ランドセルが反射材で光ることによって、車や自転車に少しでも早く気づいてもらうことが、お子さまの安全につながります。
安全対策は、大げさではなく「さりげなく」。日常の中で自然にできる備えは、送り出す保護者さまにとっても頼もしい存在です。

ランドセルに使われる反射材とは

反射材とは、光を受けた方向へ強く反射する特殊な素材で、夜間や薄暗い時間帯に歩行者の存在を知らせるために活用されています。ランドセルに使われる反射材には、テープ状のものや鋲タイプのものなどがあり、側面や肩ベルト、かぶせ(フタの部分)などに取り付けられるのが一般的です。

ランドセル 側面

反射材は、太陽光や車のヘッドライトなどに反応して、一瞬で存在をアピールすることができます。小さな子どもにとっては、身長が低く視界に入りにくいからこそ、こうした“光を返す”工夫が欠かせません。日常の中で自然に役立つ、安全のための工夫といえるでしょう。

光るランドセルの選び方

ランドセルを選ぶ際には、どこが光るのかを確認することが大切です。なぜなら、反射材は外からの光を受けて反射する素材。車や自転車のライトに反応して、お子さまの存在を知らせる役割があります。ライトが当たりやすい位置にあるかどうかが、視認性を左右します。お子さまの安全を守るためには、“目立つ”ことよりも、“見つけやすい”かどうか、を基準に選んでみるのがオススメです。

どこに反射材があると安心?

たとえば、背面のみに反射材が付いている場合、後ろから来る車には効果的でも、横や前方からの視認性は十分とは言えません。反射材の配置は、安全性に直結するポイント。購入前に、2つのポイントをクリアしているか確認してみましょう。

  • 側面(大マチ)
    • 交差点や路地から出てくる車、自転車に対して、子どもの存在をいち早く知らせることができます。夜道や雨の日のように視界が悪くなる環境でも、側面が光ることで動きのある存在として認識されやすくなります。
  • 肩ベルト
    • 身体の正面や左右からも見えやすく、ライトの光を受けやすい位置。前ベルトに反射材があると、真正面からでも光を反射しやすくなります。さまざまな角度からお子さまが見えやすくなることで、安全性がさらに高まります。

安全性とデザイン、どちらも大事にしたいから

反射材は、登下校時の安全を守るための大切な工夫。だけど、ランドセルは6年間毎日背負う、はじめての一生もの。だからこそ、「かっこいい」「かわいい」、そしてお気に入りを見つけることも、選ぶ上で大切にしたいポイントですよね。最近では、安全性を高めながらも、デザインを損なわないモデルも数多く登場しました。鞄工房山本のランドセルも、色や質感になじむ反射材の配置で、見た目の美しさと安心の両立を目指しています。
背負うたびにわくわくして、毎日の通学が心強くなるようなランドセル選びを。そんな選び方が、今どきの主流になりつつあります。

鞄工房山本のランドセルには、すべて反射材を標準装備

鞄工房山本のランドセルは、すべてのモデルに反射材を標準装備しています。反射材はランドセルのデザインに自然になじむよう工夫されており、目立ちすぎることなく、光が当たったときにだけ存在感を発揮する設計です。

主に使用されているのは、側面(大マチ)の前締めベルトと、身体前面の肩ベルト。登下校中のさまざまな場面や角度に対応できるよう、どの方向から見ても、しっかりと光を反射する安全設計です。

〈すべてのモデル〉肩ベルトの反射鋲

肩ベルト反射鋲

お子さまの身体の正面や胸元は、前方から接近する車や自転車のドライバーにとって、もっとも視界に入りやすい位置です。暗がりのなかでもいち早く気づいてもらえるよう、左右両方の肩ベルトには全モデル共通で反射鋲を採用しています。

〈一部を除く多くのモデル〉前締めベルトの反射材

側面 反射材

横断歩道を渡るときや歩道のないような道では、特に身体の背面や横から見える位置に高い視認性が求められます。側面の反射材がお子さまの動きに合わせてキラッと光ることで、人がいる!と認識されやすくなります。一部のランドセル(リベルタ、ユニ、ニュー・アンティーク、香久山)を除く、すべてのモデルの前締めベルトに反射テープを縫いあわせています。

詳しくはこちらでも解説しています。
反射材について|安全の工夫

さらに安心したい方へ。反射材付きカバーのご紹介

ランドセル本体の反射材に加えて、より高い視認性を求める方に「反射材付きランドセルカバー」をご用意しています。鞄工房山本の反射材付きカバーは、透明素材のふちにしっかりと反射材を縫い込んだ仕様。お子さまがランドセルを背負うと、背面全体をぐるりと囲むように光を反射する設計です。
最大の特長は、ランドセル本来のデザインを隠さないこと。お気に入りの色や形はそのままに、さりげなく安全性をプラスできます。 さらに、ランドセル本体への傷や汚れを防ぐ役割もあり、毎日の通学では頼りになる存在となってくれるはず。

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反射材付き カバー

人気の理由と使われ方の実例

反射材付きカバーは、「登下校の安全をもう少し強化したい」というご家庭に選ばれることが多く、特に冬場の帰り道が暗くなりがちな地域や、交通量の多い通学路を通るお子さまに人気です。以前、栃木県宇都宮市の展示会で「霧が多い地域なので、光って目立つと心強いです」とお客様からのお声をいただいたことがありました。そんな地域ごとの天候や通学環境にも、柔軟に対応することができます。
また、低学年のあいだだけ装着して、通学に慣れてきたら外すという使い方もあります。「最初の1年は特に心配で…」という保護者さまの声にも寄り添う選択肢です。

カバー選びで差がつく!プラスの安心要素

実際に、鞄工房山本でランドセルをご注文いただいた方のうち、約8割が反射材付きカバーを一緒に選ばれています。それだけ多くのご家庭が、もしものための安心を大切にしているということ。
反射材は、毎日の通学の中で自然に使える安全対策です。そしてカバーは、その機能を広げてくれる心強いアイテムです。ランドセル本体に備わった反射材とあわせて使うことで、より広い面積で、より多方向から光を反射できるようになります。季節やお住まいの地域、通学ルートによって、「念のため付けておきたい」と感じられる方はぜひご検討してみてくださいね。

6年間安心して使うために。ランドセル選びのヒント

ランドセルに反射材という“光る工夫”が備わっていれば、朝夕の薄暗い時間帯や雨の日の登下校でも、お子さまの姿をしっかりと周囲に伝えることができます。6年間毎日背負うランドセルだからこそ、安心できる機能が自然と生活に寄り添ってくれることが大切です。日々の通学が、少し頼もしくなるようなランドセル選びを、ぜひご家族で話し合ってみてくださいね。

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