ランドセルは海外にもある?日本のランドセルが人気の理由と使われ方

海外にも、子どもが背負って通学するかばんはあります。ただし、日本のように「小学生といえばランドセル」というスタイルが広く定着し、ひとつのかばんを6年間使う文化は、世界共通ではありません。

日本のランドセルは、丈夫なつくりや収納力、豊富な色・デザインに加え、日本らしい学校文化を感じられる存在として、海外のお客さまにも選ばれています。お子さまの通学用だけでなく、大人の日常用バッグや、日本旅行の思い出、贈り物として購入されるケースもあります。

この記事では、海外の通学かばんとの違いや、日本のランドセルが海外で選ばれる理由、鞄工房山本で実際に購入された海外のお客さまの事例をご紹介します。あわせて、海外からオンラインで購入する方法や、日本旅行の際に店舗で購入する方法についてもご案内します。

〈この記事でわかること〉
・海外にはどのような通学かばんがあるのか
・日本のランドセル文化が海外と異なる点
・日本のランドセルが海外で選ばれる理由
・海外でのランドセルの使われ方
・鞄工房山本で購入された海外のお客さまの実例
・海外から、または日本旅行の際にランドセルを購入する方法

ランドセルは海外にもある?

リュックを背負う子ども

海外にも、子どもが背負って通学するかばんはあります。ただし、日本のランドセルのように、入学時に選んだひとつのかばんを小学校生活の長い期間にわたって使う文化が、世界共通というわけではありません。

国や地域、学校によって、リュックサックや箱型の通学かばん、学校指定のバッグなど、使われるものはさまざまです。教材をどの程度持ち帰るか、制服や学校用品に指定があるかといった教育環境によっても、通学かばんの選び方は変わります。

海外にも背負うタイプの通学かばんがある

海外でも、リュックサックや箱型のバッグなど、背負って使う通学かばんは広く使われています。ただし、形や素材、学校による指定の有無などは国・地域によって異なります。

代表的な例を見てみましょう。

通学かばんの特徴
イギリス「サッシェル(サッチェル)」と呼ばれるかばんを使用。皮革、ビニール、プラスチックなど素材はさまざまです。
韓国都市部では約8割の児童が、日本のランドセルによく似た形の、革製で黒色の通学かばんを使用しています。
ノルウェーリュックサックに近い形のかばんを背負って登校する姿が一般的です。
ドイツ「ランシェン」と呼ばれる横長のかばんを使用します。天然皮革、合成皮革、ビニールなど素材はさまざまで、青、赤、黄、茶など色も豊富です。
フランス「カンターブル」と呼ばれる、日本の手さげかばんよりやや小さめのかばんが一般的です。革製で黒や茶色が多く、日本と同じように全国共通の通学スタイルが定着している国のひとつです。

このように、海外にもランドセルに近い役割を持つ通学かばんはありますが、形や素材、色にはそれぞれの国らしさが表れています。

※出典: 世界各国の通学かばん – ランドセル工業会

通学かばんは国や学校によって異なる

通学かばんの大きさや使い方は、国や学校の教育環境によって異なります。特に、教科書を毎日持ち帰るか、学校に置いておくかによって、通学時に必要なかばんも変わります。

たとえばイギリスでは、教科書を基本的に学校に置いておくため、通学かばんは日本のリュックサックよりやや小さめです。また、アメリカでは教科書を学校が貸与する仕組みがあり、ほとんどの子どもが手ぶらで通学するとされています。カナダでも同様に、手ぶらで登校するスタイルが見られます。

このように、海外では日本のように教科書や学用品を毎日持ち運ぶとは限りません。通学かばんの形や容量には、それぞれの国や学校で「何を持って通うのか」という学校生活の違いが表れています。

日本では6年間をともにするランドセルが定着している

日本では、小学校へのご入学に合わせてランドセルを選び、卒業までの6年間をともに過ごす文化が定着しています。

教科書やノート、タブレットなどを持ち運ぶ実用品である一方、ご入学を迎えるお子さまの成長を祝う品として、ご家族で色やデザインを選ぶ時間そのものも大切にされています。

小さかった背中に大きく見えたランドセルが、6年後にはずいぶん小さく見える。その変化も、ご家族にとってはお子さまの成長を感じる思い出のひとつになります。

海外にもさまざまな通学かばんがありますが、「6年間使うことを前提につくられ、ご入学の節目にご家族で選ぶ」という背景は、日本のランドセルならではの特徴といえるでしょう。

ランドセルが日本で定着した歴史について詳しく見る

日本のランドセルは海外でも人気?

日本のランドセルは、海外のお客さまにも選ばれています。ただし、世界中の子どもたちが日本と同じようにランドセルで通学しているわけではありません。

海外では、お子さまの通学用として購入されるほか、大人の方が日常用のバッグとして選んだり、日本旅行の記念や贈り物として持ち帰ったりするケースもあります。鞄工房山本の直営店でも、海外からご来店されたお客さまがランドセルを手に取られる機会があります。

海外のお客さまにとって、日本のランドセルは単なる「子どもの通学かばん」だけではなく、日本独自の形やものづくりを感じられる革製品として見られることもあります。

日本のランドセルが海外で選ばれる4つの理由

日本のランドセルが海外のお客さまに選ばれる背景には、主に次の4つの魅力があります。

  • 日本らしさを感じる独自の形と文化
  • 長期間の使用を想定した丈夫なつくり
  • 荷物を整理しやすい箱型の収納
  • 色・素材・デザインの豊富な選択肢

ランドセルは日本の小学校生活に合わせて発展してきたため、海外の一般的なバックパックとは形や使い方に違いがあります。その違い自体が、海外のお客さまにとって新鮮な魅力になることもあります。

工房製造一貫 ランドセル

日本らしい独自の形と文化

ランドセルは、四角い箱型のフォルムと、ご入学のタイミングで選び、小学校生活の6年間をともにする文化が特徴です。

海外では、国や地域によって通学かばんの形や使い方が異なり、日本のように「小学生といえばランドセル」というスタイルが広く定着している文化は珍しいものです。そのため、ランドセルは海外の方から見ると、日本らしい学校文化を感じられる存在として受け止められています。

また、独特の形を「かわいい」「おしゃれ」と感じる方もおり、機能的な通学かばんとしてだけでなく、日本文化やものづくりを感じられる品として注目されています。

ご入学前にお子さまとご家族でランドセルを選び、6年間大切に使う。その背景まで含めて、日本のランドセルならではの魅力といえるでしょう。

長く使える丈夫なつくり

日本のランドセルは、小学校生活の6年間を使うことを想定し、毎日の通学に耐えられるよう、素材や縫製、芯材などにさまざまな工夫が施されています。

たとえば、型崩れを防ぐための芯材を入れたり、負荷のかかりやすい部分をしっかり縫製したりするなど、長く使い続けることを考えた工夫が施されています。

鞄工房山本でも、側面上部に芯材を使用し、本革・人工皮革には防水・耐傷加工を施すなど、6年間の通学を支える丈夫さを大切にしています。

荷物を整理しやすい収納力

日本のランドセルは、教科書やノート、書類などを整理して収納しやすい箱型の構造が特徴です。現在は、A4サイズの書類やタブレットなどに対応したランドセルも多く、必要なものをまとめて持ち運べます。

また、メイン収納だけでなく、ポケットなどを備えたランドセルも多く、文房具や小物を分けて収納できます。お子さま自身が「何をどこに入れるか」を決めやすく、毎日の荷物を整理しやすいことも、ランドセルならではの使いやすさです。

鞄工房山本のランドセルも、A4フラットファイルとタブレットに対応し、学用品を整理しやすい収納を備えています。

海外ではお子さまの通学用だけでなく、大人の方が書類やタブレット、日用品を持ち運ぶバッグとして使う場合にも、こうした収納力が実用的な魅力につながっています。

ランドセルの収納量イメージ

色・素材・デザインの選択肢が豊富

現在のランドセルは、黒や赤だけでなく、パステルカラーやシルバーなど、色の選択肢が大きく広がっています。

素材も、人工皮革や牛革に加え、希少なコードバンなどさまざまです。色だけでなく、素材の質感やステッチ、装飾の有無によっても印象が変わり、お子さまの好みやご家族の考え方に合わせて選べます。

近年はカラーやデザインの幅がさらに広がり、通学用としてだけでなく、大人の方が日常のバッグとして取り入れたくなるような、上質で落ち着いたデザインも見られるようになりました。

鞄工房山本の2027年ご入学向けランドセルも、19シリーズ・35カラーを展開しています。シンプルなデザインから、やわらかな色合い、シルバーなど印象的なカラーまで、幅広い選択肢をご用意しています。

こうした色・素材・デザインの豊富さも、日本のランドセルが海外のお客さまから興味を持っていただく理由のひとつです。

海外ではランドセルを誰が、どのように使っている?

海外では、日本のように小学生の通学かばんとして使われるだけでなく、大人の日常用バッグや、日本らしいお土産・贈り物としてランドセルが選ばれることもあります。

使い方はさまざまですが、丈夫なつくりや独特の箱型フォルム、日本らしいものづくりに魅力を感じて手に取られるケースが見られます。

ランドセルを購入した海外のお客さま

お子さまの通学かばんとして

海外でも、日本のランドセルをお子さまの通学かばんとして選ばれる方がいます。

鞄工房山本の銀座店では、とくにアジア圏からお越しのお客さまが、現地で暮らすお子さまの通学用としてランドセルを購入されるケースがあります。

丈夫さや収納力に加え、色やデザインの豊富さも、通学かばんとして選ぶ際の魅力になっています。日本とは学校生活や持ち運ぶ荷物が異なる場合もあるため、実際の通学環境に合うサイズや使い方を確認して選ぶことが大切です。

大人の日常用バッグとして

ランドセルは、海外では大人の方がご自身で使うバッグとして選ばれることもあります。

鞄工房山本の店舗でも、欧米圏のお客さまがご自身用としてランドセルを購入されるケースがあります。

箱型で形が崩れにくく、タブレットや書類、日用品などを整理して収納しやすいため、日常使いのバッグとしても活用できます。また、日本のランドセルならではのフォルムを、ファッションの一部として楽しむ方もいらっしゃいます。

日本らしいお土産や贈り物として

日本を訪れた記念や、ご家族への贈り物としてランドセルを選ばれるケースもあります。

とくに中国や台湾などでは、アニメや漫画を通じて日本のランドセルを目にする機会があり、以前からその独特の形に親しみを感じている方もいます。実際に日本を訪れた際に、旅行の思い出としてランドセルを購入されることもあります。

また、ランドセルは日本の小学校文化と深く結びついたかばんです。独特の箱型のフォルムや職人の手仕事、革製品としての質感も含め、日本らしさを感じられる品として、ご自身用だけでなく大切な方への贈り物にも選ばれています。

鞄工房山本でも海外のお客さまに選ばれています

鞄工房山本の直営店にも、海外からのお客さまにご来店いただき、ランドセルを実際に手に取っていただいています。

お子さまの通学用として探される方だけでなく、大人の方がご自身用として選ばれたり、日本旅行の記念やご家族への贈り物として購入されたりと、その目的はさまざまです。

ここからは、鞄工房山本で実際にランドセルを購入された海外のお客さまのデータやお声をもとに、どのような方に、どのような目的で選ばれているのかをご紹介します。

鞄工房山本における海外のお客さまのご購入実績

※鞄工房山本 銀座店における海外のお客さまのランドセル販売実績。2025年9月~2026年7月。

鞄工房山本の銀座店では、年間を通して海外のお客さまにランドセルをお選びいただいています。

月別の販売推移を見ると、2026年3月にご購入が大きく増え、4月・5月も比較的高い水準で推移しました。一方で、秋から冬にかけても継続してご購入があり、特定の時期だけでなく、年間を通して海外のお客さまにランドセルを手に取っていただいていることがわかります。

購入目的も、お子さまの通学用をはじめ、大人の方のご自身用や、日本旅行の記念、ご家族への贈り物などさまざまです。

鞄工房山本におけるランドセルを購入された方の国籍

※鞄工房山本 銀座店における海外のお客さまのランドセル販売実績より。
国・地域が確認できた購入者をもとに集計。

鞄工房山本の銀座店では、東アジアや東南・南アジアをはじめ、北米・中南米、ヨーロッパ・ロシア、中東、オセアニアなど、幅広い地域のお客さまにランドセルをお選びいただいています。

なかでも、北米・中南米、東南・南アジア、東アジアからのご購入が多く見られました。一方で、ヨーロッパや中東、オセアニアからお越しのお客さまにも手に取っていただいており、幅広い地域のお客さまに、日本のランドセルを手に取っていただいていることがわかります。

こうした購入実績からも、ランドセルが日本の小学生のための通学かばんにとどまらず、海外の方にもさまざまな目的で選ばれていることがうかがえます。

ランドセルを実際に購入された方の声

鞄工房山本の銀座店では、お子さまの通学用だけでなく、大人の方のご自身用や、ご家族・ご友人への贈り物としてランドセルを選ばれるケースがあります。実際のご購入例をご紹介します。

  • ご主人の愛用品をきっかけに、奥さまもご自身用に←NEW
    アメリカから日本旅行でお越しになったご夫婦。ご主人は以前から日本のランドセルをご自身用としてオンラインで購入し、愛用されていたそうです。周囲の方からも好評だったことから、奥さまも「私も欲しい」と思われ、日本旅行中にWebで検索して鞄工房山本へご来店くださいました。店頭でご覧いただいた中から、ローズピンクのランドセル(2025年度モデル「コスモス」)を気に入っていただき、ご購入いただきました。
  • ご友人へのお土産として
    男性2名でご来店され、日本語を話せる方を通じてご相談いただきました。ご友人へのお土産として、ラベンダー系のランドセルをお探しでした。
  • 娘さまへの贈り物として
    スペインからのお客さまは、20代の娘さまへのプレゼントとしてランドセルを探しにご来店。ツアーガイドの方に通訳していただきながら、商品をご覧いただきました。
  • コードバンに魅力を感じてご自身用に
    シンガポールからお越しの60代の男性は、もともとコードバンがお好きで、革靴も愛用されているとのこと。ランドセルもご自身用としてお選びいただきました。
  • 大人の日常用バッグとして
    ドイツからのお客さまは、奥さまが使うランドセルを探してご来店されました。海外では大人の方がご自身用としてランドセルを選ばれることもあるとご案内したところ、ランドセルとあわせてミニチュアランドセルもご購入いただきました。
  • お子さまの通学用として
    ご家族4名で来店されたお客さまは、お嬢さまのランドセルをお探しでした。ラベンダーとミントブルーで迷われた末、ミントブルーを選ばれました。

こうしたお声からも、海外のお客さまがランドセルに魅力を感じる理由はひとつではないことがわかります。お子さまの通学用はもちろん、日本らしい贈り物や、大人が楽しむ革のバッグとして、それぞれの暮らしや思いに合わせて選ばれています。

海外のお客さまが鞄工房山本のランドセルを購入する方法

鞄工房山本では、海外からオンラインでご注文いただく方法と、日本へお越しの際に直営店でご購入いただく方法があります。

海外からオンラインで購入する

海外からのオンライン注文は、アウトレットランドセルを対象に承っています。

アウトレットでは、旧モデルを中心とした展示品・未使用品のランドセルをご用意しています。日本へお越しになる機会がない方にも、海外から鞄工房山本のランドセルをお選びいただけます。

海外から購入できるアウトレットランドセルを見る

日本旅行の際に店舗で購入する

銀座店・大阪梅田店・奈良本店では、海外からお越しのお客さまがお持ち帰りいただけるランドセルをご用意しています。

ご用意しているモデルやカラーは店舗によって異なるため、ご希望のランドセルがある場合は、事前に各店舗へお問い合わせいただくことをおすすめしています。もちろん、ご旅行の際に直接ご来店いただき、店頭で実物を見ながらお選びいただくこともできます。

日本の職人が仕立てたランドセルを、旅の思い出とともにお持ち帰りいただければ嬉しく思います。

鞄工房山本の店舗一覧を見る

まとめ|ランドセルは国境を越えて使われる日本の鞄

ランドセル選び

海外にもさまざまな通学かばんがありますが、その形や素材、使い方は国や学校によって異なります。ご入学時にひとつのランドセルを選び、小学校生活の6年間をともに過ごす文化は、日本ならではの特徴です。

丈夫なつくりや収納力、豊富な色・素材・デザインに加え、独特の箱型のフォルムや日本のものづくりに魅力を感じ、海外でもランドセルを選ばれる方がいらっしゃいます。お子さまの通学用だけでなく、大人の日常用バッグや、日本旅行の思い出、ご家族・ご友人への贈り物など、使われ方もさまざまです。

鞄工房山本では、海外からオンラインでご購入いただけるアウトレットランドセルをご用意しています。また、日本へお越しの際は、銀座店・大阪梅田店・奈良本店で、お持ち帰りいただけるランドセルをご覧いただけます。

日本で長く大切にされてきたランドセルが海を越え、それぞれの暮らしの中で新しい思い出を重ねていくことも、ランドセルの魅力のひとつです。

鞄工房山本のトップページ はこちら

監修者情報

鞄工房山本 編集部
鞄工房山本 編集部

購入前に役立つ情報から、ご購入後にもきっと役立つような話題まで。ランドセルにまつわるあれこれを、心を込めてていねいにお届けしています。小さな情報の一つひとつが、ご家族の安心と笑顔につながりますように。

このページをシェアする

この記事を読んだ方におすすめの関連記事