
「子どもに鍵を持たせているけど大丈夫?」「防犯ブザーの場所、これでいいの?」
近年、小学生の登下校にまつわる安全意識が高まり、ランドセル選びでも「防犯性」が注目されるようになってきました。
この記事では、防犯ブザー・キーケース・反射材などを活用し、ランドセルを安全に使うための5つの実用的な防犯対策をまとめてご紹介します。ランドセルを検討中の方や、すでに使用中で「このままでいいのかな?」と不安な方にも役立つ、防犯と安心のためのガイドです。
なぜ今、ランドセルの防犯対策が必要なのか
近年、小学生を狙った声かけ事案や、登下校中の交通事故に関するニュースを目にすることが増えました。特に共働き家庭の増加により、「子どもが一人で移動する時間帯」が生まれやすくなっています。
こうした状況を受けて、保護者の間では「通学時の防犯対策」を見直す動きが活発化。SNSや自治体の広報でも、防犯ブザーの持たせ方や通学路の確認が呼びかけられています。
ランドセルは単なる荷物を入れるバッグではなく、“身を守る道具”としての役割も果たすようになってきています。

防犯ブザーの正しい持たせ方と取り付け位置
ランドセルのどこにつけるのが安全?
防犯ブザーは、万が一のときにすぐ手が届き、確実に作動させられる位置に取り付けることが大切です。
もっとも推奨されるのはランドセルの肩ベルト部分で、特に子どもが利き手側の手で瞬時に操作できるかどうかが使いやすさを左右します。
鞄工房山本のランドセルには、左右両方の肩ベルトに防犯ブザー用金具(Dカン/ハートカン)が標準装備されています。右利きの子は左肩ベルト、左利きの子は右肩ベルトに取り付けると使いやすく、安全性も高まります。
また、保護者の中には「左に防犯ブザー、右に防犯笛」を取り付けるケースもあり、用途を分けておくことで子どもが混乱せず使えるというメリットもあります。

音量や使いやすさ、子どもが使えることが重要
防犯ブザーは音が大きいだけでなく、子ども自身が引っ張りやすい設計になっているか、誤作動しにくいかも重要です。コードリールタイプや、片手で引き抜ける設計のものが安心です。
ランドセルに鍵をつけるときの注意点
近年増えている「子どもに鍵を持たせる」習慣ですが、「ランドセルキーケース 危ない」という検索ワードも見られるように、不安を感じている保護者も多いようです。
見える場所への取り付けはNG
鍵をランドセルの側面やナスカンにつけると、ぶら下がった状態で他人から見えやすくなります。「あの子は鍵を持っている」と分かる状態は防犯上リスクが高く、避けたいところです。
子どもの鍵の持たせ方のおすすめ
ランドセルの内ポケットや、カバーの内側など、鍵が目立たない工夫が重要です。コードリール式で内側に収納できるタイプや、鍵を完全に隠せるケースを活用するのが安心です。
詳しい取り付け方法やおすすめのキーケースについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶ ランドセルにキーケースをつける?便利な使い方と選び方を解説
反射材の役割と“光る”工夫で守る安全
夕方や雨の日など、視界が悪いときにドライバーが子どもに気づくのが遅れ、事故のリスクが高まります。そこで注目されているのが、「ランドセル 光る」=反射材の活用です。

鞄工房山本の反射材対応
鞄工房山本のランドセルは、すべてのモデルに反射材を搭載。肩ベルトやかぶせの端に配されておりいます。
さらに、約8割のご家庭が購入している「反射材付きランドセルカバー」もおすすめ。傷や汚れから本体を守るだけでなく、視認性を大幅にアップさせてくれます。
「ランドセル 光る」対策としての反射材や、安全性を高めるカバーの活用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶ランドセルに“光る”工夫はある?反射材で守る毎日の安全

子どもを守るためにランドセル選びで気をつけたいこと
防犯ブザーや鍵を取り付ける位置、反射材の有無などは、購入後では変更できないことも多いため、ランドセル選びの段階からチェックしておくことが重要です。
安全性に配慮された設計を確認しよう
- 肩ベルトにDカン(両利き対応)があるか
- ナスカンが強度のある金具かどうか
- 反射材の配置と効果
- 鍵やブザーをつけても干渉しにくい設計か
こうした細部にこだわっているランドセルは、防犯意識の高いご家庭からも選ばれています。
鞄工房山本のランドセルに取り入れられている防犯対策や反射材の工夫については、以下のページでもご紹介しています。
▶ 安全性へのこだわり|鞄工房山本公式サイト

まとめ
子どもが安心して登下校できる環境を整えるには、防犯対策を「道具」と「使い方」の両面から見直すことが大切です。
ランドセルに鍵や防犯ブザーをつける際は、目立たせず、すぐ使えて、子どもが扱えることがポイント。反射材やカバーの工夫で、見えない安心をプラスすることもできます。
鞄工房山本では、6年間安心して使える設計と、使う人の視点に立ったランドセルづくりを行っています。不安な点があれば、お気軽にご相談ください。
