
光るランドセルの多くは、LEDのように自ら発光するのではなく、車や自転車のライトを受けて明るく反射する「反射材」を取り入れたランドセルです。
反射材は、夕方や夜間、雨の日など、お子さまの姿が周囲から見えにくくなる場面で、存在を知らせる助けになります。ただし、反射材は付いていればよいというものではなく、肩ベルト・側面・後方など、どこに配置されているかも大切です。
この記事では、光るランドセルの仕組みや反射材の役割、どこが光るとよいのか、選ぶときのポイントを解説します。あわせて、鞄工房山本のランドセルに採用している反射材や、後から反射材を補えるランドセルカバーについてもご紹介します。
この記事でわかること
- 光るランドセルに使われる反射材の仕組み
- 反射材が役立つ場面と、確認しておきたい理由
- 肩ベルト・側面・後方など、反射材の位置による違い
- 光るランドセルを選ぶときの3つのポイント
- 鞄工房山本のランドセルの反射材と、後付けできる関連アイテム
光るランドセルとは?反射材で光る仕組み

「光るランドセル」と呼ばれるものの多くは、ランドセル自体が発光するのではなく、車や自転車のライトなどを受けると明るく光って見える「反射材」を取り入れたランドセルです。
ランドセルでは、主に次のような形で反射材が使われています。
- 肩ベルトなどに付ける反射鋲
- 側面や前締めベルトに縫い込む反射テープ
- かぶせの縁などに配置する反射材
- ランドセルカバーに取り付けられた反射テープ
一方、LEDライトは自ら光るため、車のライトが当たらない場面でも存在を知らせることができます。ただし、電池や充電、点灯操作が必要です。
反射材が光って見えるのは「再帰反射」の仕組み

ランドセルに使われる反射材には、受けた光を光源の方向へ戻す「再帰反射」という仕組みが利用されています。
たとえば、車のヘッドライトが反射材に当たると、その光が車の方向へ返るため、ドライバーからは反射材の部分が明るく光って見えます。
電池や充電を必要とせず、ライトなどの光を利用して視認性を高められるのが特徴です。
ただし、反射材は自ら発光するものではありません。周囲に光源がない場所では光って見えにくいため、「光るランドセルだから暗い場所でも必ず見える」というものではないことも知っておきましょう。
光るランドセルは必要?どんな場面で役立つ?

反射材が付いた「光るランドセル」は、夕方や夜間、雨の日など、お子さまの姿が周囲から見えにくくなる場面で役立ちます。
特に、日没が早い季節の下校や、学童・習い事からの帰宅などでは、登校時よりも周囲が暗くなっていることがあります。ランドセルの反射材に車や自転車のライトが当たることで、お子さまの存在を周囲に知らせる助けになります。

警視庁が公表した令和8年上半期の統計では、都内における小学生の交通人身事故は16時から18時が最も多く、14時以降から夕方にかけても多く発生しています。下校や放課後の外出と重なりやすい時間帯だからこそ、交通ルールを守ることに加えて、周囲から見つけてもらいやすくする工夫も大切です。
また、警察庁では、日の入り時刻の前後1時間にあたる「薄暮時間帯」は、周囲の視界が徐々に悪くなり、車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れやすいとして、反射材やライトの活用を呼びかけています。
ただし、反射材が付いていれば交通事故を防げるというものではありません。安全に通学するための一つの備えとして、ランドセルを選ぶ際に反射材の有無や位置を確認しておくとよいでしょう。
反射材が役立つ主な場面
- 日没が早い秋から冬の下校時
- 学童や習い事などで帰宅が遅くなる日
- 雨や曇りで周囲が暗く感じられる日
- 車や自転車が行き交う通学路
光るランドセルはどこが光るとよい?

光るランドセルを選ぶときは、反射材が「付いているか」だけでなく、「どこに付いているか」も確認しましょう。
ランドセルは背中に背負うため、反射材の位置によって光を受けやすい方向が異なります。肩ベルト・側面・後方など、複数の方向から見える位置に反射材があると、さまざまな通学環境に対応しやすくなります。
| 反射材の位置 | 特徴 |
|---|---|
| 肩ベルト | 身体の前側に位置し、正面や斜め前から光が当たった際に反射しやすい |
| ランドセルの側面 | 交差点や路地など、横方向から光が当たった際に反射しやすい |
| かぶせ・後方 | 後ろから近づく車や自転車のライトを受けやすい |
| ランドセルカバー | 後から反射材を補うことができ、広い範囲に配置されたものもある |
肩ベルトの反射材
肩ベルトは、ランドセルを背負ったときにお子さまの体の前側にくる部分です。
ここに反射材があることで、正面や斜め前方からライトが当たった際に光を反射します。衣服などで隠れていないかも、背負った状態で確認するとよいでしょう。
側面の反射材
ランドセルの側面に反射材があると、交差点や細い路地など、横方向から光が当たった際にも反射します。
通学路には直線の道路だけでなく、交差点や曲がり角もあります。ランドセルを選ぶときは、後ろから見た状態だけでなく、横から見たときの反射材の位置も確認してみましょう。
後方の反射材
かぶせやランドセルカバーなど、後方から見える位置に反射材があると、お子さまの後ろから近づく車や自転車のライトを受けやすくなります。
反射材は、大きさだけではなく、背負った状態でどの位置に見えるかを確認することが大切です。
光るランドセルを選ぶときの3つのポイント

光るランドセルを選ぶときは、反射材の有無だけでなく、付いている位置や見え方、ランドセルそのものの使いやすさも確認することが大切です。
特に確認しておきたいのは、次の3つです。
- 反射材が付いている位置を確認する
- 実際に光が当たったときの見え方を確認する
- 反射材以外の安全性や使いやすさも確認する
1.反射材が付いている位置を確認する
前のセクションで確認したように、反射材は肩ベルト・側面・後方など、付いている位置によって見え方が変わります。商品写真や背負った状態で配置を確認しましょう。
2.実際に光が当たったときの見え方を確認する
反射材は、通常の明るい場所では目立たないデザインもあります。そのため、可能であればライトが当たったときにどの部分が光って見えるのかも確認してみましょう。
店舗で確認するほか、メーカーの商品ページや動画などに反射時の写真が掲載されていれば、選ぶ際の参考になります。
デザインに自然になじむ反射材もあるため、昼間の見た目と暗い場所での見え方の両方を比べてみるとよいでしょう。
3.反射材以外の安全性や使いやすさも確認する
反射材は、通学時の安全を考えるうえで大切な機能のひとつです。ただし、6年間使うランドセルだからこそ、反射材だけでなく、背負いやすさや丈夫さ、収納力などもあわせて確認しましょう。
お子さまが毎日使いやすく、安心して背負えるかどうかを含めて、ランドセル全体のバランスで選ぶことが大切です。
鞄工房山本のランドセルはどこが光る?

鞄工房山本のランドセルにも、お子さまの通学時の安全を考えて反射材を取り入れています。
2027年ご入学向けランドセルでは、すべてのモデルの肩ベルトに反射鋲を備え、一部を除くモデルでは側面の前締めベルトにも反射テープを縫い合わせています。
反射材を必要以上に目立たせず、ランドセルのデザインになじむよう配置しているのも特徴です。
すべてのモデル|肩ベルトに反射鋲

すべてのモデルの肩ベルトに、ライトの光を反射する反射鋲を備えています。
ランドセルを背負ったときに身体の前側にくる位置に反射材があるため、正面や斜め前方などから光が当たった際に反射します。
日中はランドセルの金具になじむデザインで、上品な佇まいを損なわないよう仕上げています。
一部を除くモデル|側面にも反射テープ

一部のモデルを除き、ランドセル側面の前締めベルトにも反射テープを縫い合わせています。
横断歩道や交差点、細い路地などでは、お子さまを横から見る場面もあります。側面にも反射材を設けることで、横方向からライトが当たった際にも、光を反射する位置に配置しています。
※リベルタ、ユニ、ニュー・アンティーク、香久山には、前締めベルトの反射テープが付いていません。すべてのモデルに肩ベルトの反射鋲を備えています。
反射材の位置はモデルによって異なるため、気になるランドセルが見つかったら、商品ページや店頭で実際の配置を確認してみてください。
ランドセルの反射材は後付けできる?
ランドセル本体の反射材が少ない場合は、反射材付きのランドセルカバーなどを使って後から補う方法もあります。
実際に通学が始まってから、お子さまの帰宅時間や通学路を見ながら、必要に応じて反射材を追加するという考え方もできます。
鞄工房山本のランドセルカバーにも反射材を採用

鞄工房山本では、反射材を取り入れた透明のランドセルカバーをご用意しています。
透明素材のため、ランドセル本来の色やデザインを楽しみながら、かぶせをキズや汚れから守ることができます。また、かぶせ部分に反射材がないランドセルでも、反射材付きのカバーを取り付けることで、後方からのライトを反射する部分を追加できます。
ランドセル本体の反射材の位置や、お子さまの帰宅時間、通学路などに合わせて取り入れるのも一つの方法です。
ランドセルカバーは、ランドセルの形状や素材、モデルに対応したものを選びましょう。サイズが合わないものを無理に取り付けると、ずれや擦れの原因になることがあります。

≫ランドセルカバー(反射材付き)牛革・人工皮革ランドセル向け 詳細はこちら
≫ランドセルカバー(反射材付き・多層オレフィン)コードバンランドセル向け 詳細はこちら
反射シールなどを追加するときの注意点
市販の反射シールなどを使って、必要な場所に反射材を追加する方法もあります。
ただし、革や人工皮革へ直接貼ると、剥がした際に粘着剤が残ったり、表面を傷めたりする可能性があります。使用する場合は、反射グッズの注意事項やランドセルメーカーの案内を確認してください。
ランドセルカバーの上など、素材に負担をかけにくい場所へ取り付ける方法もあります。
光るランドセル・反射材についてよくある質問

光るランドセルは暗闇でも光りますか?
反射材を使ったランドセルは、暗闇で自ら発光するものではありません。
車や自転車のライトなどが反射材に当たると、その光を反射して明るく光って見えます。そのため、周囲に光源がない場所では、反射材が光って見えにくい場合があります。
ランドセルの反射材は6年間使えますか?
反射材の状態は、素材や使用環境、摩擦や汚れなどによって異なるため、「必ず6年間同じ反射性能を保つ」と一概には言えません。
使用しているうちに汚れやキズなどが気になる場合は、反射材の状態を確認し、やわらかい布でやさしく拭き取ってください。必要に応じて、反射材付きのランドセルカバーなどで補う方法もあります。
反射材が付いていれば、ランドセルカバーは必要ありませんか?
反射材付きのランドセルであれば、必ず反射材付きカバーが必要というわけではありません。
ランドセル本体のどこに反射材が付いているかや、お子さまの帰宅時間、通学路などを確認したうえで検討するとよいでしょう。
ランドセルカバーには、反射材を補うだけでなく、かぶせをキズや汚れから守る役割もあります。用途に合わせて選ぶことが大切です。

光るランドセルのまとめ
光るランドセルの多くは、車や自転車のライトを受けると反射して明るく見える「反射材」を取り入れています。
選ぶときは、反射材が付いているかどうかだけでなく、肩ベルトや側面、後方など、どの位置に配置されているかも確認しましょう。通学路や帰宅時間によって、光が当たりやすい方向や、見つけてもらいたい場面は異なります。
また、反射材は通学時の安全を考えるための機能のひとつです。6年間毎日使うランドセルだからこそ、背負いやすさや丈夫さ、収納力なども含めて、お子さまが毎日使いやすいものを選ぶことが大切です。
実際に通学が始まってから必要性を感じた場合は、反射材付きのランドセルカバーなどで補う方法もあります。お子さまの通学環境を思い浮かべながら、ご家族で必要な備えを考えてみてください。






