
2026年ご入学を控えたご家庭にとって、ランドセル選び=「ラン活」は大切なイベントです。とはいえ「ランドセル選びはいつから始めるべき?」「出遅れたらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。実は、人気のランドセルは春先に完売することもあり、早めの行動がカギになるのです。本記事では、情報収集からカタログ請求、展示会、購入決定までの4ステップを時期別に丁寧に解説。完売傾向やトレンド、注意点もまるごとご紹介します。
ラン活とはどういう意味?

「ラン活」とは、お子さまが年中さん~年長さんのときに行う、新1年生の入学に向けてランドセルを購入するまでの活動、「ランドセル活動」の略です。近年では、ただランドセルを選ぶだけではなく、ワークショップや工房見学を通してものづくりの面白さを学んだり、さらに鞄工房山本開催されるランドセル贈呈式という独自のイベントでは、職人さんから直接ランドセルを受け取ることができる、体験型のラン活もあります。
過去の記事「ラン活とは?2026年ご入学までのスケジュールと失敗しないコツをご紹介」もぜひ参考にしてみてください。
ラン活はいつから始めたら良い?

ラン活のスタート時期は、年中さんの冬頃からが始めどきです。
1年以上前からランドセルを選び始めるなんて早すぎない?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一生に一度のお買い物だからこそ、余裕を持って早めにスタートを切ることで、じっくり悩んで購入することができます。
2026年4月のご入学に向けて、鞄工房山本を含む、おおよそのランドセル専門店は2025年夏頃からカタログのお届けをスタートしています。
PCやスマホでのランドセル選びは、お子さまにとっては見づらいものです。情報収集も兼ねて、まずは気になる複数の会社のカタログを請求するのが良いでしょう。カタログは、送料も含めて無料で発送してくれるブランドがほとんどです。
また、2026年2~7月頃からはいろいろなランドセル専門店が各都道府県で出張展示会を開催します。普段はお店が近くになく実際に見に行くことが難しいランドセル専門店のブランドでも、気軽に見に行けるチャンスです!事前に展示会情報をチェックして見逃さないようにしておきましょう。

ラン活を進める際の4つの段階と時期の目安
ラン活は大きく4つの段階に分かれます。「情報収集」「カタログ取寄せ」「展示会訪問」「購入決定」の順に進めていくのがスムーズに進めるコツ。
【情報収集】年中の秋(9〜11月)には、ネットやSNS、先輩ママの口コミなどを通じて、ブランドの特徴、素材、カラー、価格帯などの基礎情報を集め始めましょう。また、早いブランドだと8月ごろから各ブランドでカタログ請求の受付が開始されるので、チェックしておきましょう。
【カタログ取寄せ】年中の冬(12〜翌2月)には、気になるブランドのカタログや生地サンプルを請求します。
カタログはおおよそ12月上旬ごろから順次発送されるので、なるべく早めに請求しておくことと安心です。カタログには実物写真や詳細仕様が載っており、比較検討に役立ちます。
【展示会訪問】年長の春(3〜5月)には各地で展示会が本格化。実物を見て、背負い心地や色味を確認できる貴重な機会です。写真と実物ではイメージが異なりますので、実物を見て購入することがおすすめです。
【購入決定】購入のピークは4〜5月ですが、早期特典や人気モデルの完売を考慮すると、6月までに決定しておくと安心です。
このように時期ごとに段階を踏むことで、無理なくスムーズにラン活を進めることができます。

情報収集スタートは年中の秋頃から
ラン活の第一歩は情報収集です。年中の秋(9〜11月)から、気になるランドセルブランドやメーカーの特徴、人気カラー、素材、価格帯などをリサーチしましょう。
SNSで各社のアカウントをフォローしておくと、販売開始や展示会情報などの最新情報をいち早くキャッチできます。特に工房系ブランドは、公式アカウントからの情報発信が中心なので、チェックは欠かさずに。鞄工房山本でも、公式WebサイトやInstagramで最新情報を随時発信しています。
カタログや生地サンプルの取り寄せは年中の冬頃に
カタログ請求は年中の8月ごろからスタートし、冬には順次発送されます。
実際に何店舗も足を運んで比較検討するのはご家族にとってもお子さまにとっても負担がかかるものです。具体的にランドセルを選び始める前に、カタログを複数社取り寄せて見比べ、気になるブランドをいくつか絞り込むと良いでしょう。
各ブランドの最新ラインナップや仕様、保証内容をチェックするだけでなく、生地サンプルの取り寄せも検討しましょう。
人工皮革・牛革・コードバンなどの素材感やカラーを実際に手に取って比較できるのは、大きな判断材料になります。
鞄工房山本でも、2026年ご入学向けカタログ請求受付は年中さんの8月上旬ごろに開始されました。公式WebサイトやSNSを通じて最新情報を発信しており、カタログ請求は公式Webサイトより無料で申し込むことができます。なお、2026年ご入学向けカタログ請求は現在デジタルカタログのみとなっております。(2025年5月22日更新)
年長の春頃には展示会や店舗で実物をチェック
年長の春(3月〜6月)は、実物を見て触れて選ぶ展示会のシーズン。メーカーやブランドが全国各地で開催する単独展示会や合同展示会に足を運びましょう。
デザインや色の好み、フィット感、重さ、収納力、金具の開閉のしやすさまで、お子さまと一緒にしっかり確認しておくと安心です。
鞄工房山本では、例年2月から6月にかけて全国の主要都市で展示会を開催。全モデルを展示し、試着・注文が可能なほか、会場によってはフォトブースやワークショップの限定企画も楽しめます。また、自宅にいながら気になるランドセルを試すことが出来るレンタルランドセルのサービスもあります。展示会に参加したり、直営店へ足を運んだり、レンタルランドセルのサービスを活用をしたりと積極的に実物を見て触れて、納得のいくランドセル選びにしましょう。

実際ランドセルが購入されている時期
日本かばん協会ランドセル工業会のデータによると、昨年は例年同様にランドセルの比較・検討開始時期としては4月がピークで、約半数の方は4月までに検討を開始しており、ゆるやかに早期化が続いています。毎年、早めや早めに動かれるご家族が増えているのです。
また、 購入する時期に関しては、例年通り5月が最も多く、ついで8月となっています。8月の2回目のピークが終わる頃には、約66.5%の方がすでにランドセルを選び終わっていました。2023年以前と比べると、二大ピーク時期だけではなく、6~7月と9~10月に買う方も増えてきています。

参考:https://www.randoseru.gr.jp/graph/ (最終閲覧日:2025年2月3日)
ラン活の開始時期が早まっている理由

2018年と比較すると、ランドセルの検討時期が全体的に3ヶ月ほど前倒しになっているのに加えて、購入時期のピークも3ヶ月ほど早まっており、ラン活が全体的に早まってきています。その理由としては以下の3つのことが考えられます。
- 早期特典がついてくる!
各ランドセルメーカーでは、早くランドセルを購入すると早期特典がついてくるところもあります。せっかく一生に一度の買い物をするのなら、名入れなどの早期特典がつくとうれしいですよね。 - SNS・インターネットの普及
インターネットやSNSなどを通して、購入を検討したいランドセルの情報がいち早く手に入るようになり、購入も早まるようになったということが考えられます。 - 人気のランドセルは「完売」することもある。
6~7月になると、人気のブランドやメーカーではランドセルの売り切れが出てきます。希望のランドセルが完売で買えなくなってしまう前に、購入したい!という焦りからラン活の時期が早まったと考えられます。
参考:https://www.randoseru.gr.jp/graph/(最終閲覧日:2025年2月3日)
ラン活を進める際の注意点
ラン活をスムーズに進めるには、いくつかの注意点を意識しておくことが大切です。
まず、予算を事前に決めておくこと。ランドセルは価格帯が2万円台から10万円以上と幅広いため、ご家庭の考え方や使い方(たとえば高学年でリュックに切り替えるかなど)を踏まえ、上限を決めておきましょう。
次に、子どもの意見を尊重すること。親がデザインを決めすぎると、子どもが納得できず後悔することも。とくにカラー選びは、本人が気に入ったものを選ぶのが長く愛用する秘訣です。
最後に、保証内容をしっかり確認しましょう。6年間保証の有無、修理時の送料負担、代替ランドセルの貸出サービスの有無などを事前に確認しておくと安心です。
特に売り切れが早いのは工房系や限定モデル
工房系ランドセルは職人の手作業で少量ずつ丁寧に製造されており、大量生産ができないため、人気モデルや限定カラーは早く完売してしまう傾向があります。
予約受付は12〜2月、購入のピークは4〜6月ごろで、ゴールデンウィーク明けには完売情報が出ることも。
カタログ請求や情報収集、現物確認は前年の冬〜春に済ませておくと、希望のモデルに出会える可能性が高くなります。
ランドセルは子どもが使用するので親は意見を押し付けすぎない
ランドセルは毎日背負い、6年間使い続けるもの。何より大切なのは、お子さま自身が「これがいちばん好き!」と思えることです。
お気に入りのデザインや色を自分で選ぶことで、通学が楽しみになり、物を大切にする気持ちも自然と育まれます。また、自分で選んだという経験は、小学校生活への前向きな気持ちにもつながります。
一方で、親が見るべきポイントは耐久性や軽さ、安全面。反射材や防犯ブザーフックの有無、背負いやすさなども重要です。
親子で候補を絞りながら、お互いの意見を尊重して納得の一着に出会う過程も、大切な思い出のひとつになるでしょう。

6年間使い続けるので保証があれば安心
ランドセルの保証内容は、選ぶ際に見落としたくない大切なポイントです。
多くのメーカーで6年間保証が用意されていますが、その内容には違いがあります。通常使用での破損だけでなく、不注意による故障も対象になるか、修理中に代替ランドセルを貸し出してもらえるかなど、細かな条件をチェックしましょう。
鞄工房山本では、・代替ランドセルの無償貸出や全国どこでも送料は無料、自然災害にも対応など6年間、安心してお使いいただけるように手厚い6年間保証を設けています。
2026年入学向けランドセルの最新トレンドと人気カラー

2026年度入学向けのランドセルでは、くすみ系や落ち着いた色味のパステルカラーが女の子に人気です。特にラベンダー、アッシュピンク、ミントブルーなどは、やさしい雰囲気と個性を両立できる色として注目されています。複数のカラーを組み合わせたバイカラータイプも人気が高まっています。
男の子では、定番の黒をはじめ、ネイビーやブルー系、グリーン系など、落ち着きと爽やかさを兼ね備えたカラーが根強く支持されています。メタリック調のアクセントやステッチの色で個性を加えるケースも。
素材面では、軽くて丈夫なクラリーノに加え、天然素材である牛革やコードバンも引き続き人気です。かぶせ部分だけに天然素材を使い、他は人工皮革にすることで、軽さと高級感のバランスをとったハイブリッド型のモデルも注目を集めています。
最高のラン活に鞄工房山本ランドセルをご検討ください
鞄工房山本のラン活はワークショップや工房見学、ランドセル贈呈式など様々なイベントを含む「体験型」です!なぜなら、触れて・感じて・体感してもらってこそ、私たちのランドセルのよさが伝わると考えているからです。
ランドセル選び、それは「はじめての一生もの」
私たち鞄工房山本は1949年に創業し、「いつの時代もいいものをつくらなければならない」という先代の考えのもと、300を超える工程があるランドセルづくりをすべて自社の工房で行っています。分業制が進む鞄業界では非常に珍しいですが、創業以来ずっと自社一貫製造を守り続けることで、すべてのパーツひとつひとつの品質に自信を持って、「はじめての一生もの」にふさわしいランドセルをつくりあげる、これが私たちの誇りです。
素敵な思い出となる「工房見学」「ランドセル贈呈式」
【ワークショップ】

鞄工房山本では、不定期にお子様向けワークショップを開催しています。ランドセルをつくるときに、余りとして出てしまった革を利用してオーナメントやコインケースなどを作っていただく、サステナブルな取り組みです。
【工房見学】

鞄工房山本では、いつでも誰でも自由に工房を見学していただけるように工房を開放しています。ランドセルが丁寧につくられている工程を見ることで、お子様はもちろん、ご家族様もランドセルへの愛着がより一層高まります!
※工房見学可能日時は下記URLよりご確認ください。
▶工房見学
【ランドセル贈呈式】

ランドセル贈呈式とは、鞄工房山本の実際にランドセルをつくっている職人たちからお子様にランドセルを直接お渡しするイベントです。
参加いただいたご家族からは「大切に使いたいという思いが深まった」「ランドセルを購入してよかった」というご感想を毎年いただき、私たち自身も励まされ、とても大切にしているイベントです。
▶ランドセル贈呈式
※ご応募いただいた方の中から抽選でのご参加とさせていただきます。
まとめ
2026年入学に向けたラン活は、年中秋の情報収集から始まり、年長春の展示会で本格化。完売を避けたいなら6月ごろまでの購入が安心です。
ランドセルは、お子さまが6年間毎日使う大切なもの。予算や保証内容を確認しつつ、何よりもお子さまの「これが好き!」という気持ちを大切にしましょう。
鞄工房山本では、職人が心を込めて仕立てたランドセルを、展示会や工房見学などの体験を通じてお届けしています。家族みんなで選ぶ、楽しい思い出になりますように。