
ランドセルは、お子さまが6年間毎日使う特別な相棒。その選び方や購入を誰が担うかは、家庭ごとにさまざまです。近年は、祖父母が購入費を負担するケースが過半数を占める一方で、両親が主導して選ぶご家庭や、費用と選定を分担するケースも増えています。本記事では、最新データをもとに購入者の割合やその変化を解説し、パターンごとのメリット・デメリットまでご紹介します。家族みんなが納得できるランドセル選びの参考にしてください。
ランドセルは誰が選ぶのが一般的?最新事情を解説
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会の調査によると、購入したランドセルの支払いは祖父母がなされる場合が多い*ことがわかりました(2025年4月ご入学の方)。
ご両親が支払うケースは全体の41.5%に対し、祖父母のケースは全体の過半数、54.4%を占める結果となりました(残りの4.1%は不明と回答)。

また、同アンケート2018年以降の結果を参照すると、ここ6年ほど祖父母が支払われる割合はゆるやかな下降傾向にあることがわかります。
ランドセルは誰が買った?最新アンケート結果
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会の調査によると、2025年ご入学向けランドセルの購入者の内訳は「両親」41.5%、「祖父母(父方)」27.2%、「祖父母(母方)」27.2%、「その他・不明」4.1%でした。祖父母が費用を負担する割合は合計54.4%で、過去5年間も50%以上を維持しています。
特に2020年以降は大きな変動はなく、祖父母購入が安定して高い水準を保っているものの、祖父母購入率は微減傾向にあります。

昔と今は違う?ランドセル購入の慣習の変化
時代によってランドセル購入の週間は変化してきました。
【昭和の時代】
両親が子どものためにランドセルを購入するケースが多かったようです。祖父母が購入する事例は少数派で、基本的には親が責任をもって育児費用を負担していました。
【平成の時代】
ランドセルを祖父母が買うイメージが徐々に広がり始めました。バブル後の経済状況や世帯構造の変化tおともに、祖父母が「入学祝い」としてランドセルを贈ることが広まります。
ラン活ブームにより、ランドセル選びの主導権は親、祖父母が購入を援助するという分担も一般化しました。
【令和の時代】
先ほど述べたとおり、祖父母が購入する割合は過半数に登ります。物価高・高級志向・多様化などが進み、ランドセルの購入価格も高まっています。
さらに購入時期にも変化が。年中の夏以降にカタログ請求を始め、ランドセル購入のピークは年長春~夏という早期化が進んでいます。
【パターン別】誰が買う?それぞれのメリット・デメリット
ランドセル購入は、購入者や負担方法によって4つの代表的なパターンがあります。
| 購入パターン | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 両親が全額負担 | 好みやこだわりを100%反映できる。意思決定が早い。 | 家計への負担が大きい。 |
| どちらかの祖父母が全額負担 | 入学祝いとして喜ばれ、経済的負担が軽減。 | もう一方の祖父母との心情に配慮が必要。 |
| 両家の祖父母で折半 | 入学祝いとして喜ばれ、両家ともに満足してもらいやすい。 | 子どもの好みなどを反映できない場合がある。 |
| 折半(祖父母+両親) | 双方の意見を反映しやすく公平感がある。 | スケジュール調整や意思決定に時間がかかる。 |
家庭ごとの状況や価値観に応じて、どのパターンが最も円満かを検討することが大切です。
ランドセルを「どっちの親が買うか」で揉めないための決め方
ランドセルはお子さまにとって大切な入学準備のひとつですが、両家の祖父母が「買ってあげたい」と申し出てくれることも少なくありません。その厚意はとてもありがたい一方で、どちらにお願いするかで迷い、思わぬ気まずさを招くことも。こうした場合は、事前に夫婦で方針を話し合い、購入パターンごとのメリット・デメリットを理解してから調整に臨むことが大切です。折半や別の入学準備品の分担など、双方の気持ちを生かす方法を検討しましょう。
両家から「買ってあげる」と言われた時の円満な進め方
両家から「ランドセルを買ってあげる」と言われた場合は、まず感謝の気持ちを伝えることが第一歩です。そのうえで、「せっかくならどちらの気持ちも形にしたいので…」と切り出し、折半や分担の提案をします。たとえば、「ランドセルは折半でお願いし、学習机はもう一方にお願いできたら嬉しいです」といった会話例です。
こうすれば双方の厚意を無駄にせず、全員が満足できる形に収まります。事前に希望するモデルや予算感を共有しておくと、よりスムーズに進みます。
ランドセルを祖父母が選ぶ理由
祖父母さまからの入学御祝では、わが孫の喜ぶ姿をひと目見たい一心から、贈り物が選ばれることが多いようです。お祝い金を包む場合もありますが、日常的に使用する特別感のあるもの、特にランドセルを選ぶ方が多くいらっしゃいます。
思い出に残る入学祝いとしての価値

祖父母からもらったランドセルは、お子さまにとって希少な意味をもたらします。
2022年3月にご卒業されたあるお子さまのもとへ、登校最後の日にインタビューに伺いました(インタビュー映像はこちら)。ひいおじいちゃんとお母さんとランドセルを選びに来てくれた少年は、「楽しい時も、しんどい時も、ずっとひいおじいちゃんが側にいるような気がしました。この6年間、このランドセルと一緒にいれて、嬉しかったと思いました。」と、ランドセルとの思い出を聞かせてくださいました。
彼の他にも、ご卒業を迎えられたお子さまから届いたメッセージに「おじいちゃん・おばあちゃんからもらったランドセル」と綴られていることは決して少なくありません。祖父母から受け取ったランドセルは、祖父母様にとっても、お子さまにとっても他には代えられない思い出となります。
経済的支援としての役割

文部科学省の調査によると、公立小学校に通う子供の学習費として、年間33万6,265円の支出*がなされていることがわかりました。
特に小学校入学前の時期は用意するものが多く、大きな出費が重なります。
近年はランドセルの価格が高騰し、ランドセル工業会の2025年調査では、購入平均価格は60,746円*。祖父母が購入を担うことは、両親の経済的負担を軽減する大きな助けになります。
また、ランドセルに限らず制服や学用品などお子さまの準備と、入学式に備えて親御様がスーツやフォーマルな装いを新調されることもあるようです。なかでもランドセルは代えが効かず、品質や保証が確かなものを選ぼうとすると決して安くはないお買い物となります。祖父母にその負担を軽減してもらうことで、より多くの選択肢からランドセル選びをすることができます。
※出典: 令和5年度子供の学習費調査の結果について – 文部科学省
※出典:ランドセル購入に関する調査 2025年 – ランドセル工業会
家族の絆を深める効果

普段はなかなか会う機会に恵まれなくても、同じお家で暮らしていても、祖父母様はいつも子どもたち・孫たちの幸せを願っています。小学校入学という一生に一度の大きな節目を、ランドセル選びを通じてご家族皆さまでお祝いしてみるのはいかがでしょうか?
鞄工房山本の直営店や展示会には三世代でのご来店も珍しくありません。お子さまがたくさん背負い比べてたったひとつのランドセルを選ぶ決断をする光景は、その成長を目の当たりにすることのできる貴重なひとときです。店舗で色やデザインを選びながら会話を楽しむ時間は、かけがえのない思い出となることでしょう。
また、祖父母様と遠方のため一緒に来店するのは難しいというご家庭には、テレビ通話もおすすめ。ランドセルを背負ったお子様の写真を送付するだけでも、お子さまの成長を共有することができます。
祖父母に上手にお願いする伝え方・例文
祖父母にランドセル購入をお願いする際は、率直なお願いよりも感謝の気持ちを添えて伝えることが大切です。
例えば、「入学祝いにランドセルをお願いできたら、とても心強いです。○○がこの色を気に入っていて、一緒に選んでいただけると喜びます。」というように、祖父母が関わることで得られる喜びや思い出づくりの側面を強調すると伝えやすいでしょう。
また、予算や希望のモデルがある場合は、事前に具体的な情報を共有しましょう。「このモデルは6年間安心して使える品質で、○○が気に入っています」と伝えると、納得感を持って協力してもらいやすくなるはずです。
ランドセルを両親が選ぶ場合のメリット・デメリット
ランドセルを両親が選び、購入する場合は、子どもの好みや親のこだわりを自由に反映できるという大きなメリットがあります。
一方で、費用はすべて家計からの負担となり、入学準備全体の出費が重くなることも。また、祖父母が購入を希望していた場合には、気持ちに配慮する必要があります。こうしたメリットとデメリットを理解したうえで、家族全員が納得できる方法を選びましょう。
メリット:子どもの意見や親のこだわりを100%反映できる
両親が購入する場合、色やデザインはもちろん、子どもの体型や通学距離に合わせた軽さや背負いやすさも選べます。素材や機能性にこだわったモデルを選びやすく、試着や比較も自由にできるため、6年間安心して使えるランドセルを見つけやすいのが魅力です。
デメリット:家計への負担が大きくなることも
ランドセルの平均価格は60,746円*。これに加えて制服や学習机、文房具などを揃えると10万円以上の出費になることも。全額を家計で負担する場合、他の教育費や生活費に影響が出る可能性があります。
※出典:ランドセル購入に関する調査 2025年 – ランドセル工業会
祖父母にはどう伝える?購入後の報告で感謝を伝える工夫
両親が購入した場合でも、祖父母への感謝を忘れないことが大切です。例えば、
- 購入後に写真や動画を添えて報告する
- 入学式当日の晴れ姿をアルバムやカードにして贈る
- 感謝の手紙やメッセージを送る
こうした方法で「自分たちで選んだけれど、支えてくれる気持ちは受け取っています」という姿勢を示せます。また、他の入学用品や記念品をお願いする提案も、祖父母が関わる機会を持てるため喜ばれます。
ランドセル購入で祖父母と揉めがち?よくある失敗例と対策

ランドセル購入はお子さまの成長を祝う大切な機会ですが、祖父母が関わることで思わぬすれ違いが起きることもあります。
例えば、両家で同じタイミングに購入を申し出てしまう、好みや機能面で意見が合わないなどです。こうした場合は、事前に希望や予算を共有し、「せっかくならみんなで候補を見ながら決めたい」と前向きな言葉で調整しましょう。事前の話し合いが円満な購入につながります。
ケース1「サプライズで届いたけど…」デザインの好みが合わなかった
実際にあった事例として、祖父母がサプライズで購入したランドセルが、子どもや両親の希望する色・デザインと大きく異なり、使う本人が残念な思いをしたというケースがあります。これを防ぐためには、
- 事前に好みの色やモデルを写真で共有する
- 候補を2~3つに絞って提案する
- 店舗や展示会で一緒に見学する
といった対策が有効です。選ぶ過程も共有することで、贈る側・受け取る側の満足度が高まります。
ケース2「良かれと思ってくれたけど…」機能や重さが希望と違った
「丈夫そうだから」と選んでもらったランドセルが、実際は重く、通学で負担になったという失敗もあります。特に小柄なお子さまや通学距離が長い場合、背負いやすさや重量は重要な選定ポイントです。
防水性やポケットの使いやすさなど機能面も、日々の使い勝手に直結します。
購入前に必ず試着し、歩いたときのフィット感や重さを確認すること、素材やサイズをお子さまに合わせて選ぶことが失敗防止につながります。
ケース3「どっちも買ってくれると言われ…」父方と母方の間で板挟みに
父方・母方どちらの祖父母からも「ランドセルを買いたい」と申し出があり、断りきれずに板挟みになることもあります。
こうした事態を避けるには、早めに両家へ状況を共有し、「ランドセルは○○にお願いして、学習机は△△にお願いしたい」といった役割分担を提案するのが効果的です。
また、ランドセル購入費を両家で折半してもらうというのも、双方の好意を無駄にせず話を円満に進めやすいでしょう。
協力して入学準備を進められるよう、感謝の言葉とともに具体的な案を伝えることが円満解決の鍵です。
祖父母と親で後悔しないランドセル選びのコツ

父母にランドセル購入をお願いする場合も、申し出をお断りする場合も、事前の配慮とタイミングが大切です。
父方・母方の双方に同じ情報を共有し、早めに話し合うことでトラブルを防げます。お願いする場合は感謝の気持ちを添え、断る場合も代わりにお願いできる品を提案すると、好意を無駄にせず関係を保てます。納得できる選び方には、円滑なコミュニケーションが欠かせません。
子どもの希望を取り入れる具体策

祖父母へ子どもの希望を伝える際は、「○○がこの色をとても気に入っていて、6年間大事に使うと思います」と、理由とともに伝えると理解されやすくなります。
意見が対立した場合は、「こちらも素敵ですが、実際に背負ったらこの色が似合っていました」など、実体験を交えた説明がおすすめです。さらに、「どちらが似合うか一緒に見てもらえますか?」とお願いすれば、選ぶ過程を共有でき、自然に折り合いがつきやすくなります。
長期使用を考えた選定基準
ランドセルは6年間毎日使うため、耐久性や機能性は必須条件です。素材の丈夫さ、背負いやすさ、防水性、軽さなどを確認しましょう。また、背負いやすい点や、保証内容なども重要なポイントです。デザイン性だけでなく、卒業まで快適に使える仕様かを意識し、長期視点で選ぶことが後悔しないコツです。
- 耐久性、耐水性
- ユーザーズボイスなどから、先輩ママ・パパたちのアドバイスをキャッチ!
- 背負いやすさ
- 軽さに加え、お子さま自身の身体にフィットしているかどうかに注目!
- 6年間保証
- 無償修理の判断基準や、修理の保証範囲までしっかりチェック!
こちらも参考に:鞄工房山本ランドセルの特長
こちらも参考に:鞄工房山本の修理・6年間サポート
鞄工房山本では、 6年間ご愛用いただいたランドセルのメンテナンスを承っています。ごきょうだいやランドセルを必要とするだれかに譲り、その方が引き続きランドセルをお使いになれるよう、パーツ交換やクリーニングなどを行う有償のサービスのことです。例年、有り難いことに数多くのご依頼をいただき、役目を果たしたランドセルに新たな期待を詰め込んで送り出しています。

こちらも参考に:ランドセルのメンテナンス についてくわしく知りたい方はこちら
思い出作りにつながる選び方
購入のプロセスそのものも、家族にとって大切な思い出になります。祖父母や両親、子どもが一緒に店舗を訪れ、試着や色選びを楽しむ時間は、後から写真や動画で振り返る宝物になります。たとえオンライン購入の場合でも、画面越しに候補を一緒に見たり、届いた瞬間を共有するなど、関わる時間を意識すると記憶に残ります。
両親と祖父母で揉めないためのコミュニケーション術【例文付き】
ランドセル選びは、お子さまや祖父母の意見を尊重しつつも、両親が納得できるものを選ぶことが大切です。その理由は、
- 通学環境や生活リズムを最も理解しているのは親である
- 家計状況や予算配分を把握している
- 最終的に責任を持ってサポートする立場にある
事前に夫婦で話し合うべきポイントは、
- 予算の上限
- 購入時期
- 重視する機能や素材
- 色やデザインの許容範囲
これらを整理しておくことで、祖父母への依頼や調整もスムーズになります。
【最重要】ラン活の主導権は親が握り、夫婦で方針を固める
ラン活の中心となるべきは両親でしょう。ご夫婦で「予算」「購入時期」「重視するポイント」をあらかじめ話し合い、方針を固めておくことで、祖父母とのやり取りもスムーズになります。
方針がぶれてしまうと、意見が食い違った際に収拾がつかなくなるため、まずは家庭内での意思統一を優先しましょう。
【タイミングが鍵】年長の春〜夏までには相談を始める
理想的なスケジュールは、年中の冬に情報収集、展示会が多く開催される3月以降に実際に試着などをして候補を絞り、年長春~夏に決定。
早めに動くことで人気モデルの選択肢が広がり、祖父母との予定も合わせやすくなります。相談開始は年中さんの後半時期には始めておくと安心でしょう。
【伝え方が9割】角が立たない上手な相談・お願いの仕方
祖父母への依頼は、言葉選びが大切です。
- 例文1:「入学祝いにランドセルをお願いできたら嬉しいです。○○も一緒に選んでもらえると喜びます。」
- 例文2:「予算はこのくらいを考えています。一緒に見に行けたら心強いです。」
- 例文3:「候補をいくつか決めたので、どれが似合うか見てもらえませんか?」
依頼は柔らかい表現で、相手が参加しやすい雰囲気を作りましょう。
- NGワード:「買ってください」「このモデルが絶対欲しい」
- OKワード:「お願いできたら嬉しい」「○○(子ども)も喜びます」
申し出を上手に断りたい場合の丁寧な伝え方
断るときも感謝を前面に出します。
- 例文1(既に決めている場合):「お気持ちが本当に嬉しいです。実はもう決めてしまっていて…ですが別の品をお願いできたら助かります。」
- 例文2(子どもの意見を尊重したい場合):「○○が自分で選びたいと言っていて、その気持ちを大事にしてあげたくて…」
- 例文3(家族での記念として選びたい場合):「今回は家族で選ぶ思い出を作りたくて…その代わり入学祝いに別のものをお願いできたら嬉しいです。」
理由と代替案を添えることで角が立ちません。
祖父母に感謝が伝わる!お祝いを気持ちよく受け取るための工夫
祖父母からランドセルや入学祝いをいただいたら、感謝の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
手紙やビデオメッセージでお礼を伝えたり、入学式当日の写真やアルバムを贈ると喜ばれます。お返しとしては、食事会に招待する、季節の果物や銘菓を贈るなど、心のこもった品が良いでしょう。
こうしたやり取りは、物だけでなく心の交流として記憶に残り、家族の絆を一層深めます。

ランドセルなら鞄工房山本
鞄工房山本は1969年からランドセルを作りはじめ、さまざまなお子さまが6年間の相棒と出会う様子を見届けてきました。それぞれのご家庭にとって一番のランドセルを見つけられるよう、どんな些細な疑問やご要望でもおきかせください。
ランドセル選び、それは「はじめての一生もの」

鞄工房山本のランドセルづくりは創業者の山本庄助からはじまりました。2023年に創業者の孫である一暢へと継承され、確かな技術とともに「魂を込めたものづくりでお客様に笑顔を届ける」という意志を受け継ぎました。
お子さまがときめくデザインの実現はもちろん、親御様や祖父母様に安心してお選びいただけるよう、確かな素材と品質をもとに、職人たちが魂を込めたものづくりに励んでいます。一枚の革からランドセルの形となるまで、すべての工程をオープンにし、誠実にものづくりと向き合いつづけています。
素敵な思い出となる「工房見学」「ランドセル贈呈式」
わたしたちのランドセル工房は奈良県橿原市に位置しています。
ランドセル選びの時間を楽しんでいただけるようさまざまな催しやイベントを開催しており、これらの体験がお子さまの「ものを大切にする心」が育まれるきっかけとなることを願っています。
- 工房見学
- 半裁と呼ばれる一枚の大きな革を仕入れるところから、ランドセルの形となり梱包するまで、そのすべての工程を見学していただけます。実際の工房でしか感じられない風景や音、匂いをぜひご家族皆さまで体感してみてください。
- 工房見学 についてくわしく知りたい方はこちら
- ランドセル贈呈式
- 職人が心を込めて作り上げたランドセルを、直接お子さまの手に託します。ランドセルづくり最後の一工程をお子さまとご家族様で仕上げていただくことで、世界にひとつだけのランドセルが誕生します。
- ランドセル贈呈式 についてくわしく知りたい方はこちら
よくある質問
ランドセルはどちらの親が買うべきですか?
ランドセルには「誰が買うべき」といった慣習や決まりはなく、ご家庭によって選び方はさまざまです。2018年以降は毎年、ご両親よりも祖父母さまが費用を負担されるケースのほうが多いという結果が続いています*。母方・父方どちらの祖父母さまがより多く購入されているかは、例年おおむね同程度の割合となっています。
また、両家の祖父母さまから少しずつご支援を受けて購入されるご家庭もあり、それぞれの事情に応じた選び方がなされています。
ランドセルを祖父母から買ってもらう場合の相場は?
2025年のランドセル購入金額の平均は60,746円、最も購入された価格帯は65,000円以上でした*。祖父母さまが全額ご負担されて、お子さまにプレゼントとして贈られるケースのほか、両家の祖父母さまからそれぞれ一部ずつご支援を受け、ご両親が差額を負担されるご家庭もあるようです。
ランドセルの価格は素材や品質、ブランドによっても異なります。ご家族の想いやご予算に合ったかたちで、長く大切に使えるものを選ばれるのがオススメです。
ランドセルを誰が買うか、いつまでに決めておけばいい?
ランドセルを誰が買うかは、年中さんの冬頃や、カタログ請求を始めた頃から話題にしておくと、ラン活をスムーズに進められます。多くの専門店では2月頃から販売が開始され、全国で展示会も行われるようになります。じっさいにランドセル選びを始める前にご予算や役割分担を話し合っておくことで、選択肢が豊富な時期に、納得のいくランドセルを選びやすくなるでしょう。
参考記事: ランドセルはいつ買うのがベスト?【26年度】購入時期と失敗しない選び方とは|鞄工房山本
家族みんなで納得のいくランドセル選びをするために

ランドセルは6年間毎日使う、大切な「相棒」です。その選び方は、使う本人であるお子さまだけでなく、家族みんなの思いが反映されることが理想です。色やデザイン、機能、予算など、重視するポイントは家庭によって異なりますが、大切なのは事前に話し合い、意見をすり合わせること。実物を一緒に見に行く機会を設ければ、納得感も高まります。祖父母や両親、そしてお子さまが笑顔で入学の日を迎えられるよう、家族全員で協力して選びましょう。
鞄工房山本は、職人の魂が込められたランドセルを通じて、お子さまと保護者さまの思い出に残るような選び方をサポートさせていただきます。直営店(奈良本店・銀座店・横浜店・梅田店)や全国での展示会にて心よりお待ちしています。工房見学や贈呈式などの他では味わえない体験もご用意していますので、ぜひご家族皆様で楽しいひとときをお過ごしいただけますと幸いです。






