
ランドセルは「いつ買うのが正解?」と迷う方へ。専門店と量販店では販売スケジュールも欠品のタイミングも異なります。早めに動けば選択肢や特典が多く、比較検討にもゆとりが持てる一方で、購入時期によっては子どもの好みが変わることも。この記事では、2026・2027年度入学向けのスケジュールや年齢別の選び方、通販時の注意点まで、後悔しないためのヒントをやさしく解説します。
ランドセルはいつ買うべき?

ランドセルのオススメ購入時期は、「専門店or量販店かどちらでランドセルを購入するか」によって若干異なります。
専門店とは、鞄工房山本のようなランドセルを主に販売するブランド、メーカーのこと。「工房系」などと呼ばれることもあります。
量販店とは、大型ショッピングモールの中などにあり、複数のブランド、メーカーのランドセルが一緒に展示してある店舗のことです。
では、早速その違いを見ていきましょう。
専門店で購入する場合

鞄工房山本などのランドセル専門店では、一般的にお子様が年中さんの夏頃からランドセルカタログの受付が始まります。その後、お子様が年中さんの冬頃からランドセルの注文受付を開始し、2〜3月頃から展示会を開始するところが多いようです。

上のグラフは、2024年に鞄工房山本にて「2025年ご入学向けランドセル」をご購入されたお客様の月別ご注文数です。1~5月までに注文された方が全体の74%。とくに4月・5月のご注文が多いことがお分かりいただけるはずです。
ちなみに、現在鞄工房山本では2026年ご入学の方向けのランドセル無料カタログ請求の受付をしており、2024年12月からはランドセルの販売も開始しています。
2025年2月以降は全国で展示会を開催いたしますので、お近くで開催の際はぜひ会場で実物を手にとってご覧くださいませ(展示会のご予約を受付中です)。
このようなランドセルの販売情報一覧は、年中さんの夏頃に発表されることが多いので、気になる方は各専門店のSNSなどをフォローしてチェックすると良いでしょう。
【欠品が出始める可能性が高いのは6月ごろ】
専門店は一部の人気モデルや色の欠品が出始める時期が比較的早いのが特徴です。理由は専門店と比較してランドセルの生産本数が少ないことや手作りのため抱える在庫の数が少ないことが挙げられます。
そのため、専門店は年中さんの3月〜年長さんのGW頃までがランドセル販売のピークとなり、5月下旬〜6月頃になると、欠品(完売)の色やモデルが出始める可能性が高くなります。
特に販売本数に限りのある「限定商品」は早期に販売を終了することもあるため注意が必要です。
【しっかり検討して購入したい方は年中さんの12〜2月がオススメ】
専門店で希望のランドセルを確実に購入したい、納得いくランドセル選びをされたいという方は、お子様が年中さんのうちから検討をスタートされることをおすすめいたします。
時期が遅くなるにつれ購入できるランドセルの選択肢が少なくなっていきますので、年中さんのうちに、カラーや素材などランドセル選びのポイント、重視する点などをご家庭で相談し、候補を絞っておくのが良いでしょう。
また、各メーカーによって異なるランドセルの「修理対応」や「保証」、「早期購入特典」などの情報もこの時期から集めておくとより安心ですね。
【ランドセル関連で収集しておくとよい情報】
- ランドセルの販売開始時期
- 展示会スケジュール
- ランドセルの修理、保証内容
- 割引など早期購入特典
- ランドセルリメイクの取り扱い など
【鞄工房山本の早期購入特典】
- 名入れネームプレート無料(2025年2月末までのご購入の方)
- 奈良の工房での「ランドセル贈呈式」に応募(2025年5月末までのご購入の方)
量販店での購入の場合

様々なメーカーのランドセルを一度に比較検討できる量販店でご購入の場合、専門店の販売スケジュールよりも全体的に後ろ倒しになるのが特徴です。
専門店では年長さんの春頃(4月〜5月)から販売が開始になり、翌年の3月まで販売を継続するところが多いようです。小学校入学直前までランドセルを購入できるのは、量販店の安心ポイントの一つと言えるでしょう。
【欠品が出始めるのは秋頃から】
専門店では年長さんの6月頃から完売するモデルが出始めますが、量販店ではそれよりも遅く秋頃から完売の商品が出始める可能性があります。
その頃になると価格の安いアウトレット品の販売やランドセルのセールが始まることもありますので、お安くランドセルを購入されたい方はこのタイミングを狙ってみてはいかがでしょうか。
【しっかり検討して購入したい方は年長さんの7〜9月がオススメ】
量販店のランドセルをしっかり検討して購入されたい方は、年長さんの7月〜9月頃がおすすめです。
この時期は、ランドセルメーカーの人気ランキングが男の子、女の子別に発表されたり、先にランドセルを購入された人の情報がネットの記事で読めたりもします。
SNSでも「#ラン活」などのハッシュタグの投稿が増えラン活情報が盛り上がる時期ですので、より多くの情報を得て、より希望に近いランドセルを探すことができるでしょう。
ランドセルを早めに購入するメリット

では、ランドセルを早めに購入する「メリット」は何でしょうか。
いくつかありますが、大きくは次の2つが挙げられるでしょう。
多くのモデルから選べる
購入時期が遅くなるにつれて、完売するモデルや売り切れのカラーが出る可能性が高くなります。
最近は、シンプルなものから個性あふれるものまでランドセルのデザインも様々。カラーも豊富で、大人でもどれか一つを選ぶのは大変です。
そんな中、お子様がせっかく選んだたった一つのランドセルが完売になってしまった……なんて悲しい事態は避けたいですよね。豊富な種類の中からお子様が本当に好きなランドセルを選べるのは、早めに購入するメリットと言えるでしょう。
店舗や展示会場の混雑を回避できる
ラン活のピーク時期は、店舗も展示会場も混雑する日が多くなります。特に週末は、男の子や女の子に人気のランドセルが順番待ちになったり、スタッフが接客に追われ質問したいことが聞けない……なんてことも。
お子様はお好みのランドセルをたくさん背負って気に入ったものを見つける、親御様はスタッフに「ランドセルの選び方」などを質問して不安を解消する、とご家族皆様にとって安心材料が多いのは、やはり早めのご購入のメリットと言えるでしょう。

早期割引や特典を受けられる可能性がある
ランドセルは早めに購入することで、うれしい特典を受けられることもあります。たとえば鞄工房山本では「名入れプレート無料」のサービスを実施。他ブランドでも、早期割引やランドセルと同色のキーホルダーなどオリジナル革小物のプレゼント、限定カラーの優先購入など、期間限定の特典が用意されています。
春の新作発表から夏前までは、各メーカーが力を入れて販売促進を行う時期。価格だけでなく特典の有無も、購入タイミングを決める大きなポイントになります。
じっくり比較検討する時間が確保できる
早めにランドセル選びをスタートすれば、比較検討にゆとりが持てます。店舗やブランドごとの特徴を見比べたり、展示会をスケジュールに組み込んだりと、落ち着いて選べるのがメリット。
また、支払い方法や素材・デザインの希望を家族で相談する時間が十分に取れるのも、早期検討ならではの利点です。新作発表直後は選べるモデル数も多く、ゆっくり選びたいご家庭には特におすすめです。
ランドセルを早めに購入するデメリット
では、逆にランドセルを早めに購入する「デメリット」はあるのでしょうか。
こちらも2つのデメリットが挙げられます。
身体が小さいうちに選ぶとランドセルが身体に合っているのかわかりにくい
お子様の成長スピードは早いのでランドセルを選んだ時期と実際に小学校に入学する時期では、体格が変わっていることも。特に年中さんのうちに購入される場合は、お身体が小学校入学時より小さいため、ランドセルが身体に合っているのかわかりにくいというデメリットがあります。
実際、「購入時期が早いと身体が小さいから背負い心地がわかりにくい」という意見もネット上にあります。
早めに購入される場合は、肩ベルトの長さ調節を店員さんにお願いしてお子様の身体へのフィット感を見たり、身体の大きい親御様がランドセルの背負心地を確認するなどで対応していただくのが良いでしょう。
ランドセルが早く届きすぎる

早めに購入した場合、メーカーやブランドによっては、年中さんの夏頃からランドセルが届くこともあります。
「大切なランドセルが早く届きすぎるとランドセルの保管がきちんとできるか心配」というお声もありますが、小学校ご入学より早めに届いた場合も、メーカーが推奨する方法で保管すれば問題はありません。
引っ越しなどでランドセルの届け先が変更になる場合も、メーカーによっては対応可能な場合もあるので一度相談してみるのが良いでしょう。
鞄工房山本のランドセルの保管方法はこちらを参考になさってください。
子どもの好みが変わる可能性がある
子どもは成長とともに好みが変わるもの。だからこそ、ランドセル選びでは「飽きのこないデザイン」を意識して、シンプルな形やベーシックなカラーを選ぶのが一つの工夫です。
とはいえ、お子様が自分で気に入って選んだランドセルを、親の判断で否定してしまうのはできるだけ避けたいところ。たとえ数カ月、数年後に気持ちが変わったとしても、「自分で選んだランドセルだ」という実感は、6年間を大切に使い続ける原動力になります。
飽きることを心配しすぎるよりも、「自分で選んだ」という実感が、きっとその後の大切に使う気持ちにつながっていくはずです。
入学年度別のランドセル購入スケジュール
2026年入学予定の方の購入タイミング
【1〜5月】多くのメーカーが早期予約を開始。名入れ無料、限定カラー、ノベルティ付きなどの特典が充実しています。
【6〜9月】特典はやや落ち着くものの、在庫はまだ豊富で、比較検討がしやすい時期。人気モデルはこのあたりで完売しはじめることもあるので、早めの行動がおすすめです。
【10〜12月】完売モデルが目立つ時期。選べる種類は減りますが、前年モデルや展示品などが10〜50%引きで販売されることも。費用を抑えたいご家庭にはお得な選択肢となります。
2027年入学予定の方の購入計画
【8〜12月】ランドセルメーカーがカタログ請求の受付を開始する時期。早いところでは8月から、遅くとも12月には請求可能に。
【1〜3月】この時期から販売予約を開始するブランドが増えてきます。展示会スケジュールやショールームの試着会情報も本格的に公開されるため、情報収集のタイミングとして重要な時期です。
【3月以降】展示会やショールーム、百貨店などでの試着会が本格化。実物を実際に目で見て、触れて、じっくり比較検討していきましょう。6月ごろから完売になるモデルも出てくるので、ご希望のランドセルを選べるよう、なるべく5月中までにご検討いただくことをおすすめします。
年中のうちは体格も小さく、イメージしにくい部分もありますが、「家族での下見」や「本人の反応を見る」といったステップとして活用できます。翌年に向けた比較材料を揃える期間としても有意義です。

年中児と年長児で異なる購入のポイント
お子様の年齢によって、ランドセル選びの進め方は変わります。年中児は体格が小さく、重さを感じやすいため「軽さ」への注目が高まる傾向があります。まだ小学生の生活を具体的に思い描くのがむずかしいことも。だからこそ、お子様が惹かれた色やデザインをきっかけに、使い方や通学のイメージを一緒にふくらませていく声かけが大切です。
「どんな色が好き?」だけでなく、「毎日使うとしたら、どんなところが気になりそう?」といった問いかけを通じて、納得のいくランドセル選びにつなげていけると良いですね。
一方、年長児になると、体格も少し成長し、1年生になる自分をイメージしながら選べるようになります。好みも安定してきたり、デザインやカラーに対する意見もしっかり持つように。試着時の反応も参考にしながら、お子様の「好き」をお子様主体で選ぶことができるようになります。

ランドセル購入時期の選び方
予算重視派におすすめの購入時期
価格を抑えたい方には、1月〜5月の早期予約期間や、9月〜11月の展示会後、年末年始のセールが狙い目です。また、ブラックフライデー(11月末)などのECモールでの大型セール、展示品や前年モデルのアウトレット販売も要チェック。30〜50%オフになることもあり、費用を重視するご家庭にとって大きなメリットとなります。
デザイン重視派におすすめの購入時期
限定カラーや人気デザインを確実に手に入れたい方は、カタログ請求が各社開始している12月ごろからの動き出しがおすすめ。各メーカーの公式サイトやSNSを活用し、予約開始情報や在庫状況をこまめに確認するのがコツです。
4〜5月は来店者も増える傾向にあるため、比較的空いている初春の時期にゆっくり選ぶのも◎。
子どもと一緒に選ぶのに最適な購入時期
早期はデザインも豊富で特典も多い反面、子どもの好みが変わるリスクもあるため、比較的安定して選べるのは年長の春以降といわれています。特に4〜6月ごろは新作が出そろい、選択肢も豊富な時期です。
複数ブランドから比較するなら、早めにカタログ請求をしてお子様と一緒に見ておくのがポイントです。集中力が続かない場合は、一度に決めず、何回かに分けて試着や検討の時間をつくるのがおすすめ。ゆっくりと納得のいくランドセルを選ぶ時間を、大切にしてみてください。
通販で購入する場合の注意点とタイミング
オンライン購入を検討する場合は、返品ポリシーや納品スケジュールを事前に確認することが大切です。注文後のキャンセルや変更は受け付けていないケースもあるため注意が必要です。
届いてから「思っていたのと違う」とならないように、事前にレンタルランドセルを試す、実店舗で同モデルを確認するなどの準備をしておくと安心です。
商品が届くまでに数か月かかることもあるため、スケジュールには余裕を持ち、早めに行動することをおすすめします。

まとめ
ランドセルの購入は、ご家庭の希望やお子様のペースに合ったタイミングを見つけることが大切です。選択肢を広げるなら春〜初夏、価格重視なら秋〜冬のセール時期がおすすめ。早めの行動は安心材料を増やしますが、好みの変化や成長も考慮して、ご家族でゆっくり選ぶ時間を大切にしましょう。鞄工房山本では、そんな“納得の一生もの”との出会いを丁寧にお手伝いしています。
