手仕事だからできること 鞄工房山本の職人と手作業が光る『3つ』のポイント

素材・つくりの良さ

img_main2 鞄工房山本では、ひとつひとつ手作業でランドセルをつくっています。使いやすさと美しさにこだわり抜き、優れたスタッフの熟練の技術だからこそつくり得るポイントを3つご紹介します。

鞄工房山本独自のコバ塗り仕上げ製法

「コバ塗り」は、鞄業界で「切り目」とも呼ばれる伝統的な技法です。革の裁断面(コバ)にニスを塗って仕上げる製法で、主に高級紳士鞄などに用いられます。鞄工房山本では、この「コバ塗り」をランドセルに取り入れ、さらに、ニス塗りと磨きを繰り返すことにより、熟練した紳士鞄の職人も称賛するほど美しいコバ面に仕上げています。 確かな経験と技術、そして手間を惜しまない姿勢から生まれる最高品質のランドセル。それが、鞄工房山本の「コバ塗り」ランドセルです。

1.革の貼り合わせ

photo_coba_01 革の貼り合わせは、すべて手作業により行います。

2.バフィング

photo_coba_02 イタリア製のバフィングマシンを使用します。まず、ダイヤモンドディスクで面取りをした後、木目ディスクでバフィングし、革の繊維を絞めます。

3.コバ仕上げ(ニス塗り・磨き)

photo_coba_03 コバ面のニスは、下塗り、本塗り、仕上げ塗りと3回塗ります。下塗り後コバを磨き、本塗りをし、また磨き、最後にもう一度仕上げ塗りをします。工程を繰り返すことにより、見事なコバ面に仕上がります。 img_coba_01

4.縫製

photo_coba_04 ドイツ製の厚物専用ミシンを使用し、まとめ縫製と同じ“0番”の極太糸で縫い上げます。太い糸で直線だけでなく、曲線を正確なピッチで縫い上げるのは高度で職人技です。ボールペーンの芯と同じくらい太い針が曲がってしまうことがあるくらい難しい作業。

5.完成

photo_coba_05 これほど美しいコバ塗り(切り目)かぶせのランドセルは、全国でも随一。本当に良いものは手間を惜しまない姿勢から生まれます。 img_banner_kobamovie

個性をアピールする本革性のモチーフ

鞄工房山本製ランドセルの特長のひとつが、本革でつくる個性豊かなモチーフです。 ランドセルに個性を与えながら、6年間大切に使っていただける飽きのこないデザインを実現しています。

コスモス

photo_motif_02 可愛らしくて上品なコスモスのモチーフ。 いくつもの試作を経て、鞄工房山本オリジナルの素敵なお花に仕上がりました。大きなコスモスの中央には、キラキラの反射鋲を取り付けています。女の子に大人気のモチーフです。

花柄モチーフ

photo_motif_03 お花畑をイメージした美しいデザイン。 丸くて可愛らしい、大きなお花を革で抜き、ランドセルにしっかりと縫製しました。大マチ側面のお花の中央に取り付けたキラキラの反射鋲も好評です。

鞄工房山本のオリジナルポケット

ランドセルのかぶせを開けた正面にある前ポケット。 約半世紀にわたりランドセルづくりを続けてきた中で、一般的なポケットは開口部が狭いために「すこし使いづらいんです」という声があり、小さなお子さまにも使いやすいポケットを考案しました。 鞄工房山本オリジナルのポケットには、「ポーチポッケ」「オープンポケット」があります。 どちらも開口部が8cmまで大きく開くことにより、小物を出し入れしやすいように設計しています。細かい算数グッズ、ハンカチ、靴下、お手紙用のメモ用紙などを入れておくことができます。小さなものはどうしてもなくしてしまいやすいので、紛失予防のためにも、小物はここにまとめていただくことをおすすめします。

ポーチポッケ

photo_pocket_01 L字型ファスナーにより、片手で簡単に大きく開閉することができます。開口部は手前8cmまで大きく開きます。 ゆるやかな曲線を描くようにアールをかけたデザインにすることで、ファスナーを引きやすく、見た目にもスッキリとした表情に仕上げています。中の小物がこぼれないようにササマチを取り付けるなど、細かな部分にも手間をかけたつくり。中にはカギなどを取り付けられるナスカンを備えており、防犯にも役立ちます。

オープンポケット

photo_pocket_02 ダブルファスナーで左右どちらにでも開閉することができ、開口部が手前に8cmまで開きます。小物の出し入れがしやすく収納量もあり、ササマチが付いているため、小さなものが外にこぼれることを防いでいます。中にはカギなどを取り付けられるナスカンを備えており、防犯にも役立ちます。

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