
長年定番色として愛され続ける黒色ランドセル。流行に左右されずに6年間安心して使えるのが大きな魅力です。さらに、汚れが目立ちにくく手入れがしやすい実用性や、高級感のある仕上がりも支持される理由です。男女問わず選ばれる黒色ランドセルの魅力と注意点を、詳しくご紹介します。
黒いランドセルが人気の理由は
「ランドセル 黒」と検索すると数え切れないほどのランドセルが表示されます。そんな黒色(ブラック)ランドセルが人気の理由を下記の3点からご紹介します。
- 理由①昔から愛される定番色としての安心感
- 理由②汚れが目立ちにくい
- 理由③高級感と品質の良さ
理由①昔から愛される定番色としての安心感

ランドセルの人気カラーとして長年選ばれ続けているのが「黒」です。その理由のひとつが、昔から変わらず愛されてきた定番色ならではの「安心感」にあります。シンプルで落ち着いた印象を与える黒は、流行に左右されることなく、いつの時代も多くのお子さまや親御さまに支持されてきました。特に「6年間飽きずに安心して使える色を選んでほしい」と願う親御さんにとって、黒は「これを選べば間違いない」と思える信頼感のある選択肢となっています。
一昔前までは、「ランドセルといえば黒か赤」というイメージが強く、黒は主に男の子用とされていました。しかし最近ではその固定観念も和らぎ、男女問わず選ばれるカラーへと変化しています。定番でありながら幅広い層に愛される黒は、ランドセル選びにおいて今も変わらぬ安心感を与えてくれるのです。
理由②汚れが目立ちにくい
黒色ランドセルが人気を集める理由のひとつに「汚れが目立ちにくい」という点があります。
ランドセルは小学校生活の6年間、ほぼ毎日使用するため、どうしても汚れが避けられません。特にパステルカラーなど明るい色合いのランドセルは、ちょっとした汚れでも目につきやすく、使用感が出やすい傾向があります。その点、黒色ランドセルは多少の汚れも目立ちにくく、きれいな印象を長く保ちやすいのが魅力です。見た目の安心感だけでなく、日々のお手入れの手間を減らせる実用性も、黒色が選ばれ続けている理由のひとつといえるでしょう。
理由③高級感と品質の良さ
また、黒色ランドセルが支持される理由に「高級感」があります。落ち着いた黒はシンプルでありながらも気品があり、他のカラーにはない重厚さを感じさせます。
特にコードバン(馬の臀部の革)を使用したランドセルは、牛革や人工皮革には見られない独特の光沢があり滑らかな質感も魅力です。黒色かつコードバン仕様のランドセルは「一生に一度の買い物だからこそ、上質なものを選びたい」と考える親御さんに選ばれることが多い素材です。
黒いランドセルのデメリット

ここまで黒色ランドセルの人気の理由を見てきました。
ここからは、ランドセルを選ぶ前に知っておきたい「黒いランドセルのデメリット」3点をご紹介いたします。
- デメリット①個性を出しにくい
- デメリット②傷が目立ちやすい
- デメリット③子どもが飽きてしまう可能性がある
デメリット①個性を出しにくい
黒色ランドセルの弱点としてよく挙げられるのが「個性を出しにくい」という点です。定番色として人気が高い分、黒関連の色を選ぶお子さまは多く、どうしても友達と同じ印象になりやすい傾向があります。
「せっかくのランドセルなのに、周りと被ってしまうのでは」と心配される方もいるでしょう。そんなときにはランドセルカバーやネームタグ、キーホルダーなどの小物を活用することで、お子さまらしさをプラスできます。ちょっとした工夫で黒のシンプルさを引き立てながら、個性を表現できることができますよ。
デメリット②傷が目立ちやすい
黒色ランドセルは落ち着いた印象で人気がありますが、一方で「傷が目立ちやすい」という弱点もあります。日常的に使う中でどうしても小さな傷はついてしまいますが、黒は革の内側の素材とのコントラストが強いため、白っぽく浮き出て見えることがあるのです。そのため、他のカラーに比べて目立ちやすく、気になる方も少なくありません。ランドセルは6年間毎日の通学で使うものですから、多少の傷は避けられない自然な経年変化ともいえます。それも味わいとして楽しむこともできますが、「できるだけきれいに保ちたい」という場合は、ランドセルカバーを利用すると傷防止に役立ちます。
デメリット③子どもが飽きてしまう可能性がある
黒色ランドセルには「飽きやすい」というデメリットもあります。シンプルで落ち着いた色合いは長く使いやすい一方で、華やかさに欠けるため、成長過程のお子様にとっては物足りなく感じることもあります。もし途中で好みが変わったり、少し雰囲気を変えたいと感じたときには、ランドセルカバーやキーホルダーなどの小物をプラスするのがおすすめです。ちょっとした工夫で印象を変えられるので、黒色のシンプルさをベースにしながら、お子様の個性を活かしたアレンジを楽しむことができます。
後悔しない!黒いランドセル選びの3つのポイント

ここからはランドセルを注文する前に知っておきたい「黒いランドセルの選び方 3つのポイント」をご紹介します。
- ポイント①色味(黒色のバリエーション)で選ぶ
- ポイント②素材(軽さ・丈夫さ)で選ぶ
- ポイント③デザイン・機能性で選ぶ
ポイント①色味(黒色のバリエーション)で選ぶ

黒色ランドセルを選ぶ際に後悔しないための大切なポイントのひとつが「色味の違い」に注目することです。一口に黒といっても、ツヤ感の有無や革の質感、さらにメーカー、ブランドによって色の印象は大きく異なります。マットで落ち着いた雰囲気の黒もあれば、光沢があり上品さを感じさせる黒もあり、同じ「黒」という言葉では括れないほどの幅広さがあります。
また、ランドセルカタログには「革サンプル」が付属していることがありますが、小さな切れ端で見るのと、実際に仕上がったランドセル全体で見るのとでは、受ける印象が大きく変わります。特に黒は光の当たり方や角度によって雰囲気が異なるため、実物を確認することがとても重要です。
そのため、購入を検討するときは紙面や画面上の情報だけに頼らず、ぜひお店や展示会に足を運んでみてください。実際に背負いやすさを確認したり、手に取って革の質感を確かめることで、6年間安心して使える一つを見極めることができます。黒系ランドセルを選ぶ際は、この「色味の違い」をしっかり比較、チェックすることが、納得のいく選択につながるのです。
ポイント②素材(軽さ・丈夫さ)で選ぶ

ランドセル選びでは、素材を基準に考えることも大切なポイントです。
同じ黒でも素材によって雰囲気が大きく変わります。例えば人工皮革はマットで落ち着いた印象があり、扱いやすさも魅力です。牛革はシボ感(凹凸)があるため表情豊かで、革ならではの質感を楽しめます。そして最高級素材のコードバンは、艶やかな光沢が特徴で、高級感あふれる仕上がりです。
また、素材によって見た目の印象だけでなく、重さにも違いがあります。鞄工房山本のランドセルの場合、同じ容量でも人工皮革・牛革・コードバンの順に重くなっていきます。人工皮革は軽量で扱いやすく、牛革は適度な重みと耐久性を兼ね備え、コードバンは重厚感と高級感が魅力です。
体格の小さなお子様や、毎日の通学距離が長いお子様にとっては、少しの重さの差が負担につながることもあります。そのため、デザインや質感だけでなく、お子様の体格や通学環境に合った素材を選ぶことが、6年間快適に使うための大切なポイントといえるでしょう。
(将来「ランドセルリメイク」をお考えの場合は、牛革、コードバンのランドセルをお選びいただくことをおすすめいたします。鞄工房山本では「鞄工房山本製の牛革とコードバンのランドセルのみ」ランドセルのリメイクを承っています。)
ポイント③デザイン・機能性で選ぶ


同じ黒色のランドセルでも、デザインの違いによって受ける印象は大きく変わります。かっこいい黒、シンプルで大人っぽい黒など様々で迷ってしまうでしょう。
例えば鞄工房山本では、黒をベースにしながらもさまざまなデザインを展開しています。代表的なのは、青色や赤色といったカラーのニスをコバ(革の断面部分)に施した「レイブラック」シリーズ。さりげない差し色がアクセントとなり、シンプルな黒に個性をプラスしてくれます。
また、「ガク」と呼ばれるランドセルのフタの周囲を黒以外の革で縁取るデザインの「ブラウニー」シリーズもあり、上品さとおしゃれさを兼ね備えた印象に。
黒を基調としながらも、こうした商品を選ぶことで落ち着きの中にお子様らしい個性を表現できます。
【2027年度版】男女別!人気の黒いランドセルを紹介
ここからは鞄工房山本で人気の黒色ランドセルを男女別にご紹介いたします。
女の子に人気の黒いランドセル
〈ブロッサム〉
かぶせ(ふた)に咲いた大きなお花が特長のランドセル。鞄工房山本の店舗でも一際目を引く商品です。個性が出しにくい黒色ランドセルでもこの「ブロッサム」なら安心。クリスタルガラスが光るブロッサムは黒の持つ上品さと華やかなモチーフが調和し、かわいらしさと大人っぽさを兼ね備えた仕上がりになっています。シンプルさだけでなく、特別感や個性も表現できる黒色ランドセルです。

価格:79,900円(税込)
カラー:全4色(黒、ハーバーブルー、キャメル、チェリーピンク)
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〈香久山〉
コンパクトなキューブ型で収納力バツグンの香久山。特徴的なフォルムにコバ塗り仕上げを組み合わせたランドセルです。ブラックは香久山シリーズの中でも上品で大人っぽいい印象で女の子にも人気があります。

価格:84,900円(税込)
カラー:全6色(ブラック、アッシュブルー、レンガ、シナモン、スモーキーラベンダー、オフホワイト)
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〈ニュー・アンティーク〉
従来の学習院型に比べ、よりスッキリとした印象を与えるキューブ型ランドセルです。黒色の本体に重厚感あるブロンズ調の金具を合わせることで、落ち着きと品格を感じさせるランドセルに仕上がっています。内装はシンプルな無地のベージュです。

価格:84,900円(税込)
カラー:全7色(黒、赤、紺、モスグリーン、ワイン、キャメル、マリンブルー)
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男の子に人気の黒いランドセル
〈レイブラック〉
男の子に大人気のモデル「レイブラック」。本体のブラックに、赤色や青色のステッチやニスがアクセントに。背中も内装も黒の、かっこよさ抜群のランドセルです。中でも黒✕ブルーの組み合わせは、全ランドセルの中でも人気No.1です。

価格:79,900円(税込)
カラー:全6色(黒✕レッド、黒✕ブルー、黒✕ブラック、黒✕イエロー、黒✕グレー、黒✕グリーン)
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〈ブラウニー〉
黒い革の周りをブラウンの革で囲んだバイカラーランドセル。「黒色ランドセルにちょっと個性をプラスしたい」。そんなおしゃれにこだわりのあるお子様にぴったりです。紺ベース、モスグリーンベースも人気です。

価格:79,900円(税込)
カラー:全3色(黒、紺、モスグリーン)
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〈リベルタ〉
ランドセルでは珍しいデニム調の表面加工を施した天然皮革にヌメ革を組み合わせました。表面加工を極力おさえナチュラルに仕上げたヌメ革は、使い込むほどに風合いを増していきます。6年間の歩みとともにランドセルも育てていってくださいね。
※「リベルタ」の前締めベルトには反射テープが付いておりません。

価格:89,900円(税込)
カラー:全3色(デニム黒、デニム紺、デニムブルー)
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まとめ

黒いランドセルは、定番ならではの安心感や汚れの目立ちにくさ、高級感といった魅力から長く支持されてきました。個性を出しにくい、傷が目立ちやすいなどのデメリットもありますが、色味や素材、デザインを工夫すれば、お子さまらしさを表現しつつ6年間快適に使えるランドセルを選ぶことができます。
メーカーによって異なるランドセルの機能性や6年間保証などもチェックしながら、どんな黒色ランドセルがいいかご家族で相談してみてくださいね。
鞄工房山本では、現在2027年ご入学の方向けの「ランドセルカタログ(無料)」のご請求を受付中です。
ランドセル選びの第一歩をここから始めてみてください。
ランドセルを選ぶ時間が楽しいものになりますように。
ご質問等ございましたら、お客様サポートまでお気軽にお問い合わせくださいませ。
(2026年4月ご入学の方用ランドセルの販売は2025年9月30日をもちまして終了いたします。)
よくある質問

ランドセルで黒を選ぶ割合は?

「ランドセル工業会」の情報によりますと、男の子の52.7%が黒のランドセルを選んでいます。
出典元:ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2025年」
ランドセルの色で一番人気なのは何色ですか?
男の子はで一番人気は「黒」、以下、紺(ネイビー)、青(ブルー)と続きます。
女の子は「紫/薄紫(スミレ、ラベンダー)」が一番人気です。以下、桃(ピンク、ローズ)、水色(スカイブルー)と続きます。
出典元:ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2025年」