
ランドセルは6年間、毎日の通学をともに歩む大切な存在。雨の日も安心して使うために心強いのが「レインカバー」です。突然の雨や泥はねからランドセルを守り、視認性を高めて安全性にもつながる頼れるアイテム。近年は防水加工が進化したことで必ずしも必要ではありませんが、大雨や長時間の徒歩通学など、いざというときの備えとして多くのご家庭に選ばれています。本記事ではレインカバーの役割や種類、便利な使い方をわかりやすくご紹介します。
レインカバーとは?ランドセルを守る理由と選ばれるポイント

ランドセルを雨や汚れから守る防水機能
雨カバーの最大の役割は、文字通り雨からランドセルを守ることです。登下校中の急な雨や泥はねに対して、ランドセルをすっぽりと覆ってくれる防水性の高さが魅力です。とくに、教科書やプリントなど紙類が多く入っている小学生のランドセルでは、雨の侵入による中身の濡れや変形は避けたいものです。 鞄工房山本のランドセルはすべて防水加工を施しているので、雨カバーなしでもランドセルが傷むおそれがなく安心です。しかし、強い雨のときはランドセルの構造上「かぶせ」と「本体」の隙間から雨のしずくが入りかねません。そんな雨の日に特化した「雨カバー」という専用グッズは非常に頼もしい存在です。最近では、女の子向け・男の子向けそれぞれに合わせたカラーやデザインのラインナップも揃っており、多くの選択肢から選べるようになりました。
視認性アップ!明るい色が選ばれるワケ
雨カバーに黄色やオレンジといった明るく目立つ色が多い理由は、なにより安全性を高めるためです。雨の日は視界が悪くなってしまいがちで、車や自転車のドライバーが歩行者を見落としてしまうリスクが高まります。視認性の悪い雨の日や夜道であっても、目立つ色の雨カバーを着用することで、お子さまの存在を早い段階で周囲に気づかせてくれます。さらに、反射材が施されているモデルであれば、夕方や曇り空の下でも光を反射して安全性が向上します。「雨よけ」と「安全対策」を同時にできることが、雨カバーが選ばれる大きな理由といえるでしょう。

人気のカラーや商品ごとの特徴は、店舗の展示や公式サイトの商品情報ページにわかりやすく表示されているため、購入前にチェックしてみてはいかがでしょうか。
予測不能な天気でも安心。持ち歩きやすさも魅力
最近では、朝は晴れていても急に天候が変わることも多く、天気予報だけでは予測が難しい日も少なくありません。そんなときにも活躍するのが、折りたたんで持ち運びできるタイプの雨カバーです。 折りたたみ傘よりも軽くてコンパクトに収納できるため、ランドセルの前ポケットに忍ばせておくことができ、急な雨にもサッと取り出して使えます。特にレインコートを持たせていない日や、放課後に習い事へ行くお子さまにとっても安心です。「備えあれば憂いなし」という言葉どおり、普段から携帯しておくことで、日々の通学がぐっと快適になるでしょう。
ランドセルのレインカバーが必要ないと言われる理由
近年のランドセルは素材や加工の進化によって防水性が高まり、日常的な雨ならカバーを使わなくても安心して使えるようになっています。そのためレインカバーは必需品ではなく、実際に使う場面は限られることが多いのです。

ランドセル自体に防水加工がついている場合があるため
近年のランドセルは、人工皮革や高機能素材を採用し、防水加工が標準的に施されています。雨に濡れたとしても表面を拭くだけで日常使いでは十分に安心です。鞄工房山本のランドセルも、牛革やコードバンを含めすべての素材(※リベルタに一部使用されているヌメ革部分を除く)に防水加工を行っており、雨の日でも安心してお使いいただけます。6年間、毎日の通学に寄り添うために、見えない部分にまで工夫を重ねていますので、ご家族にとっても心強い存在になるはずです。
利用シーンが限られているため
レインカバーが本当に役立つのは、豪雨や長時間雨の中を歩くような特別な状況のときです。送迎のあるご家庭や、大雨が少ない地域では使用頻度が低く、実際に出番がほとんどない場合もあります。お住まいの環境や通学スタイルに合わせて、本当に必要かどうかを考えていただくのがおすすめです。
ランドセルのレインカバーの種類は主に3タイプ
ランドセルのレインカバーには、大きく分けて「かぶせタイプ」「すっぽりタイプ」「レインコートタイプ」の3種類があります。かぶせタイプはランドセルのふた部分にかける一般的な形で、軽い雨なら十分に対応でき、着脱が簡単なため日常的に使いやすいのが特長です。
すっぽりタイプはランドセル全体を覆う構造で、横や底面までしっかりカバーしてくれるため、大雨や長時間の通学時にも安心感があります。ただし使用後は乾かす手間があるので、普段はかぶせタイプ、大雨の日だけすっぽりタイプに切り替えると使いやすいでしょう。
さらにレインコートタイプはお子さまの体ごとランドセルを覆えるポンチョ型などがあり、全身を雨から守れるのが魅力です。デザイン性や取り付けのしやすさも大切なポイントなので、ご家庭の通学スタイルに合うものを選んでいただくと長く快適にお使いいただけます。

レインカバーとランドセルカバーの違い
ランドセルカバーとレインカバーの役割の違い
ランドセルカバーとは、主にランドセルの「かぶせ(ふた部分)」を保護するためのアイテムです。表面に傷がつくのを防いだり、デザインのバリエーションでおしゃれを楽しんだりと、日常的に使いやすいのが特徴。最近では、透明タイプやカラフルな柄入りのものなど選択肢も増えており、多くの家庭で取り入れられています。
ただし、ランドセルカバーは基本的にふた部分しか覆わないため、横や斜めから側面への雨に対しては無防備になってしまいます。 日常的な傷や汚れを防ぎつつ、ランドセルの見た目を長く保てる便利なアイテムですが、雨よけとしての機能は備えていないものが多いといえます。

鞄工房山本で販売しているランドセルカバー(かぶせタイプ)はこちら
一方の雨カバーは、防水性とカバー範囲に特化したアイテム。ランドセル全体をすっぽりと覆うタイプが主流で、側面や底面までしっかりと保護することができます。大雨や風の強い日など、過酷な天候でもランドセルの中身を守ってくれる、頼れる相棒のような存在です。
また、雨カバーの多くにはゴムバンドや調整ストラップが付いており、ランドセルの形状にフィットしやすい設計となっています。反射材付きのタイプを選べば、雨天時の安全性もさらにアップ。まさに「雨の日専用」の実力派カバーです。
どちらを使う?おすすめの使い分け方
それぞれの役割をふまえると、ランドセルカバーと雨カバーは目的によって使い分けるのがベストです。普段の通学ではお気に入りのランドセルカバーを使って、日常のキズや汚れを防止。そして、全体を覆える雨カバーは、ランドセルカバーの上から着用してもOK!雨が降りそうな日や梅雨の時期には、前ポケットにレインカバーを常備しておくと安心です。
また、「かぶせタイプの雨カバー」や「雨カバー機能つきランドセルカバー」といった中間的なアイテムもあるので、好みや用途に合わせて選ぶのもおすすめです。どちらか一方に絞るのではなく、天候や状況に応じて柔軟に使い分けることが大切です。ランドセルは6年間毎日使うものだからこそ、用途に応じたカバーの活用で、きれいに長持ちさせてあげられそうですね。
ランドセルを雨から守るレインカバーの使い方ガイド
すっぽりタイプの取り付け方と注意点
雨カバーを正しく取り付けることで、ランドセルをしっかりと雨から守ることができます。鞄工房山本の雨カバーは、ゴムで伸縮するタイプのソフトビニール素材。初めての方でも比較的簡単に装着できる仕様です。
- 雨カバーの上下の向きを確認し、ランドセルのかぶせ(ふた)部分の付け根にカバーを引っかけるように装着します
- 左右均等に引っ張りながら、背面や底面を覆うようにゆっくりとカバーを下ろします
- 小紐(肩ベルトの根本の部分)まですっぽりと覆って、底部の角までしっかり引っ張って装着すれば完了です!
はじめのうちは、親御さまとお子さまで一緒に練習を重ねてみましょう。一度慣れると、お子さまご自身でもスムーズに装着できるようになりますよ。


装着の際に気をつけたいポイントは、雨カバーのゆるみや片寄り。ゴムがきつすぎたり緩すぎたりすると、歩いているうちにずれてしまったり、風でめくれてしまったりすることがあります。特に注意したいのは、ランドセルの底面の両角まできちんとカバーがかかっているかどうかです。
底面がしっかり覆われていないと、歩いている途中でカバーが外れてしまったり、隙間から水が入り込んでしまう可能性があります。また、小紐(肩ベルトの根元のベルト部分)がカバーに収まっていないと、風の影響でバタつきやすくなるため要注意です。
正しく装着されていないNG例としては、「片側だけかぶせて終わり」「底面の片方が出てしまっている」「背中側にゆるみが残っている」などがあります。しっかりと装着できているか、出かける前に親子でチェックする習慣をつけると安心です。
ランドセルのレインカバーの収納はどうする?最適な持ち運び方とは?

雨カバーは軽くて薄い素材のため、コンパクトに折りたたんでランドセルの前ポケットに入れておくのがオススメです。ただし、使用後の濡れたカバーをそのまま入れると、他の持ち物が濡れてしまうおそれも。吸水性のあるハンドタオルと一緒にポーチに入れておくことで、濡れた状態でもタオルがある程度水分を吸ってくれるため、ランドセルの中を清潔に保つことができます。もしくは、濡れたカバー専用の防水ポーチを用意しておくのもひとつの方法です。急な天気の変化に備えて、普段からポーチに入れて常備しておくと、雨の日の準備がぐっとスムーズになります。
ランドセルのレインカバーはどこに売っている?
ランドセルのレインカバーは、メーカーの公式サイトをはじめ、ベビー・子供用品店や100円ショップ、オンライン通販など、身近な場所で手に入ります。それぞれの販売場所には特徴や選びやすさがあるため、ご家庭に合った方法を選ぶことが大切です。

ランドセルメーカーの公式サイト
純正サイズに合わせてつくられているため、ランドセルにぴったりフィットし、ズレにくいのが安心です。価格はやや高めですが、耐久性や防水性も高く、ブランドロゴ入りや限定色など、特別感を求めるご家庭にも向いています。
ベビー・子供用品店
実際に手に取って質感やサイズを確認できるのが大きな魅力です。価格は1,000〜2,000円程度と比較的手頃で、デザインのバリエーションも豊富。新学期シーズンなどは品ぞろえも充実しているため、急ぎで必要なときにも安心です。
100円ショップ
100〜200円という圧倒的な低価格で購入できるのが特長です。耐久性や防水性は価格相応ですが、「汚れたらすぐ交換」と割り切って選ばれるご家庭も多いです。予備用として揃えておくのにも便利で、気軽に試せるのが魅力です。
オンライン通販
種類やデザインが豊富で、価格や機能を比較しながら選べるのがメリットです。口コミやレビューを参考にでき、在庫状況を確認して注文できる点も安心。店舗が近くにないご家庭でも手軽に購入できる反面、実物を手に取れない点には注意が必要です。

リュックサックカバーで代替も可能
ランドセル専用のレインカバーがなくても、市販のリュックサックカバーで代用できる場合があります。多くのリュックサックカバーは防水性が高く、本体をすっぽり覆う構造のため、ランドセルにも十分対応できます。選ぶときはサイズがポイントで、XSやSサイズなどランドセルに合う大きさを選ぶと安心です。
ただし専用カバーと比べるとフィット感が劣ることがあり、肩ベルトや側面が完全に覆えない場合もあります。ズレやすさが気になるときは、自宅で一度装着テストをしておくと安心です。手に入りやすく価格も手頃なため、突然の雨への備えや予備として用意しておくのも良いでしょう。コストパフォーマンスを重視するご家庭には現実的な選択肢のひとつです。
ランドセルはレインカバーを活用することで雨の日も安心して通える
雨カバーの正しい取り付け方は、慣れるまで少々難しく感じるかもしれません。特に低学年のお子さまにとっては、最初から一人で装着するのはハードルが高いことも。 そんなときは、ぜひご家庭で親子一緒に取り付けの練習をしてみてください。「カバーの向きはこっちだね」「ここまでぐいーっと引っ張るといいよ」と声をかけながら繰り返すことで、お子さまも自然と覚えていきます。
上手にできたときには「よくできたね!」と忘れず褒めてあげることで、お子さまにとっても雨カバーが頼れる味方として親しみやすくなるはず。こうした日常のちいさな積み重ねが、急な雨の日や台風が近づく日の安心につながります。

雨カバーをプレゼントしている理由
鞄工房山本では、ランドセルをご購入いただいたすべてのお客さまに、すっぽりタイプの雨カバーを無償でお届けしています。これは、ランドセルをより長く、大切に使っていただきたいという想いからです。私たちのランドセルは、牛革・コードバン・人工皮革を問わず、すべて防水性能を備えていますが、中の教材や手紙など、お子さまにとって大切なものが濡れてしまうおそれがあります。そんな事態を防ぐために、雨カバーは6年間安心して使うための必須アイテムであると考えています。

レインカバーについてのまとめ
ランドセルのレインカバーは、防水性や安全性、持ち運びやすさを兼ね備えた心強い存在です。普段は防水加工されたランドセルで十分でも、豪雨や長時間の通学にはやはり頼もしい味方。かぶせタイプ・すっぽりタイプ・レインコートタイプと種類も豊富で、ご家庭の通学スタイルに合わせて安心してお使いいただけます。鞄工房山本では、ランドセルをご購入いただいたすべてのご家庭へ雨カバーを無償でお届けしています。6年間をともに歩む大切なランドセルを、いつも健やかに守っていただきたい──その想いを込めた贈り物です。店舗や公式サイトでもぜひご覧ください。






