世界で『ふたつ』だけのランドセル 〜 山本家のランドセル物語|ランドセルの鞄工房山本
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世界で『ふたつ』だけのランドセル 〜 山本家のランドセル物語

2016.01.01 山本一家のランドセル物語

つながる家族の想い
family

父親から息子へ

鞄工房山本が、ランドセルメーカーとして百貨店やブランドのために製造していたころ、二代目工房主の長男・カズノブ君が小学校に入学する年になりました。
せっかくなら、最高のランドセルをつくりたい。ランドセルメーカーとして、自信のあるものを製造していたので、自分の技術をすべて込めたランドセルづくりがはじまりました。品質・デザインも、既存のものにアレンジを加え、小さな部分でたくさん工夫しました。そして出来上がったのが、山本渾身のランドセル。早速ランドセルを手に、カズノブ君を呼んでお披露目です。
すると、カズノブ君は満面の笑みで「世界に1つだけのランドセル!」と、力いっぱい喜んでくれたのでした。
その時のことは、今でも鮮明に覚えています。誰かのためにつくるランドセルは、よりいっそう輝いています。
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直接顔が見える喜び

かつて、ランドセルといえば、色は「黒」と「赤」の2色でした。
「黒」と「赤」以外の色はつくられていましたが、一般的に持っている人がまだ少ない時代です。
今から約15年前、カズノブ君のためのランドセルは、はじめて「紺」色でつくられました。
カズノブ君は紺色が大好きだったので、「紺色がいい!」という想いに応え、山本は「紺」色を選びました。都心の百貨店でようやく、「黒」「赤」以外の色が出始めていたので、奈良で「紺」色は、とても珍しかったことでしょう。しかし、カズノブ君のランドセルは「濃い紺色」だったため、黒と比較してもさほど目立たず、からかわれることもなかったので、工房主も親として一安心でした。
息子のために、息子を思ってつくったランドセルには親心以上の想いがつまり、その愛情がランドセルにも伝わって息子のもとへ届いたようでした。
直接、顔が見える喜び、その人を思ってつくる楽しみは、メーカー業ではできないことでした。カズノブ君にランドセルをつくったことで、思わぬ情熱に火がつきました。
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お兄ちゃんと一緒

それから約15年の月日が経ちました。しっかりとしたつくりを維持し、元気な男の子が6年間もっても型崩れしない頑丈さは、今のアンティークブロンズの原型となっています。
カズノブ君のランドセルから1年、次男ハル君のためにもうひとつランドセルがつくられました。
色もデザインも、お兄ちゃんと一緒。色々なものがお兄ちゃんと一緒で嬉しくなっていた次男は、お兄ちゃんと一緒のランドセルにとっても喜んだのです。
カズノブ君は、2年生の作文でこう書いていました。
「世界にひとつだけのランドセルをつくってもらったけど、ハルが1年生になって世界で2つだけになりました」
ちょっと寂しかったんだね。でも、弟に優しいお兄ちゃんは相変わらず、ランドセルを大事にしてくれました。
ランドセルとの出会いは、一生に一回です。初めてランドセルを見た瞬間、自分のランドセルが決まった瞬間、自分だけのランドセルが家に届いた瞬間、などです。その思い出を、小学校卒業後も楽しく振り返られるものとして、ぜひ、お子さまだけのストーリーを残しておいていただきたいです。
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子どもたちへ

工房主の山本が、3人の子どもたちに込めた1番の願いは「6年間、元気に過ごしてほしい」ということでした。親としてはやはり健やかに成長してほしい!という願いはどの親御さんもご一緒だと思います。
そして、学校では勉強はもちろん、友達とたくさん遊んで、笑って泣いてケンカして仲直りして、友達がもっと増えて……。
多くの経験や学びを通して、豊かなお子さまになりますよう、祈っております。
たくさんの夢と希望と体験をランドセルに詰めて、6年後にはランドセルが小さくなって頼もしく思える背中へ成長していることと思います。今からとっても楽しみですね!
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