
645年に築造された「文殊院西古墳」。中には「願掛け不動」さまが安置されています。
合格門をくぐり、階段を登ると……。
巨大な絵馬に見立てた地面に、植えられた色とりどりのパンジーで描かれたその年の干支が現れます。
華やかで雄大な干支の動物の姿と、安倍文殊院の模様に葉牡丹で「合格」の文字を添えたおめでたい花絵は、デザインから約8000株ものお花の植え込みまですべて、安倍文殊院の職員の皆さんだけで協力してつくられているとのこと。
平成7年から続くこの花絵には、「境内に咲く季節のお花を楽しんで観賞していただきたい」「一足先に『合格』を見て縁起良く」という、安倍文殊院でお迎えをしてくださる皆さまの想いが詰まっています。
ちなみに、今年描かれているのは12年前の鶏とは違い、尾長鶏です。
「尾長鶏の尾は『生え続ける』そうです。そこで、『成長し続ける』という意味を込めて尾長鶏にしました」、安倍文殊院教務執事の方が教えてくださりました。
こちらの花絵を年賀状の挿し絵に使われる参拝客の方々が多いそうで、カメラを持っておられない方も安倍文殊院のWebサイトから写真をダウンロードできるようになっています。
入試シーズンということもあり、家族や友達同士でお参りに来ている受験生を見かけるなど、境内は多くの人々で賑わっていました。
私たちがお参りしたのは午前中ですが、花絵の写真を綺麗に撮るにはもう少し遅い時間帯がおすすめかもしれません。
お守りの授与所には、小さくてかわいいランドセルのお守りもありました。
安倍山ならではのしんとした冬の空気と、歴史ある寺院やご本尊の持つ重厚感に身も心も洗われます。
ご都合のよろしいときに、清らかな時間を過ごしにお出かけされてみてはいかがでしょうか。
安倍文殊院や年中行事などについての詳細は、安倍文殊院Webサイトをご覧くださいませ。
安倍文殊院
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