ともにつくるランドセル 第1話|ともにつくるランドセル、はじまります。

TOPICS

家族のためのランドセル

ランドセルは、6年間、毎日背負う“はじめての一生もの”。
その大切な相棒を、「選ぶ」だけでなく、「いっしょに考えて、つくり上げていく」——
そんな特別な体験があったなら、きっとそのランドセルは、ご家族にとっても鞄工房山本にとっても特別な存在になるはずです。
ご家族の想いと、お子さまの“好き”が、職人の手仕事によって形になる。
「ともにつくるランドセル」プロジェクトは、そんな願いから生まれました。

ご家族の想いに寄り添う、新しい試み

「この子にぴったりのランドセルを、自分たちの気持ちと向き合いながら、じっくり選びたい。」
「子ども自身の“好き”を大切にしたい。」

そんなご家族の想い私たち鞄工房山本は大切にしてきました。ランドセルが単なる学用品ではなく、“その子らしさ”を映すものだとしたら、選ぶ過程そのものも、かけがえのない思い出になるはずだと。

“ともにつくるランドセル”は、そうした想いに応える形で生まれた新しい取り組みです。
ご家族の想いを起点に、職人と対話を重ねながら一つのランドセルを形にしていく——
いわば、「ご家族の声に寄り添うオーダーメイド体験」のような時間です。

実は、こうした“ともにつくる”ものづくりは、これまでも鞄工房山本が大切にしてきたことでした。
医療的ケアが必要なお子さまのために車椅子仕様にしたランドセルなど、一つひとつの想いに寄り添いながら、ご家族とともに歩んできた経験が、今回のプロジェクトの原点にもなっています。

プロジェクトの発足背景、過去に作ったランドセルの詳しい内容はこちらの記事でご覧いただけます。
ご家族の夢をかたちにする「ともにつくるランドセル」のご応募を受付開始
※現在、「ともにつくるランドセル」のご応募受付は終了しております。

応募から選定へ。あふれる想いと向き合って

2025年のはじめ、プロジェクトへの参加ご家族を募集したところ、全国から想いの詰まったご応募を多数いただきました。

「“好き”という気持ちを、6年間の自信と誇りにつなげてあげたいご家族。」
「ご両親のあたたかな想いを、ランドセルというかたちで表現したいご家族。」
などなど……

一つひとつのご応募に、お子さまとご家族の願いが丁寧に込められていました。
その中から、今回は3組のご家族とご一緒することに決まりました。

ともにつくるランドセル 選定

最初の一歩は、打ち合わせから

ご家族との打ち合わせでは、お子さまが目を輝かせながら「この色がいい」など、ご自身の想いも話してくださいました。
お子さまやご家族の言葉を、スタッフがていねいに受け止め、記録していく。そんなやりとりのなかで、「ランドセルをともにつくる」プロジェクトが、静かに動き出しました。

「ご家族の想いに応えられるよう、精一杯頑張ります」
そう意気込む職人スタッフの言葉からも、このプロジェクトへの想いが伝わってきます。

ともにつくるランドセル 打ち合わせ

2026年春、背負うその日まで

このプロジェクトでつくられるランドセルは、2025年末~2026年はじめ頃完成予定です。
この記事では“ともにつくる”過程を丁寧にお届けしていきます。

ご家族と職人が、一つの想いをかたちにしていくこの取り組みが、ランドセル選びの新しい可能性として、誰かの心に届けば嬉しく思います。

工房スタッフ

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