ランドセルにGPSは必要?入れる場所や子ども向け端末の選び方を解説

下校 子ども

GPSは、すべての小学生に必ず必要なものではありません。通学距離や登下校の方法、学童や習いごとへの移動など、お子さまがひとりで行動する時間や、ご家族が見守れる環境に合わせて検討することが大切です。

ランドセルにGPSを入れる場合は、外から見えにくく、定位置を決めやすい前ポケットや内ポケットが使いやすいでしょう。鞄工房山本が小学生のお子さまがいる保護者115名に行ったアンケートでは、回答者の73%がGPSを利用しており、GPSの収納場所では「前ポケット」が64%で最も多い結果となりました。

この記事では、このアンケート結果をもとに、小学生にGPSを持たせる目安やランドセルへの入れ方をご紹介します。GPS専用端末や音声・メッセージ機能付きGPSなどの違い、選ぶときに確認したいポイント、安全に使うための注意点も解説します。

〈この記事でわかること〉
・小学生にGPSを持たせるか判断するポイント
・GPSをランドセルのどこに入れるとよいか
・鞄工房山本のアンケートでわかったGPSの利用状況・収納場所
・小学生向けGPSの種類と選び方
・GPSを安全に使うためにご家庭で確認したいこと

小学生にGPSは必要?

走る子ども

小学生にGPSが必要かどうかは、お子さまがひとりで行動する時間や通学環境、ご家族が登下校を見守れる状況によって異なります。

小学校へ入学すると、お子さまだけで通学路を歩いたり、学童や習いごとへ移動したりと、ご家族の目が届かない時間が少しずつ増えていきます。GPSがあれば、離れた場所からおおよその居場所や移動の様子を確認でき、見守りを補う手段として役立ちます。

ただし、GPSの位置情報には誤差が生じることがあります。GPSだけですべての安全を守ろうとするのではなく、通学路の確認や日頃の声かけ、防犯ブザーなどと組み合わせて使うことが大切です。

アンケート回答者の73%がGPSを利用

小学生にGPSは持たせていますか?アンケート

鞄工房山本が2026年7月に公式Instagramで行ったアンケートでは、小学生のお子さまがいる保護者115名のうち、73%が「お子さまにGPSを持たせている」と回答しました。「持たせていない」と回答した方は27%でした。

今回のアンケートに回答いただいた方の中では、7割以上がGPSを利用しています。ただし、この結果は鞄工房山本のInstagramで実施したアンケートによるもので、小学生のいるご家庭全体の利用率を示すものではありません。

GPSが必要かどうかは、周囲のご家庭が持たせているかだけで判断せず、お子さまの通学距離や登下校の方法、学童・習いごとへの移動、ご家族が帰宅を確認できる時間などから考えてみましょう。

※調査概要:2026年7月、鞄工房山本公式Instagramのストーリーズアンケートにて実施。「お子さまにGPSを持たせていますか?」の質問には、小学生のお子さまがいる保護者115名が回答。GPSの種類と収納場所については、GPSを利用している方を対象に調査しました。

小学生にGPSを持たせることを検討したいケース

GPSは、お子さまだけで移動する時間がある場合や、ご家族が登下校を直接見守りにくい場合に検討しやすい見守りアイテムです。

たとえば、次のようなケースがあります。

  • 通学距離が長い
  • ひとりで登下校する時間がある
  • 交通量の多い道や人通りの少ない道を通る
  • 学童や習いごとへひとりで移動する
  • ご家族が帰宅時刻を確認しにくい
  • きょうだいで下校時間が異なる

特に入学直後や低学年のうちは、初めてお子さまだけで行動する場面も増えていきます。すべての条件に当てはまる必要はありませんので、お子さまの生活リズムや通学環境を見ながら、ご家族で必要性を考えてみてください。

GPS スマホで確認

小学生にGPSを持たせるメリット

小学生にGPSを持たせる主なメリットは、離れた場所からお子さまの移動状況を確認できることです。

端末によって機能は異なりますが、次のような使い方があります。

  • お子さまのおおよその居場所を確認できる
  • 自宅や学校への到着・出発を通知で確認できる
  • 移動履歴を確認できる
  • 学童や習いごとへの移動を見守れる
  • SOS通知を受け取れる
  • 音声やメッセージで簡単なやり取りできる

たとえば、「学校を出たことだけわかればよい」というご家庭と、「習いごとへの移動中に連絡も取りたい」というご家庭では、必要な機能が異なります。

GPSを選ぶ前に、いつ、どのような場面で見守りたいのかをご家族で整理しておくと、必要な機能を選びやすくなります。

実際にGPSを使っているスタッフの声|安心感がある一方、使ってわかった不便さも

お客様の声

鞄工房山本には、小学5年生と小学1年生の2人のお子さまに、それぞれGPSを持たせているスタッフがいます。

GPSを持たせるようになった理由のひとつは、自宅から学校までの距離が遠いことでした。さらに、下校時にお子さまの居場所がわからず、心配した経験があったことも、GPSを取り入れるきっかけになったといいます。

実際に持たせることで、離れた場所からお子さまの居場所を確認できる安心感がある一方、使い続ける中で気づいたこともありました。

  • 位置情報の精度にはばらつきがあり、実際の場所とずれることがある
  • 使用している端末では、電池を交換した際にスマートフォン側の再設定が必要になる
  • キーホルダータイプのため、帰宅後にランドセルから別の鞄へ持ち替えて遊びに行くときは、GPSの付け替えを忘れたり、手間に感じたりすることがある

特に、学校から帰ったあとにランドセルを置いて遊びに出かける場合は、「GPSをランドセルにつけている=いつでも居場所を確認できる」とは限りません。放課後にどのように過ごすことが多いかまで考えて、端末の形や持たせ方を選ぶことも大切です。

また、位置情報はいつでも正確に表示されるとは限らないため、「今いる場所を正確に把握するもの」というよりも、移動の様子を確認するための見守り手段のひとつとして使っています。

GPSを選ぶ際は、機能や価格だけでなく、毎日の生活の中で持ち替えや充電・電池交換を無理なく続けられるかも確認しておくと、ご家庭に合った端末を選びやすくなります。

GPSはランドセルのどこに入れる?

ランドセルの前ポケットにGPSを入れる

GPSをランドセルに入れるなら、前ポケットや内ポケットなど、外から見えにくく、毎日同じ場所へ戻しやすい場所が使いやすいでしょう。

特に位置情報の確認を中心に使うGPSであれば、前ポケットは教科書やノートと分けて収納でき、落下や紛失を防ぎやすい場所です。

一方、SOSボタンや音声機能をお子さま自身がすぐに操作する必要がある場合は、肩ベルト付近など外側への取り付けが適していることもあります。GPSの機能によって収納場所を選ぶことがポイントです。

GPS利用者の64%が前ポケットに収納

GPSを入れる場所アンケート結果メリット注意点
前ポケット64%外から見えにくく、定位置を決めやすい端末やケースの厚さを確認する
肩ベルトの金具14%お子さまの手が届きやすい揺れ、落下、引っかかりに注意する
ランドセルの内側13%落としにくく、外から見えないすぐに操作しにくい場合がある
ランドセルの外側9%SOSボタンを操作しやすい雨、破損、紛失に注意する

鞄工房山本のInstagramアンケートでGPSを利用している方に収納場所を尋ねたところ、「前ポケット」が64%で最も多い結果となりました。

そのほか、「肩ベルトの金具」が14%、「ランドセルの内側」が13%、「ランドセルの外側」が9%でした。

前ポケットは、教科書やノートを入れる大マチと分けられるため、GPSの定位置をつくりやすい場所です。ランドセルを開いたときに見つけやすく、帰宅後に充電する際も取り出しやすいことから、毎日の管理がしやすい収納場所といえます。

一方、SOSボタンなどをお子さま自身が操作する端末では、前ポケットに入れると緊急時にすぐ取り出しにくい場合があります。端末の使い方まで考えたうえで収納場所を決めましょう。

※2026年7月、鞄工房山本公式InstagramでGPSを利用している方を対象に実施したアンケート結果です。

前ポケットに入れる

ランドセル GPS

GPSをランドセルの中に入れて持たせる場合、前ポケットは定位置を決めやすい収納場所です。

前ポケットには、次のようなメリットがあります。

  • 外からGPSが見えにくい
  • 教科書やタブレットと分けて収納できる
  • ランドセルを開いたときに確認しやすい
  • 毎日同じ場所へ戻しやすい
  • 荷物を出し入れするときに落としにくい

位置情報の確認が主な目的で、お子さまが通学中に端末を操作する必要がない場合には、特に使いやすい収納方法です。

ただし、GPSを専用ケースに入れると、本体だけのときより厚みが増します。ファスナーを無理に閉めると端末やランドセルへ負担がかかるため、ケースを含めて余裕をもって収まるか確認してください。

ランドセルの内ポケットや大マチへ入れる

GPSが前ポケットに収まりにくい場合は、ランドセルの内ポケットや大マチに収納する方法もあります。

大マチは比較的大きな端末も入れやすい一方で、教科書やノートの間にGPSが埋もれてしまうことがあります。ランドセルの底へ入り込むと、帰宅後に見つけにくくなり、充電や電池残量の確認を忘れる原因にもなります。

小さなケースやポーチを活用するなど、ランドセルの中でGPSの定位置を決めておくと管理しやすくなります。

また、タブレットや水筒など、硬さや重さのある荷物とGPS端末が強くぶつからない位置に収納しましょう。

肩ベルトの金具やランドセルの外側に取り付ける

SOSボタンや音声機能をお子さま自身がすぐに使う必要がある場合は、肩ベルト付近やランドセルの外側へ取り付ける方法もあります。

手が届きやすく操作しやすい反面、次の点に注意が必要です。

  • 歩いているときに大きく揺れないか
  • 周囲のものに引っかからないか
  • ストラップや金具が外れにくいか
  • 雨や衝撃に耐えられる端末か
  • GPSが外から目立ちすぎないか
  • 学校の持ち込みルールに合っているか

端末やケースによって適した取り付け方は異なります。実際にランドセルを背負い、お子さま自身が無理なく操作でき、安全に歩ける位置か確認しておきましょう。

鞄工房山本のランドセルにGPSを収納するポイント

選ぶポイント

鞄工房山本のランドセルへGPSを収納する場合は、大きく開く前ポケットを定位置として活用できます。

前ポケットは教科書を収納する大マチと分かれているため、小さなGPS端末を見つけやすく、毎日の充電や持ち忘れの確認もしやすい場所です。

ただし、GPSや専用ケースの大きさは商品によって異なります。実際に使う端末が無理なく収まり、ファスナーを自然に閉じられることを確認してください。

鞄工房山本のランドセルは大きく開く前ポケットで出し入れしやすい

ランドセルの中へものを入れる子ども

鞄工房山本のランドセルの前ポケットはマチを設け、ファスナーを上部からサイドまで通したつくりです。

手前側は約8cmまで大きく開くため、ポケットの中を見渡しやすく、GPS端末や専用ケースも出し入れしやすくなっています。

帰宅後にGPSを取り出して充電し、翌朝同じ場所へ戻す。そんな毎日の習慣も、出し入れしやすい場所を定位置にすることで続けやすくなります。

また、前ポケットの内側には、鍵などの小物を取り付けるための金具があります。GPSのストラップなどを取り付ける場合は、端末やストラップの仕様を確認し、無理な負荷がかからない方法で使用してください。

GPSをケースに入れる場合は厚みも確認する

GPS本体が前ポケットに収まっても、専用ケースやストラップを付けることで厚みが増す場合があります。

収納するときは、次の点を確認しましょう。

  • ケースを含めて無理なく収まるか
  • ファスナーを自然に開閉できるか
  • GPS端末へ強い力が加わっていないか
  • ポケットの中で端末が大きく動かないか
  • 帰宅後にお子さまやご家族が取り出しやすいか

端末が大きい場合は、無理に前ポケットへ押し込まず、内ポケットや大マチなど別の収納場所も検討してください。

外付けする場合は金具の用途を確認する

フィオーレ・コスモス(キャメル)

鞄工房山本のランドセルには、肩ベルトの左右に防犯ブザー用金具があります。また、ランドセルの側面には、強い負荷がかかった際に外れるよう設計した安全ナスカンを備えています。

それぞれ用途の異なる金具です。GPSを外側へ取り付ける場合は、端末の形状や重さ、操作方法に適した場所かを確認してください。

特に安全ナスカンは、給食袋などを掛けた際、強く引っ張られてお子さまが引きずられることを防ぐための安全機能です。GPSを常時取り付ける場所として一律におすすめするものではありません。

防犯ブザーの操作を妨げないか、歩行中にGPSが大きく揺れないかなども、お子さまが実際にランドセルを背負った状態で確認しておくと安心です。

小学生向けGPSにはどんな種類がある?

ランドセルに入れるGPS

小学生向けの見守り端末には、位置情報の確認に特化したGPSから、音声・メッセージや通話ができるものまであります。

どのタイプがよいかは、お子さまの年齢や行動範囲、連絡を取る必要性、学校の持ち込みルールによって変わります。

種類主な機能向いている使い方
GPS専用端末位置情報・移動履歴・到着通知など居場所の確認を中心に使いたい
音声・メッセージ機能付きGPS位置情報+簡単なやり取り学童・習いごとなどで連絡も取りたい
キッズケータイ・キッズスマホ位置情報・通話・メッセージなど通話を含めた連絡手段が必要
GPS機能付きスマートウォッチ位置情報・通知・通話などランドセル以外でも身につけて使いたい

機能は端末ごとに異なるため、購入時にはメーカーの最新情報を確認してください。

アンケートでは約半数が音声・メッセージ機能付きGPSを利用

鞄工房山本のInstagramアンケートで、GPSを利用している方に使用している端末の種類を尋ねたところ、最も多かったのは「音声・メッセージ機能付きGPS」の48%でした。

次いで「GPS専用端末」が38%、「キッズケータイ」が13%、「GPS機能付きスマートウォッチ」が1%という結果です。

GPSの種類アンケート結果主な特徴向いているご家庭
音声・メッセージ機能付きGPS48%位置情報に加えて簡単な連絡ができる学童や習いごとの移動がある
GPS専用端末38%位置情報や移動履歴の確認が中心シンプルに見守りたい
キッズケータイ13%通話やメッセージができる直接会話できる手段が必要
GPS機能付きスマートウォッチ1%腕に装着して使うランドセル以外でも携帯したい

今回のアンケートでは、位置情報を確認するだけでなく、お子さまと簡単なやり取りができる端末を選んでいる方が多く見られました。

ただし、必要な機能はご家庭によって異なります。機能の多さだけではなく、お子さまが無理なく扱えるか、学校で使用できるかまで考えて選ぶことが大切です。

※2026年7月、鞄工房山本公式InstagramでGPSを利用している方を対象に実施したアンケート結果です。

GPS専用端末

GPS専用端末は、お子さまの位置情報や移動履歴の確認を中心に使いたいご家庭に向いています。

保護者のスマートフォンなどから現在地を確認するタイプが多く、お子さま側の操作が少ないものもあります。そのため、初めて見守り端末を持つ低学年のお子さまにも使いやすいでしょう。

一方で、通話やメッセージができない端末では、お子さまからご家族へ状況を伝えることはできません。必要な連絡方法まで考えて選びましょう。

音声・メッセージ機能付きGPS

音声・メッセージ機能付きGPSは、位置情報の確認に加えて、お子さまと簡単な連絡を取りたい場合に向いています。

「今から帰るね」「学童に着いたよ」といったやり取りができるため、学校から学童、学童から習いごとなど、お子さまだけで移動する機会があるご家庭にも便利です。

端末によって、音声メッセージ、定型文、SOS通知など使える機能は異なります。学校にいる時間帯に音が鳴らない設定ができるかなども確認しておきましょう。

キッズケータイ・キッズスマホ

キッズケータイやキッズスマホは、位置情報だけでなく、通話やメッセージも必要な場合に選択肢になります。

防犯ブザーや、登録した相手との連絡に対応した端末などもあります。習いごとなどで予定変更が多く、ご家族との直接の連絡手段を持たせたい場合にも使いやすいでしょう。

ただし、携帯電話やスマートフォンの学校への持ち込みについては、学校や地域によってルールが異なります。購入前に、通学予定または在学中の学校へ確認してください。

キッズスマホ、キッズケータイ

GPS機能付きスマートウォッチ

GPS機能付きスマートウォッチは、ランドセルの中ではなく、腕につけて持ち歩けるタイプです。

身につけて使用するため、放課後にランドセルを置いて遊ぶ場合なども端末を持ち歩きやすいのが特長です。

一方、授業中も身につけることになるため、学校によっては持ち込みや使用が制限されることがあります。カメラやアプリなど、見守り以外の機能を備えている端末もあるため、学校のルールを確認したうえで選びましょう。

ランドセルに入れる小学生用GPSの選び方

ランドセル GPS 子供の手

小学生用GPSは、機能の多さだけでなく、お子さまが毎日無理なく持ち歩けるか、ご家族が継続して管理できるかを基準に選びましょう。

特にランドセルへ入れて使う場合は、サイズや重さだけでなく、位置情報の更新頻度、バッテリー、連絡機能、学校のルール、料金まで確認しておくと安心です。

ランドセルに収まるサイズ・重さ

ランドセルに入れるGPSは、端末本体だけでなく、専用ケースやストラップを含めたサイズと重さを確認します。

小型の端末は持ち歩きやすい一方、ランドセルの中で見つけにくくなることがあります。反対に、大きすぎる端末は前ポケットのファスナーが閉まりにくくなったり、教科書やタブレットなど他の荷物とぶつかったりすることがあります。

GPSを購入する前に、実際に収納したい場所へケースごと無理なく入るかを確認すると選びやすくなります。

位置情報の精度と更新頻度

GPSを選ぶときは、位置情報の精度だけでなく、どのくらいの間隔で位置情報が更新されるかも確認しましょう。

GPSの位置情報は、建物の中や地下、高い建物や樹木に囲まれた場所など、周囲の環境によって実際の位置からずれることがあります。端末やサービスによって位置情報を取得する仕組みも異なるため、「いつでも正確な現在地がわかる」と考えるのではなく、おおよその居場所や移動の様子を確認する見守り手段として活用することが大切です。

また、位置情報の更新間隔が短いほど移動の様子を細かく追いやすくなる一方、設定によってはバッテリーの消費に影響する場合があります。利用する端末の仕様を確認し、ご家庭の使い方に合うものを選びましょう。

参考:GPS Accuracy|GPS.gov

参考:「位置情報の精度」サービスによって精度が向上する仕組み|Android ヘルプ

GPS 精度

通知・音声・メッセージ・SOS機能

GPSでどこまで連絡を取りたいかによって、必要な機能は変わります。

位置情報の確認だけでよい場合は、シンプルなGPS専用端末でも十分なことがあります。一方、学童や習いごとなどへお子さまだけで移動する場合は、次のような機能が役立ちます。

  • 学校や自宅への到着・出発通知
  • 移動履歴
  • 音声メッセージ
  • 定型文によるやり取り
  • SOS通知

SOSボタンをお子さま自身が操作する端末では、機能だけでなく必要なときにすぐ操作できる持たせ方も大切です。

前ポケットの奥に入れるのか、肩ベルト付近へ取り付けるのかなど、実際の使い方まで想定して選びましょう。

バッテリーや電池の持ち

GPSは、必要なときに電源が切れていては位置情報を確認できません。どのくらいの頻度で充電や電池交換が必要なのかを確認しておきましょう。

バッテリーの持続時間は、端末の機能や位置情報の更新頻度、使用状況などによって異なります。

「帰宅したら充電する」「週末に残量を確認する」など、ご家庭で無理なく続けられる管理方法まで考えて選ぶと、毎日安心して使いやすくなります。

バッテリー、電池

学校の持ち込みルール

GPSやキッズケータイを購入する前に、通学予定または在学中の学校の持ち込みルールを確認しましょう。

GPS専用端末、音声機能付きGPS、キッズケータイ、スマートウォッチでは、学校での扱いが異なる場合があります。

学校によっては、

  • ランドセルの中から出さない
  • 校内では操作しない
  • 音が鳴らない設定にする
  • 携帯電話は事前申請が必要

といったルールが設けられていることもあります。

購入してから「学校へ持って行けなかった」とならないよう、希望する端末の種類や機能を伝えて確認すると安心です。

本体価格・月額料金

GPSは、本体価格だけでなく、使用を続ける間にかかる費用も確認しておきましょう。

主な費用には、次のようなものがあります。

  • GPS端末の本体価格
  • 月額通信料
  • 初期登録料
  • 音声・メッセージ機能などの利用料
  • 故障・紛失時の交換費用
  • 契約内容によって発生する解約時の費用

入学直後だけ使うのか、低学年の間は使い続けるのか、卒業まで利用する予定なのかによって、必要な費用は変わります。

月々の料金だけでなく、予定している利用期間全体でどのくらいかかるかを確認すると比較しやすくなります。

GPSをランドセルに入れて安全に使うための注意点

登下校 ランドセル背負う子ども

GPSを安心して使い続けるには、端末選びだけでなく、どこへ収納するか、いつ充電するか、どのようなときにSOSを使うかなど、ご家庭でのルールを決めておくことも大切です。

お子さまと一緒に使い方を確認し、毎日の習慣にしていきましょう。

GPSを入れる定位置を決める

GPSの持ち忘れや紛失を防ぐために、ランドセルの中で定位置を決めておきましょう。

前ポケットや内ポケットなど、毎日同じ場所へ戻すようにすると、お子さまもご家族もGPSの有無を確認しやすくなります。

特に充電のために毎日ランドセルから取り出す場合は、

帰宅 → 充電 → 翌朝ランドセルへ戻す

という流れまで決めておくと、持ち忘れを防ぎやすくなります。

低学年のうちは、ご家族が一緒に確認しながら習慣にしていくとよいでしょう。

充電や電池残量を確認する

GPSは、充電や電池が切れると位置情報を確認できなくなります。

充電式の場合は帰宅後や週末、電池交換式の場合は決まった日に残量を確認するなど、ご家庭で続けやすいタイミングを決めておきましょう。

玄関やリビングなどに充電場所をつくる場合は、翌朝ランドセルへ戻すことまで一連の習慣にしておくことが大切です。

SOSボタンを使う場面を確認する

SOSボタンを備えたGPSを使う場合は、「どのようなときに押すのか」を事前にお子さまと確認しておきましょう。

たとえば、

  • 道に迷ってしまったとき
  • 知らない人に声をかけられて怖いと感じたとき
  • けがをしたとき
  • 困っているのに近くに知っている大人がいないとき

などです。

端末を購入したら、実際に手に持ちながらボタンの位置や操作方法を一緒に確認しておくと、いざというときにも使いやすくなります。

外で遊ぶ ランドセルと子どもたち

GPSを持つ目的をお子さまにも伝える

GPSを持たせるときは、位置情報を確認できることや、何のために持つのかをお子さまにも伝えておきましょう。

「学校に着いたことがわかると安心するよ」
「困ったときに気づけるように持っておこうね」

など、お子さまの年齢に合わせて伝えることが大切です。

位置情報はプライバシーに関わる情報でもあります。確認するご家族の範囲を決め、アカウントやパスワードも適切に管理しましょう。

GPSだけに頼らず登下校の安全対策も行う

GPSはお子さまの見守りを助けてくれる便利な道具ですが、それだけで登下校中の安全を守れるわけではありません。

入学前や新学期の前には、ご家族で実際に通学路を歩きながら、

  • 交通量の多い交差点
  • 人通りの少ない道
  • 雨の日に見通しが悪くなる場所
  • 学校や交番の場所
  • 「子ども110番の家」など助けを求められる場所
  • 困ったときに立ち寄れるお店や施設

などを確認しておくと安心です。

防犯ブザーの使い方や、夕方・雨の日に反射材がどのように見えるかなども、一緒に確かめておきましょう。

鞄工房山本のランドセルには、肩ベルトの防犯ブザー用金具や反射材、強い負荷がかかった際に外れる安全ナスカンなど、毎日の登下校を支える機能を備えています。

安心・安全な機能|ランドセルの特長

ランドセルに光る(反射する)ところはありますか?|よくある質問

ランドセル側面のナスカンは負荷がかかると外れるようになっていますか?|よくある質問

反射

小学生のGPSに関するよくある質問

FAQ

GPSはランドセルのどこに入れるのがおすすめですか?

GPSは、外から見えにくく、落としにくい前ポケットや内ポケットへ入れるのがおすすめです。専用ケースを使い、毎日同じ場所へ収納すると、持ち忘れや紛失を防ぎやすくなります。

端末が大きい場合や、専用ケースを付けている場合は、内ポケットや大マチも選択肢になります。ファスナーが無理なく閉まり、GPS端末に強い力が加わらない場所へ収納しましょう。

GPSはランドセルの中でも位置情報を確認できますか?

ランドセルの中へ入れて使えるGPS端末は多くあります。ただし、建物の中や地下、電波状況が不安定な場所では、位置情報がずれたり、更新に時間がかかったりする場合があります。

購入前にGPSメーカーが案内している使用方法や通信範囲も確認しましょう。

GPSをランドセルの外側につけてもよいですか?

SOSボタンや音声機能をすぐに使いたい場合は、ランドセルの外側へ取り付ける方法もあります。

ただし、歩行中に揺れたり、周囲のものへ引っかかったりすることがあります。落下、雨、破損への対策と、学校の持ち込みルールを確認してください。

小学生にGPSは必ず必要ですか?

GPSは、すべての小学生に必ず必要なものではありません。通学距離が長い場合や、ひとりで移動する時間がある場合には、見守りを補う手段として役立ちます。

お子さまの通学環境や、ご家族が直接見守れる時間に合わせて判断しましょう。

GPSとキッズケータイはどちらがよいですか?

位置情報の確認を中心に使う場合はGPS専用端末、通話やメッセージも必要な場合はキッズケータイが向いています。それぞれサイズや料金、学校での扱いが異なります。

お子さまの年齢や行動範囲、ご家庭で必要な連絡方法に合わせて選びましょう。

ランドセル GPS

まとめ|ランドセルのGPSは前ポケットを定位置にすると管理しやすい

GPSはすべての小学生に必要なものではありませんが、お子さまだけで登下校したり、学童や習いごとへ移動したりする場合には、ご家族の見守りを支えてくれるアイテムです。

鞄工房山本が2026年7月に実施したInstagramアンケートでは、小学生のお子さまがいる保護者115名のうち73%がGPSを利用していました。また、GPSを利用している方の収納場所では、前ポケットが64%で最も多い結果となっています。

位置情報の確認を中心に使うGPSであれば、前ポケットや内ポケットなど、外から見えにくく、毎日同じ場所へ戻しやすい場所に収納すると管理しやすくなります。SOS機能を使う場合は、必要なときにお子さま自身が操作できる位置かどうかも確認しましょう。

GPSは、離れている時間もお子さまを見守るためのひとつの方法です。通学路の確認や防犯ブザーなどの安全対策と組み合わせながら、お子さまとご家族に合った見守り方を選んでいただければと思います。

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監修者情報

鞄工房山本 編集部
鞄工房山本 編集部

購入前に役立つ情報から、ご購入後にもきっと役立つような話題まで。ランドセルにまつわるあれこれを、心を込めてていねいにお届けしています。小さな情報の一つひとつが、ご家族の安心と笑顔につながりますように。

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