ランドセルカバーの使用率・メリットデメリットを独自調査!選び方とお手入れ方法も紹介

黒のランドセルとカバー

雨の日も晴れの日も、ランドセルはお子さまの毎日に寄り添う大切な相棒。近年は「きれいな状態で6年間使いたい」「卒業後のリメイクも楽しみたい」という想いから、ランドセルカバーのニーズが高まっています。本記事では、鞄工房山本の【独自調査】による使用率データをはじめ、種類や素材の違い、メリット・デメリット、失敗しない選び方とお手入れ方法、実例コーデまでをやさしくご紹介。ご家族で「わが家にぴったり」を見つけるヒントになれば幸いです。

ランドセルカバーって必要?

ランドセルカバー

鞄工房山本のランドセルはすべて防水・対傷加工を施しており、必ずしもカバーが必要というわけではありません。
ですが、近年「大切なランドセルをできるだけきれいに保ちたい」「将来的にリメイクも考えているので、傷や汚れを防ぎたい」といったご希望をお持ちの方が増えているようです。

実際に、ランドセル購入者の約8割の方が、カバーもあわせてご購入されています。

ランドセルカバー一覧

【独自調査】ランドセルカバー使用率アンケート結果

2026年ご入学のランドセルカバーの付帯率(鞄工房山本 奈良本店)
ランドセルカバーの購入率(鞄工房山本の奈良本店でランドセルをご購入された方)

2024年12月から2025年9月にかけて、鞄工房山本の奈良本店でランドセルとあわせてランドセルカバーをご購入された方は全体の82%にのぼりました。
3年前に鞄工房山本が行ったアンケートでは約6割の方が使用していましたが、近年では8割を超えるご家庭が「必要」と感じていることがわかります。
雨や汚れから大切なランドセルを守りたいという想いが年々高まり、カバーは今や“あると安心”の定番アイテムになりつつあります。

ランドセルカバーにはどのような種類がある?

ランドセルカバーには、次のようなタイプがあります。

  • かぶせタイプ
  • フルカバータイプ
  • 素材による違い(ビニール・ナイロン・PUレザーなど)
  • デザインの特徴(透明・ワンポイント・反射材付きなど)

最も一般的なのは、ランドセルのフタ部分だけを覆う「かぶせタイプ」。軽くて付け外しが簡単なうえ、カラーバリエーションも豊富です。
一方、「フルカバータイプ」はランドセル全体を包み込み、雨や雪の日でも安心。大切なランドセルをしっかり守りたい方に選ばれています。

素材もさまざまで、透明なビニール製はランドセルの色をそのまま活かせる人気素材。ナイロンやポリエステル製は軽くて丈夫、雨をはじく機能性が魅力です。PUレザーは上品な印象で、高学年まで長く使いたい方にもおすすめ。

デザインでは、リボンやフリル付き、キャラクター柄、リバーシブル仕様など個性を楽しめるものから、夜道で光る反射材付きタイプ、撥水加工を施したものまで幅広くそろっています。
ランドセルの形やお子さまの好みに合わせて、ぴったりの一枚を選びましょう。

ランドセルカバー

【独自調査】ランドセルカバーを使うメリット

ランドセルカバーには、次のようなメリットがあります。

  • 保護性:傷や汚れを防ぎ、6年間きれいな状態を保てる
  • デザイン性:お子さまらしさをプラスできる
  • 安全性:反射材付きで下校時も安心

今では通学中の小学生のうち、約半数近くがランドセルカバーを使用しています。最も多かった理由は「傷が付きにくい」「きれいな状態を保てる」という声でした。
「6年使っても表面がきれい」「多少の雨も防げる」「ガサツな子でも安心」といった実際の体験談が多く寄せられています。

また、「交通安全シールをランドセルに直接貼らずに済んだ」という意見もあり、地域のルールや生活環境に合わせて便利に使える点も魅力。
ランドセルを大切に長く使いたいという想いを、さりげなく支えてくれるアイテムといえます。

【独自調査】ランドセルカバーのデメリットは?

ランドセルカバーは便利な一方で、いくつか注意しておきたい点もあります。

まず、「お気に入りのデザインが隠れてしまう」という声。とくにコバ塗りや刺繍など、細部のこだわりが見えにくくなることがあります。そんなときは、透明タイプのカバーを選ぶのがおすすめです。

次に多かったのが、「革への影響が心配」というご意見。カバーを長期間つけっぱなしにすると通気性が悪くなり、湿気がこもる原因になることも。月に一度ほど外して風通しをすると、カビや変色の予防になります。

また、コードバン素材のランドセルはサイズが合いにくい市販品もありますが、鞄工房山本では専用カバーをご用意。デメリットをしっかり理解しながら、お子さまのランドセルをより安心にお使いいただけます。

ランドセルカバーはいつからいつまで使うべき?

  • 1年生:交通安全カバーの配布が一般的ですが、入学式前後には購入したカバーを使用したいという声も。
  • 2年生以降:自由にカバーを選べるタイミング。
  • 中〜高学年:そろそろ買い替えるご家庭も多いです。消耗品なので、使い方や好みに応じて使い分けましょう。

卒業が近づくに連れて「傷も思い出」としてカバーを取り外す方も多くなる一方で、卒業後のランドセルリメイクのために「きれいに残したいから」と、6年間カバーを付け続けられる方も多くいらっしゃいます。

ランドセルカバー選びで失敗しないためのチェックポイント

「ランドセルカバー」とネット検索すると、膨大な数の商品が販売されています。カバー選びで失敗しないために、購入前にチェックしていただきたいポイントをご紹介します。

  • サイズ:かぶせサイズはブランドによって異なります。実寸を測るか、メーカーへ確認してからカバーを選びましょう。
  • 素材:PVC、ナイロン、多層オレフィンなどがあります。鞄工房山本ではPVCと多層オレフィンの2種を取り扱い、コードバンには後者がおすすめです。
  • デザイン:特徴的なかぶせのランドセルには、錠前が締まりにくくなるカバーもあります。各ランドセルブランドの推奨品を選べば安心です。なお、香久山の特徴的なかぶせ形状にも鞄工房山本のカバーは全対応しています。
香久山 レンガ
かぶせが特徴的な香久山にも対応しています。

おすすめの選び方3パターン

ランドセルカバーは、ただ保護するだけでなく、コーディネートの楽しさもあるアイテムです。
ここでは、鞄工房山本がおすすめする3つの選び方のパターンをご紹介します。

選び方①:革と同じ色で選ぶ「王道」コーデ

ランドセル本体とカバーの色を揃えると、統一感のあるすっきりとした印象に。
「無難だけど間違いがない」「どんな服装にも合わせやすい」といった理由で、初めてのカバー選びにもおすすめのスタイルです。

たとえば…

  • 本体【ラベンダー】 × カバー【ラベンダー】
  • 本体【黒】 × カバー【黒】
  • 本体【アッシュピンク】 × カバー【ピンク】

ランドセルの美しい色合いを活かしつつ、自然に溶け込むカラーが魅力です。

ラベンダーのランドセルとカバー

選び方②:コバ塗りやステッチの色と合わせて「さりげなくなじむ」コーデ

本体の革色とは異なる、コバ塗りの色と合わせることで、ぐっと一体感が出る組み合わせです。
見る人に「おしゃれだな」と思わせる、さりげない統一感を演出できます。

たとえば…

  • 本体【ホワイト】 × カバー【ベージュ】
    ※同じ革色でも、モデルによってコバ塗りの色が異なります。

「革とまったく同じ色のカバーがない…」というときにも選びやすく、おしゃれが楽しめます。

ホワイトのランドセルとカバー
コバ塗りの色
コバ塗りのニスの色は前部で10色。本体色に合うよう組み合わせています。

選び方③:好きな色を取り入れて「アクセント」コーデ

お子さまの好きな色をアクセントとして取り入れるスタイルもおすすめです。
本体の色とは異なるカラーを合わせることで、パッと目を引く印象に。ランドセルの雰囲気がガラリと変わります。

たとえば…

  • 本体【ホワイト】 × カバー【ピンク/ラベンダー】

「ちょっと雰囲気を変えたい」「個性を出したい」そんなときにぴったりのコーディネートです。

ホワイトのランドセルとカバー

実例で見る!人気のランドセルとカバーの組み合わせ

ここでは、実際にランドセルとカバーの組み合わせをご紹介します。
色の組み合わせ方によって印象がどう変わるか、ぜひ参考にしてみてください。

ホワイト系ランドセルの組み合わせ例

ラフィーネ(ウェディングホワイト)の場合…

  • ホワイト × ベージュ(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
  • ホワイト × ラベンダー(選び方③:アクセント)
  • ホワイト × 茶(選び方③)
  • ホワイト × ピンク(選び方③)
ホワイトのランドセルとカバー

アッシュピンク系ランドセルの組み合わせ例

アンジェール(アッシュピンク)の場合…

  • アッシュピンク × ピンク(選び方①:革と同色)
  • アッシュピンク × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
  • アッシュピンク × ベージュ/ラベンダー(選び方③:アクセント)
アッシュピンクのランドセルとカバー

キャメル系ランドセルの組み合わせ例

ニュー・アンティーク(キャメル)の場合…

  • キャメル × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
  • キャメル × ラベンダー/黒/ベージュ(選び方③:アクセント)
キャメルのランドセルとカバー

スモーキーラベンダー系ランドセルの組み合わせ例

香久山(スモーキーラベンダー)の場合…

  • スモーキーラベンダー × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
  • スモーキーラベンダー × グレー(選び方③:アクセント)
スモーキーラベンダーのランドセルとカバー

アイスブルー系ランドセルの組み合わせ例

トゥインクル・ハート(アイスブルー)の場合…

  • アイスブルー × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
  • アイスブルー × ラベンダー(選び方③:アクセント)
アイスブルーのランドセルとカバー

ラベンダー系ランドセルの組み合わせ例

ラフィーネ(ラベンダー)の場合…

  • ラベンダー × ラベンダー(選び方①:革と同色)
  • ラベンダー × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
  • ラベンダー × ベージュ/ピンク(選び方③:アクセント)
ラベンダーのランドセルとカバー

ブラック系ランドセルの組み合わせ例

ニュー・アンティーク(黒)の場合…

  • 黒 × 黒(選び方①:革と同色)
  • 黒 × グレー/赤/ブルー(選び方③:アクセント)
黒のランドセルとカバー

実際の画像で見比べていただくと、選び方によって印象が変わるのがわかります。
ご家族みなさまで、「どれが似合いそう?」と話し合う時間もきっと楽しいですよ。

ランドセルカバーのお手入れ方法

ランドセルカバーはきれいに保つことで、見た目も安全性もキープできます。定期的な風通しや、季節に合わせたメンテナンスを行いながら、長く快適に使いましょう。

やわらかい布

日常のお手入れポイント

毎日の使用では、ランドセルカバーの汚れが気になる部分を柔らかいタオルで水拭きするだけで十分です。洗剤を使用する際は、中性洗剤を薄めてからタオルに含ませて使いましょう。
月に1回程度はランドセルから外して風を通し、湿気や型崩れを防ぎましょう。

また、カバーのみ保管するようなときは、カバーを折らずに筒状に巻くとシワになりにくく、形もきれいに保てます。

シーズン別のメンテナンス方法

梅雨や夏場は湿気がこもりやすく、カバー内に水が溜まりがち。雨の日は乾いた布で拭いた後、必ず外して乾かしましょう。冬は結露対策として風通しの良い場所に保管を。長期休暇中はランドセルごとお手入れを行うタイミングとして最適です。
とくにランドセルの革部分と密着しないよう、こまめな取り外しと乾燥を心がけましょう。

汚れがひどい時の洗い方

軽い汚れは水拭きで落とせますが、頑固な汚れには水で薄めた中性洗剤をタオルに付けて拭き取りましょう。その後は水で洗剤を拭き取り、完全に乾かすのがポイントです。

素材によっては洗剤によって変質するものもあるため、必ず目立たない場所で試してから行ってください。特に多層オレフィン素材はデリケートなので、強く擦るとキズになりやすいため、やさしく扱いましょう。

雨の日の対策とレインカバーの活用法

雨からランドセル全体を守るためには、通常カバーとレインカバーの使い分けが有効です。用途や素材の違い解説していきます。その日の天候などによって合ったカバーを選んでくださいね。

通常のカバーとレインカバーの違い

レインカバーはランドセル全体を覆う構造で、ランドセルのかぶせと本体の隙間から入る雨も防ぐことができ、中身が濡れにくい設計です。

項目通常カバーレインカバー
主な素材PVC、多層オレフィンナイロンなど
カバー範囲かぶせ部分ランドセル全体
防水性能生活防水レベル雨対策に特化
使用シーン日常的に使用主に雨天時
雨カバーを装着したランドセル

急な雨でも安心!レインカバーの上手な使い方

レインカバーは、ランドセルの前ポケットに常備しておくのが安心。急な雨に備えて、取り出しやすい場所に収納しましょう。
使用後はしっかり乾かし、再収納時には小さく畳んで、また前ポケットに収納しておくと良いでしょう。

鞄工房山本では、ご購入特典としてレインカバーを同梱してお届けしています。ぜひご使用してくださいね。

ランドセルカバーの種類と特徴

鞄工房山本のカバーはすべて、透明タイプ+縁取りカラーのデザインで、透明タイプのカバーは、デザインを隠さず活かせる点でも人気です。
さらに、反射材付きで安全性にも配慮しています。

直営店や展示会では、実際にランドセルカバーを手にとっていただき、ランドセルとカバーと組み合わせて選んでいただけます。

ランドセルカバー

牛革・人工皮革モデル向けランドセルカバー

ランドセル本体にしっかりフィットするサイズ設計。縁取りのカラーは全8色から選べます。
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コードバンモデル向けランドセルカバー

コードバンの革の特性に合わせて作られた専用カバー。高級感のある革を守りながら、美しさも保ちます。縁取りのカラーは全4色から選べます。
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まとめ|お気に入りの組み合わせで、ランドセルをもっと楽しく

ランドセルカバーは、傷や汚れから守るだけでなく、お子さまの個性をさりげなく引き立ててくれる心強い存在です。一方で、デザインが隠れやすかったり、通気性に気を配る必要もあります。そんな時は、透明タイプのカバーを選んだり、月に一度の風通しを習慣にするだけで、見た目も使い心地もぐんと快適に。選び方のコツは「革と同色」「コバやステッチと調和」「好きな色でアクセント」。


日々の通学が少し誇らしくなるような、お子さまらしい一枚を見つけてください。6年間の思い出を、いつまでも美しく残せますように。

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監修者情報

鞄工房山本 編集部
鞄工房山本 編集部

購入前に役立つ情報から、ご購入後にもきっと役立つような話題まで。ランドセルにまつわるあれこれを、心を込めてていねいにお届けしています。小さな情報の一つひとつが、ご家族の安心と笑顔につながりますように。

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