
ランドセルをもっと長くきれいに使いたい。そんな願いを叶えるのがランドセルカバーです。傷や汚れから守るだけでなく、デザインのアクセントや安全性アップにもつながります。2025年には反射材付きカバーも登場し、夕暮れの下校時なども安心。この記事では、ランドセルカバーのメリット・デメリット、選び方やコーディネート例、お手入れ方法までを幅広く解説。お気に入りのランドセルをより大切に使うためのヒントをご紹介します。
ランドセルカバーって必要?

鞄工房山本のランドセルはすべて防水・対傷加工を施しており、必ずしもカバーが必要というわけではありません。
ですが、近年「大切なランドセルをできるだけきれいに保ちたい」「将来的にリメイクも考えているので、傷や汚れを防ぎたい」といったご希望をお持ちの方が増えているようです。
実際に、ランドセル購入者の約8割の方が、カバーもあわせてご購入されています。

▶牛革・人工皮革モデル向けランドセルカバー(全8色)
▶コードバン向けランドセルカバー(全4色)
ランドセルカバーを使うメリット
今や、通学中の小学生を見ていても約半数近くの方がランドセルカバーを付けている時代。ランドセルカバーにはこのようなメリットが考えられます。
- 保護性:ランドセルの傷や汚れを防ぎ、卒業後のリメイクも見越してきれいな状態を保てます。
- デザイン性:ベーシックなランドセルに個性やアクセントを加えるアイテムとしても活躍。
- 安全性:2025年モデルからは反射材付きカバーも登場。夕方の下校や暗い道での視認性が高まり、安全面も強化されています。
ランドセルカバーのデメリットは?
一方、ランドセルカバーを付ける際のデメリットも知っておきたいですよね。
まず、お気に入りのランドセルデザインがカバーで隠れてしまうことがあります。とくにコバ塗りや刺繍が見えにくくなることも。
また、長期間つけっぱなしにすると通気性が悪くなるため、月1回程度外して風通しをすると◎。コードバン素材は市販カバーと合わないことがありますが、鞄工房山本では専用カバーも用意しており安心してお選びいただけます。
いつからいつまで使うべき?使用期間の目安
- 1年生:交通安全カバーの配布が一般的ですが、入学式前後には購入したカバーを使用したいという声も。
- 2年生以降:自由にカバーを選べるタイミング。
- 中〜高学年:そろそろ買い替えるご家庭も多いです。消耗品なので、使い方や好みに応じて使い分けましょう。
卒業が近づくに連れて「傷も思い出」としてカバーを取り外す方も多くなる一方で、卒業後のランドセルリメイクのために「きれいに残したいから」と、6年間カバーを付け続けられる方も多くいらっしゃいます。
ランドセルカバー選びで失敗しないためのチェックポイント
「ランドセルカバー」とネット検索すると、膨大な数の商品が販売されています。カバー選びで失敗しないために、購入前にチェックしていただきたいポイントをご紹介します。
- サイズ:かぶせサイズはブランドによって異なります。実寸を測るか、メーカーへ確認してからカバーを選びましょう。
- 素材:PVC、ナイロン、多層オレフィンなどがあります。鞄工房山本ではPVCと多層オレフィンの2種を取り扱い、コードバンには後者がおすすめです。
- デザイン:特徴的なかぶせのランドセルには、錠前が締まりにくくなるカバーもあります。各ランドセルブランドの推奨品を選べば安心です。なお、香久山の特徴的なかぶせ形状にも鞄工房山本のカバーは全対応しています。

おすすめの選び方3パターン
ランドセルカバーは、ただ保護するだけでなく、コーディネートの楽しさもあるアイテムです。
ここでは、鞄工房山本がおすすめする3つの選び方のパターンをご紹介します。
選び方①:革と同じ色で選ぶ「王道」コーデ
ランドセル本体とカバーの色を揃えると、統一感のあるすっきりとした印象に。
「無難だけど間違いがない」「どんな服装にも合わせやすい」といった理由で、初めてのカバー選びにもおすすめのスタイルです。
たとえば…
- 本体【ラベンダー】 × カバー【ラベンダー】
- 本体【黒】 × カバー【黒】
- 本体【アッシュピンク】 × カバー【ピンク】
ランドセルの美しい色合いを活かしつつ、自然に溶け込むカラーが魅力です。

選び方②:コバ塗りやステッチの色と合わせて「さりげなくなじむ」コーデ
本体の革色とは異なる、コバ塗りの色と合わせることで、ぐっと一体感が出る組み合わせです。
見る人に「おしゃれだな」と思わせる、さりげない統一感を演出できます。
たとえば…
- 本体【ホワイト】 × カバー【ベージュ】
※同じ革色でも、モデルによってコバ塗りの色が異なります。
「革とまったく同じ色のカバーがない…」というときにも選びやすく、おしゃれが楽しめます。


選び方③:好きな色を取り入れて「アクセント」コーデ
お子さまの好きな色をアクセントとして取り入れるスタイルもおすすめです。
本体の色とは異なるカラーを合わせることで、パッと目を引く印象に。ランドセルの雰囲気がガラリと変わります。
たとえば…
- 本体【ホワイト】 × カバー【ピンク/ラベンダー】
「ちょっと雰囲気を変えたい」「個性を出したい」そんなときにぴったりのコーディネートです。

実例で見る!人気のランドセルとカバーの組み合わせ
ここでは、実際にランドセルとカバーの組み合わせをご紹介します。
色の組み合わせ方によって印象がどう変わるか、ぜひ参考にしてみてください。
ホワイト系ランドセルの組み合わせ例
プリンセス・ラフィーネ(ウェディングホワイト)の場合…
- ホワイト × ベージュ(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
- ホワイト × ラベンダー(選び方③:アクセント)
- ホワイト × 茶(選び方③)
- ホワイト × ピンク(選び方③)

アッシュピンク系ランドセルの組み合わせ例
アンジェール(アッシュピンク)の場合…
- アッシュピンク × ピンク(選び方①:革と同色)
- アッシュピンク × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
- アッシュピンク × ベージュ/ラベンダー(選び方③:アクセント)

キャメル系ランドセルの組み合わせ例
ニュー・アンティーク(キャメル)の場合…
- キャメル × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
- キャメル × ラベンダー/黒/ベージュ(選び方③:アクセント)

スモーキーラベンダー系ランドセルの組み合わせ例
香久山(スモーキーラベンダー)の場合…
- スモーキーラベンダー × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
- スモーキーラベンダー × グレー(選び方③:アクセント)

アイスブルー系ランドセルの組み合わせ例
トゥインクル・ハート(アイスブルー)の場合…
- アイスブルー × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
- アイスブルー × ラベンダー(選び方③:アクセント)

ラベンダー系ランドセルの組み合わせ例
プリンセス・ラフィーネ(ラベンダー)の場合…
- ラベンダー × ラベンダー(選び方①:革と同色)
- ラベンダー × 茶(選び方②:コバ塗りの色に合わせて)
- ラベンダー × ベージュ/ピンク(選び方③:アクセント)

ブラック系ランドセルの組み合わせ例
ニュー・アンティーク(黒)の場合…
- 黒 × 黒(選び方①:革と同色)
- 黒 × グレー/赤/ブルー(選び方③:アクセント)

実際の画像で見比べていただくと、選び方によって印象が変わるのがわかります。
ご家族みなさまで、「どれが似合いそう?」と話し合う時間もきっと楽しいですよ。
ランドセルカバーのお手入れ方法
ランドセルカバーはきれいに保つことで、見た目も安全性もキープできます。定期的な風通しや、季節に合わせたメンテナンスを行いながら、長く快適に使いましょう。

日常のお手入れポイント
毎日の使用では、ランドセルカバーの汚れが気になる部分を柔らかいタオルで水拭きするだけで十分です。洗剤を使用する際は、中性洗剤を薄めてからタオルに含ませて使いましょう。
月に1回程度はランドセルから外して風を通し、湿気や型崩れを防ぎましょう。
また、カバーのみ保管するようなときは、カバーを折らずに筒状に巻くとシワになりにくく、形もきれいに保てます。
シーズン別のメンテナンス方法
梅雨や夏場は湿気がこもりやすく、カバー内に水が溜まりがち。雨の日は乾いた布で拭いた後、必ず外して乾かしましょう。冬は結露対策として風通しの良い場所に保管を。長期休暇中はランドセルごとお手入れを行うタイミングとして最適です。
とくにランドセルの革部分と密着しないよう、こまめな取り外しと乾燥を心がけましょう。
汚れがひどい時の洗い方
軽い汚れは水拭きで落とせますが、頑固な汚れには水で薄めた中性洗剤をタオルに付けて拭き取りましょう。その後は水で洗剤を拭き取り、完全に乾かすのがポイントです。
素材によっては洗剤によって変質するものもあるため、必ず目立たない場所で試してから行ってください。特に多層オレフィン素材はデリケートなので、強く擦るとキズになりやすいため、やさしく扱いましょう。
雨の日の対策とレインカバーの活用法
雨からランドセル全体を守るためには、通常カバーとレインカバーの使い分けが有効です。用途や素材の違い解説していきます。その日の天候などによって合ったカバーを選んでくださいね。
通常のカバーとレインカバーの違い
レインカバーはランドセル全体を覆う構造で、ランドセルのかぶせと本体の隙間から入る雨も防ぐことができ、中身が濡れにくい設計です。
項目 | 通常カバー | レインカバー |
---|---|---|
主な素材 | PVC、多層オレフィン | ナイロンなど |
カバー範囲 | かぶせ部分 | ランドセル全体 |
防水性能 | 生活防水レベル | 雨対策に特化 |
使用シーン | 日常的に使用 | 主に雨天時 |

急な雨でも安心!レインカバーの上手な使い方
レインカバーは、ランドセルの前ポケットに常備しておくのが安心。急な雨に備えて、取り出しやすい場所に収納しましょう。
使用後はしっかり乾かし、再収納時には小さく畳んで、また前ポケットに収納しておくと良いでしょう。
鞄工房山本では、ご購入特典としてレインカバーを同梱してお届けしています。ぜひご使用してくださいね。

ランドセルカバーの種類と特徴
鞄工房山本のカバーはすべて、透明タイプ+縁取りカラーのデザインで、透明タイプのカバーは、デザインを隠さず活かせる点でも人気です。
さらに、反射材付きで安全性にも配慮しています。
直営店や展示会では、実際にランドセルカバーを手にとっていただき、ランドセルとカバーと組み合わせて選んでいただけます。

牛革・人工皮革モデル向けランドセルカバー
ランドセル本体にしっかりフィットするサイズ設計。縁取りのカラーは全8色から選べます。
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コードバンモデル向けランドセルカバー
コードバンの革の特性に合わせて作られた専用カバー。高級感のある革を守りながら、美しさも保ちます。縁取りのカラーは全4色から選べます。
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まとめ|お気に入りの組み合わせで、ランドセルをもっと楽しく
ランドセルカバーは、見た目の楽しさと実用性を兼ね備えたアイテム。正しい選び方とお手入れを知ることで、ランドセルをより長くきれいに使うことができます。
雨の日も晴れの日も、お子さまの大切な相棒として活躍するランドセル。ぜひ、お気に入りのカバーと一緒に、毎日の通学を快適に彩ってみてくださいね。