
ランドセルの収納部・ポケットは、入れるものの大きさや使う頻度に合わせて分けると、毎日の準備や片付けがしやすくなります。教科書やタブレットは大マチ、筆箱や予備用品は小マチ、鍵やGPSなどの小物は前ポケットに入れるのが一例です。
ただし、「ここには必ずこれを入れる」という決まりはありません。お子さまが自分で見つけやすく、取り出しやすい場所を定位置にすることが大切です。
この記事では、ランドセルの収納部・ポケットの種類と用途を解説します。鞄工房山本のThreadsに寄せられた52アカウントの回答をもとに、小マチへ実際に入れているものや、ポケットを使いやすくする収納のコツ、選ぶ際の確認ポイントもご紹介します。
〈この記事でわかること〉
・ ランドセルの収納部・ポケットの種類と用途
・ 大マチ・小マチ・前ポケットに入れるもの
・ パパ・ママに聞いた小マチの実際の使い方
・ ポケットを使いやすくする収納のコツと選び方
ランドセルの収納部・ポケットには何を入れる?
ランドセルの主な収納場所には、大マチ・小マチ・前ポケット・時間割ポケットがあります。大きさや形がそれぞれ異なるため、荷物の種類に合わせて使い分けると、必要なものを見つけやすくなります。

| 収納場所 | 主な役割 | 入れるものの例 |
|---|---|---|
| 大マチ | 大きな教材を収納する中心部分 | 教科書、ノート、A4フラットファイル、タブレット |
| 小マチ | 学用品や予備用品を分けて収納 | 筆箱、連絡袋、マスク、予備の靴下 |
| 前ポケット | 小物や大切なものを収納 | 鍵、GPS、ハンカチ、ティッシュ |
| 時間割ポケット | すぐ確認したい紙類を収納 | 時間割表、予定表 |
実際に入れるものは、お子さまの学年や学校の持ち物、ランドセルのサイズによって変わります。お子さまが無理なく出し入れできるかを確かめながら、ご家庭に合った定位置を決めましょう。
なお、ランドセルの側面に取り付けて収納を補う「サイドポケット」や「サブポケット」と呼ばれる補助収納もあります。使う際の注意点は後半でご紹介します。
大マチ|教科書やタブレットなど大きな荷物

大マチは、ランドセルの中で最も大きな収納部分です。教科書やノート、A4フラットファイル、タブレットなど、毎日持ち運ぶ教材を入れます。
タブレットや厚い教科書などの重いものは、できるだけ背中に近い位置へ入れると、ランドセルの中で動きにくくなります。荷物の重心も身体へ近づくため、背負ったときの安定感につながります。
小マチ|筆箱や予備用品など
小マチは、大マチの前にある比較的薄い収納部分です。筆箱や連絡帳、プリントなど、取り出す機会の多い学用品を大マチと分けて入れられます。
マスクや予備の靴下、雨具など、「もしものとき」に使うものの収納にも活用されています。一方で、小マチの広さや筆箱の形によっては、入れにくかったり、取り出しにくかったりする場合もあるため、無理に押し込まないことが大切です。
前ポケット|鍵やGPSなどの小物
前ポケットは、鍵やGPS、ハンカチ、ティッシュ、予備のマスクなど、小さなものを分けて入れるのに向いています。
鍵やGPSをそのまま入れると、ほかの小物に紛れて見つけにくくなることがあります。ケースやストラップを使い、ポケット内のナスカンなどへ固定しておくと安心です。
登下校に使用するGPSについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。
» ランドセルにGPSは必要?入れる場所や子ども向け端末の選び方を解説
時間割ポケット|時間割表や予定表
時間割ポケットは、ランドセルのかぶせの裏側などに設けられた薄いポケットです。時間割表や予定表など、ランドセルを開いたときにすぐ確認したい紙類を入れます。
厚みのあるものを無理に入れると、ポケットへ負担がかかることがあります。古い時間割表やプリントをためず、学期の変わり目などに中身を整理しましょう。
ランドセルの小マチには何を入れる?Threadsで聞きました

鞄工房山本の公式Threads(@kabankobo_yamamoto)で「ランドセルの小マチには何を入れていますか?」とお聞きしたところ、52人の方から回答が寄せられました。
特に多かったのは、「筆箱」「タオル・ハンカチ類」「マスク」「予備の靴下」です。学用品だけでなく、忘れ物や天候の変化に備える場所としても、小マチが使われていることがわかりました。
調査概要
- 調査主体:鞄工房山本公式Threads(@kabankobo_yamamoto)
- 対象期間:2026年4月21日〜22日
- 回答者数:52アカウント
- 回答形式:自由回答・複数回答あり
- 集計対象:小マチに実際に入れているもの
※複数回答があるため、回答数の合計は回答者数を上回ります。
| 小マチに入れているもの | 回答数 |
|---|---|
| 筆箱 | 15件 |
| タオル・ハンカチ類 | 15件 |
| マスク | 14件 |
| 予備の靴下 | 12件 |
| 給食関連用品 | 8件 |
| 連絡帳・連絡袋・プリント・ファイル類 | 7件 |
| 折りたたみ傘 | 6件 |
| 下着・生理用品 | 5件 |
| 教科書・ノート・下敷き | 5件 |
| タブレット・iPad | 4件 |
| メガネケース | 4件 |
| レインコート・ランドセルカバー | 4件 |
| 手提げバッグ・エコバッグ | 3件 |
| GPS・携帯電話 | 2件 |
| 特に使っていない | 2件 |
※「給食関連用品」は、給食セット、箸、ナフキン、ランチョンマットなど
筆箱など、取り出す機会の多い学用品
「筆箱」は15件と、最も多く挙げられたもののひとつでした。連絡帳やプリント、教科書、タブレットなどを入れているという回答もあります。
大マチには主な教材を入れ、小マチにはすぐに取り出したい学用品を分けることで、荷物を整理しやすくしている様子がうかがえます。
一方で、「筆箱を入れると狭くて取り出しにくかった」「筆箱の形によっては入らない」という声もありました。筆箱と小マチの大きさには相性があるため、実際に入れて確かめると安心です。
マスクや靴下など、もしものときの備え
「タオル・ハンカチ類」は15件、「マスク」は14件、「予備の靴下」は12件でした。雨で濡れたときや、マスク・ハンカチを忘れたときに備えて、小マチへ予備用品を入れているご家庭が見られます。
下着や生理用品を収納しているという回答もありました。衛生用品や着替えは、中身の見えにくいポーチやファスナーケースにまとめておくと、お子さま自身も取り出しやすくなります。
雨具や給食用品など、その日に必要なもの
折りたたみ傘やレインコート、ランドセルカバーなど、天候に合わせて使うものも挙げられました。給食セットや箸、ナフキン、ランチョンマットなどを入れているという回答もあります。
小マチを決まったものの定位置にするだけでなく、雨の日や給食用品が必要な日など、予定に合わせて使い分けているご家庭もあるようです。
一方で、「特に使っていない」という回答も2件ありました。小マチへ必ず何かを入れる必要はなく、お子さまの荷物や使いやすさに合わせることが大切です。
ポケットを使いやすくする収納のコツ

ランドセルの中を使いやすく保つには、入れるものの定位置を決め、小物や濡れたものを分けて収納することが大切です。お子さまが自分で準備しやすい方法を、ご家庭で一緒に考えてみましょう。
入れるものの定位置を決める
筆箱や連絡帳、鍵、GPSなど、毎日使うものは入れる場所を決めておきましょう。いつも同じ場所へ戻すことで、必要なときに見つけやすくなり、忘れ物や紛失の防止にもつながります。
小さなものはケースにまとめる
マスクや靴下、衛生用品などの小さなものは、ポーチやファスナーケースにまとめると、ランドセルの中で散らばりにくくなります。
ケースが大きすぎると小マチや前ポケットへ入れにくくなるため、収納場所に合うサイズを選びましょう。
濡れたものは防水袋へ入れる
使用後の折りたたみ傘やレインコート、濡れたタオルをそのまま入れると、教材やランドセルの内側が濡れる可能性があります。
防水袋へ入れて持ち帰り、帰宅後は早めに取り出して乾かしてください。週末などに中身を確認し、古いプリントや使わなくなった予備用品を整理する習慣も役立ちます。
使いやすいランドセルのポケットを選ぶポイント

ランドセルのポケットは、大きさだけでなく、開き方やマチ、内部の金具によっても使いやすさが変わります。店舗や展示会では、実際に荷物を入れ、お子さま自身が扱いやすいかを確認しましょう。
出し入れしやすい広さや形を確認する
小マチに筆箱や連絡袋が無理なく入るか、前ポケットを開いたときに中身を見渡せるかを確認します。
前ポケットは、ファスナーが側面まで開くL字型や、手前へ広がるマチがあるタイプだと、奥に入った小物も見つけやすくなります。普段使う筆箱やケースに近いものを入れ、お子さまの手で取り出せるか試すとよいでしょう。
鍵やGPSを固定できる金具があるか確認する

鍵やGPSを持たせる場合は、前ポケットの内側にナスカンなどの固定用金具があるか確認しましょう。
ケースやストラップを取り付けた状態で、前ポケットが膨らみすぎず、ファスナーが無理なく閉まることも大切です。
時間割ポケットの素材を確認する
時間割ポケットは、ランドセルを開閉するたびに動く場所です。割れや裂けに配慮された素材か、湿気がこもりにくい仕様かを確認しておくと安心です。
鞄工房山本のポケットに込めた使いやすさ
鞄工房山本では、お子さまが毎日使うことを考え、前ポケットや時間割ポケットの細かな構造にも工夫を重ねています。
見た目からは気づきにくい部分にも、6年間の準備や片付けを支えるためのものづくりが込められています。
約8cm開くL字ファスナー・笹マチを取り入れた前ポケット

鞄工房山本の前ポケットは、ファスナーが側面まで開くL字型です。手前へ約8cm広がるため、中身を見渡しやすく、お子さまはもちろん、大人の手でも物を出し入れしやすくなっています。
この開口部を支えているのが、「笹マチ」と呼ばれる構造です。ファスナーを開けると側面が手前へ広がり、ポケットの奥まで確認しやすくなります。
笹マチは製作に手間のかかる仕様ですが、毎日の小さな使いやすさを大切にするため、丁寧に仕立てています。
鍵やGPSを固定できる前ポケット内のナスカン

前ポケットの内側には、キーケースやGPSケースを取り付けられるナスカンを備えています。
鍵やGPSを固定しておくことで、ポケットの中で迷子になりにくく、必要なときにも見つけやすくなります。外側から見えにくい前ポケットへ収納できる点も、安心感につながります。
割れや蒸れに配慮した時間割ポケット

鞄工房山本の時間割ポケットには、メッシュ素材を採用しています。
従来よく使われてきた透明素材に比べて、割れや裂けに強く、湿気がこもりにくいことが特長です。毎日開閉する部分だからこそ、6年間の使用を見据えた素材を選んでいます。
鞄工房山本ランドセルの使いやすさの工夫については、ぜひこちらのページをご参考にしてください。
» 鞄工房山本ランドセルの使いやすさ
荷物が多い日はサイドポケットで収納を補う

教科書やタブレット、給食用品などでランドセルの中がいっぱいになる日は、側面へ取り付けるサイドポケットなどの補助収納を使う方法もあります。
入れられるものや取り付け方は商品によって異なるため、ランドセルに対応しているか、重さに無理がないかを確認しましょう。学校によっては、補助収納の使用方法に決まりが設けられている場合もあります。
また、ランドセルの側面に多くのものを掛けたり、大きな荷物を取り付けたりすると、歩くときのバランスが崩れやすくなります。周囲のものや自転車などに引っかかる可能性もあるため、必要なものに絞って使うことが大切です。
荷物が多い日に役立つランドセルのサブバッグについては、こちらの記事もご参考にしてください。
» ランドセルのサブバッグは必要?小学校低学年の“手ぶら登校”に便利な補助バッグの選び方
ランドセルのポケットに関するよくある質問

小マチを使わなくても問題ありませんか?
小マチを必ず使う必要はありません。Threadsの回答にも「特に使っていない」という例がありました。
お子さまが大マチや前ポケットの方を使いやすいと感じる場合は、無理に役割を分けず、毎日の準備がしやすい収納方法を選びましょう。
濡れた折りたたみ傘を小マチに入れてもよいですか?
濡れた折りたたみ傘をそのまま入れると、教科書やランドセルの内側が濡れる可能性があります。
防水性のあるケースや袋へ入れ、帰宅後は早めに取り出して乾かしてください。
GPSや携帯電話を入れる前に確認することはありますか?
GPSや携帯電話の持ち込みルールは学校によって異なるため、事前に確認が必要です。
持ち込みが認められている場合は、外から見えにくい前ポケットへ入れ、ケースやナスカンで固定すると紛失を防ぎやすくなります。端末を入れた状態で、ファスナーが無理なく閉まることも確かめましょう。
まとめ|入れるものに合わせてポケットを使い分けよう

ランドセルには、大マチ・小マチ・前ポケット・時間割ポケットがあり、それぞれの形や大きさに合わせて荷物を分けると、毎日の準備や片付けがしやすくなります。
大マチには教科書やタブレット、小マチには筆箱や予備用品、前ポケットには鍵やGPSなどを入れるのが一例です。ただし、収納方法に決まりがあるわけではありません。お子さまが自分で見つけやすく、取り出しやすい場所を定位置にしましょう。
小学校の6年間では、学年が上がるにつれて必要な持ち物も変わります。お子さまの成長や学校生活に合わせながら、ときどきご家族でランドセルの中を見直してみてください。






