ランドセルを正しく背負うために…様々な検証を経て設計された究極のフィッティング

素材・つくりの良さ

背中のどの位置にランドセルが来る事が、子どもにとって正しい背負い方なのか。 肩ベルトの金具の形状や取り付け位置にこだわる事で、成長しても子どもの体に負荷を少なくするための快適性や安全面も考えた工夫が凝らされたランドセル。

すべての子どもがランドセルを正しい姿勢で背負うために

子どもの成長において、ランドセルによる負荷を心配する親も多いであろう。 ランドセルの重心が下になればうしろに引っ張られてしまう。その力に逆らうために、前傾姿勢になる事で首や背中、そして腰への負担が増してしまう。 骨や筋肉の成長期である小学生がこのような無理な姿勢を続ける事による悪影響は計り知れない。 だから、鞄工房山本のランドセルは、肩ベルトの取り付け位置がかなり上の位置に来るようにつくられている。
肩ベルトの取り付け位置が上だから背中にぴったり。

肩ベルトの取り付け位置が上だから背中にぴったり。

そして、背中のカーブに合うようにしっかりと密着しているのも写真からわかるだろう。 肩ベルトがうまく引っ張ってくれているからだけではない。背中の部分にも子ども想いの設計がいっぱい。 金具をよりフラットに仕上げる事で背中とランドセルの距離を縮め、硬さの違う2種類のウレタンフォームとソフト牛革、または人工皮革で通気性を保ちながら背中にぴったりとフィット。 そして、肩ベルトの取り付け金具は左右独立してスライドするのも特徴的。季節による服の厚みの違いや、普段の動きで左右のバランスが違う事も。そんなときにランドセル自体の重心が大きくずれる事でけがをすることのないよう、成長に合わせた調整が出来る思いやり設計。
肩ベルトの取り付け位置は情報にしてあるのがこだわり。

金具がスウィングする。

ランドセルの本体そのものの型くずれが無いようにつくられているから、どこに重心がくるのかはわかっている。そして、毎日のように重い物を背負った時の重心の考え方も重要になってくる。 もちろん、成長にあわせた肩ベルトの調整も重要だが、変える事の出来ない金具や背当て部分をどう設計するのかはより重要な要素になる。研究熱心な鞄工房山本でつくられたランドセルは、様々な検証を行なった結果である。 まっすぐな姿勢で登下校する事。それが使う子どもの成長のため。6年間とその先を考えぬいたデザインである。

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