たまに、お客様から「人工皮革製品のほうが革のランドセルより強く、型崩れしにくいのではないのですか?」 というご質問を受けますが、ランドセル用の革は、一般的な柔らかくなめした革と違い、 コンビネーションなめし(クロムなめしの後、タンニンで再なめしを行う)とガラス張り乾燥により、 型崩れしにくい、堅牢な製品革に仕上げられています。人工皮革は素材に腰がなく、柔らかいためランドセルを造る上では、非常に加工しやすいのですが製品になると革に比べて型崩れしやすく、耐久性は劣ります。 しかし、ここ近年軽くて破れず、腰のある良い副資材(内側に使用している芯材)が開発され、人工皮革ランドセルもよほどの粗悪品でない限り極端な型崩れはないでしょう。
ランドセルの耐久性を問われるポイントのひとつに大マチの反りがあります。軽く柔らかい芯材を使えばランドセルは軽く仕上げられますが、おのずと大マチが反り、型崩れしてしまいます。反った大マチがかぶせの幅より外に出ているというのはいただけません。鞄工房山本では、より改良を重ね、大マチ幅が標準寸法である10〜11cmより広い11.5cm幅にもかかわらず卒業までほとんど反りのない状態です。大マチ部分だけでなくいくつかの使用写真でもご覧いただけるように子どもが背負って6年間持つため、スリ傷などはあるもののランドセル全体の型くずれや極度な痛みはなく、購入時とほとんど変わらない状態で卒業までご使用いただけます。





- 現在、大学3年の工房主の長男一暢君と大学2年の次男晴之君が6年間使用した紺色のツヤ有のランドセルです。12〜13年前に製造したもので、当時はまだ黒・赤が主流でツヤ消しタイプの素材もなく高さも2cm低いです。また、紺色で丈夫な付属用の人工皮革が無かったためですが、現在は子どもの6年間の使用に、充分耐えうる素材ができ、このようなことはありません。…しかし、右側の晴之君のランドセルは一暢君のに比べ、少し痛みがひどいかな…。工房主いわく、この息子たちのランドセルは少し大マチのソリがあるが現在大マチに内蔵している芯材と仕立て方は、より改良を重ねたもので6年間使用してもほとんど型くずれしません。2人が小学校卒業後はずっと店舗にあり、ご来店されるお客様にご覧頂いています。

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工房主の愛娘、現在中学校1年生の真由楓ちゃん。お気に入りのハートステッチ入りのランドセルはスリ傷などはあるものの入学時とほとんど変わりません。販売シーズン中の土日祝日はこの真由楓ちゃんのランドセルもお客様の説明用で店舗にあることが多いです。












































