鞄工房山本がオーダーメイドランドセルを生産しない理由

オリジナルデザイン

積み木のようなランドセル

鞄工房山本ではオーダーメイドランドセルを今は生産していない。なぜなら、デザインとして確たる方向性を打ち出しつつ、絶対の自信を持った技術と素材でランドセルを提供しているからだ。 「時間が経っても飽きのこないランドセル」 この結論に至ったのは、オーダーメイドランドセルをつくっていた時の様々な経験があるからである。 「かぶせやベルトなど、パーツそれぞれが違う色のご依頼がその当時ありました。」と振り返るのは常務。 お客様の求めるデザインのランドセルをつくることが最善だと考えていた時代だ。派手、かわいい、かっこいい、目立つこと。入学した時には誰よりも注目を浴びるであろう。 しかし、様々な子どもたちの声を聞いていくうちに、成長していくに連れて恥ずかしさを覚えるようになっていったという。親の自己満足でもある、という声も聞く。 そうするとランドセルへの愛着が薄れていき、6年間大切に使ってすらくれなくなる。親の気持ちも、子どもの気持ちも醒めてしまう、と言う訳だ。 それが悪い訳ではないが、鞄工房山本が大切にしたいことは「6年間、愛着を持って大切に使ってもらえるランドセル」。 だからこそ、長い目で見たランドセルづくりを心がけているのだ。

飽きのこないもの

奇抜なデザインは大抵飽きられる。だからなるべくシンプルなデザインとしているのが鞄工房山本のランドセルだ。 しかし、オーダーメイドランドセルに寄せられたリクエストで今も生き続けているものがある。アクセントとして使われているモチーフやステッチのデザインだ。 鞄工房山本らしさが表現されているのである。 「ランドセル全体の統一美」 ピンクのランドセルに色違いのピンクのステッチ、ネイビーのランドセルにライトブルーのアクセント。 派手ではなく、大人がまねしたい色使いがランドセルにも施されている。高学年になれば微妙な年頃。そんな子どもたちを想いつつも、育てる親の気持ちも考えたランドセルなのだ。

このページをシェアする

関連記事